ぬしさまへ の商品レビュー
「死に損ないの若旦那…
「死に損ないの若旦那と愉快な妖(あやかし)たち」の第2弾で、6編からなる短編集。前作の長編「しゃばけ」も良かったですが、こちらも良かったです。それぞれの短編における謎かけも魅力的だし、妖を使いながら解決する様も面白いし、最後の落ちも見事でした。お気に入りは「仁吉の思い人」。切ない...
「死に損ないの若旦那と愉快な妖(あやかし)たち」の第2弾で、6編からなる短編集。前作の長編「しゃばけ」も良かったですが、こちらも良かったです。それぞれの短編における謎かけも魅力的だし、妖を使いながら解決する様も面白いし、最後の落ちも見事でした。お気に入りは「仁吉の思い人」。切ない恋物語でありながらも、最後のひとひねりにも吃驚。
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1作目「しゃばけ」か…
1作目「しゃばけ」から続く、なさぬ仲の兄・松之助と初めて名乗りあえた「空のビードロ」が好きです。シリーズの魅力である妖怪たちの出番は少ないですが、兄と弟それぞれの優しい思いやりがポイント。「仁吉の思い人」では、妖怪番頭の一途な恋が描かれています。なんでこんなに若だんなに尽くせるの...
1作目「しゃばけ」から続く、なさぬ仲の兄・松之助と初めて名乗りあえた「空のビードロ」が好きです。シリーズの魅力である妖怪たちの出番は少ないですが、兄と弟それぞれの優しい思いやりがポイント。「仁吉の思い人」では、妖怪番頭の一途な恋が描かれています。なんでこんなに若だんなに尽くせるのか、けなげな仁吉の秘密が明かされます。ちょっぴりシニカルな「栄吉の菓子」もオススメ。
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前作『しゃばけ』に続…
前作『しゃばけ』に続くシリーズ第二弾。 「ぬしさまへ」「栄吉の菓子」「空のビードロ」「四布の布団」「仁吉の思い人」「虹を見し事」の六編からなる。 短編なので読みやすい。
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前回の長編が好きだっ…
前回の長編が好きだったので、短編はイマイチな気がしましたが(私は)、そのぶんサイドストーリー要素が強かったです。読みやすさはあると思います。ヤナリが可愛くて仕方ないです。一匹でいいから若だんなにわけてほしいです(笑)
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病弱な若だんなと個性…
病弱な若だんなと個性的な妖怪たちが活躍する『しゃばけ』の続編。こちらは短編集で、ほんわかと心温まる人情話あり、ぞくりと怖くなる話ありでわくわくしながら読める。
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ますます目が離せない!
6つの短篇がおさめられた「しゃばけ」シリーズ第2弾。病弱な若だんなと「あやかし」たちが奏でる物語は、どこか切なく愛しい。人ならざるものたちも各々の個性(?)を発揮し始めて、ますます目が離せない!
midori
読みさしの本が分厚かったので、入院のお供に適当にポイッと突っ込んだ一冊。はからずも短編で構成されていたため、産後にはとてもちょうど良かった。 妖の存在が当たり前の生活を送る、江戸の廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の若だんな・一太郎を中心に描かれる大小様々な事件譚。前作『しゃばけ』読了か...
読みさしの本が分厚かったので、入院のお供に適当にポイッと突っ込んだ一冊。はからずも短編で構成されていたため、産後にはとてもちょうど良かった。 妖の存在が当たり前の生活を送る、江戸の廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の若だんな・一太郎を中心に描かれる大小様々な事件譚。前作『しゃばけ』読了から時間を隔ててしまったけれど、各話冒頭などで登場人物の説明がさらりと挿し込まれていて、違和感なく世界に没入することができた。 手代の佐助・仁吉の圧倒的魅力はもちろんのこと、一太郎のキャラクターの魅力度がより増した一冊だったと思う。『ぬしさまへ』『栄吉の菓子』『四布の布団』は鋭い洞察力が光り、探偵役として着地へと出来事を導く一方、『虹を見し事』では身体の弱い後継ぎとして不安に悩む内面の吐露と、自分の置かれた立場への覚悟との揺れが描かれる。解説でも述べられていたが、周囲に甘やかされながらもそこに甘んじない一太郎こそが、この物語を鮮やかにしているんだろうなあ。 異母兄・松之助や仁吉の短編も「しゃばけ」世界の奥行きが増してきて印象深かった。この先もまったり読み進めていきたいと感じている。
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シリーズ2作目は短編集ですが、なかなかに面白い。 仁吉の想い人がわかったのは良かったが、寂しくてため息です。 江戸の日常が分かるともっと面白くなりそうです。 きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。 おまけに難事件もめいっぱい。 幼なじみの栄...
シリーズ2作目は短編集ですが、なかなかに面白い。 仁吉の想い人がわかったのは良かったが、寂しくてため息です。 江戸の日常が分かるともっと面白くなりそうです。 きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。 おまけに難事件もめいっぱい。 幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり……。 でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。 ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。 ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。 【シリーズご案内】 お江戸は日本橋。大店・長崎屋の一人息子である若だんなこと一太郎には秘密があった。 大妖の血を引く彼には、鳴家や猫又といった妖(あやかし)が見えるのだ。 しかも若だんなを支える手代、仁吉と佐助も、その正体は人ではなく妖なのである! そんな病弱だけど、心優しく頭のきれる若だんなが、妖たちとともにお江戸の難事件を解決。 読めば気持ちがほっこりすること間違いなし、累計840万部突破の人気シリーズ「しゃばけ」の世界へようこそ!
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『空のビードロ』がおもしろかった、というかじーんとした。前回のお話で出てきていた一太郎のお兄さん松之助。こんな境遇にいたとは、びっくり。一太郎と再会できて良かった。いい人そうなので幸せになってほしい。 『虹を見し事』は切ないお話。時代こそ違えど、理不尽な事件に巻き込まれたり、想い...
『空のビードロ』がおもしろかった、というかじーんとした。前回のお話で出てきていた一太郎のお兄さん松之助。こんな境遇にいたとは、びっくり。一太郎と再会できて良かった。いい人そうなので幸せになってほしい。 『虹を見し事』は切ないお話。時代こそ違えど、理不尽な事件に巻き込まれたり、想い人がいたり、というのは共通なんだなあと思った。 『仁吉の思い人』は、最後の最後に、あらあらそうだったの!という感じ。 『しゃばけ』ほど、がつーんとは来なかったけど、やはり読みやすく、妖たちがかわいいと思ってしまうこのシリーズ。
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ひ弱な体やとんちんかんな会話に振り回される、なんだか今の自分じゃないか(^_^;)祖父母、栄吉、徐々に生い立ちが分かってくる。短編集になった「ぬしさまへ、栄吉の菓子、空のビードロ、四布の布団、仁吉の思い人、虹を見し事」
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