樋口一葉小説集 の商品レビュー
正直にぶっちゃける。 やっぱり文語作品は読んでもまったく内容がわからず、読んでみたものの2割も理解が及ばない…!しかし日本語の美しさは伝わってきて、意味が分からずとも読むのが苦ではなかった。 注釈も丁寧で、これから一葉を読みたいという方に本書はおすすめだ。 巻末の解説を読んでなる...
正直にぶっちゃける。 やっぱり文語作品は読んでもまったく内容がわからず、読んでみたものの2割も理解が及ばない…!しかし日本語の美しさは伝わってきて、意味が分からずとも読むのが苦ではなかった。 注釈も丁寧で、これから一葉を読みたいという方に本書はおすすめだ。 巻末の解説を読んでなるほど、こういう話だったのか、理解ができれば感動もひとしおだっただろうと思った。 どうやったら文語頭に入ってくるようになるかなー勉強しかないか。 ただただ、その美しさと時折挟まれるどきりとさせられる表現を楽しんだのみであったが、一読もせずにいるよりは読んでみて良かったと思う。 以下備忘録がてら目次をば。 大つごもり ゆく雲 うつせみ にごりえ 十三夜 わかれ道 たけくらべ われから 闇桜 やみ夜 その他解説など
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久しぶりの文語の文章。樋口一葉の物語は一枚の絵みたい。絵は見る人の見方次第でその絵がどの色にもなりうるが、一葉の作品も見る人よって色が変わってくる。
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薄幸のこころ優しいうつくしいひとが多く登場する印象。 流れるような、豊かな文章にひきこまれる。わかれ道とたけくらべがとりわけ好き。
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