使える!確率的思考 の商品レビュー
[ 内容 ] ギャンブル、天気予報、ビジネスから人間関係まで、この世は不確かな事柄でいっぱいだ。 私たちは、偶然に翻弄されながら、可能性の高さを見積もったり比較したりして、自らの行動を決断せねばならない。 では、賢く適切な選択をするにはどうすればよいか? そこで強い味方となるのが...
[ 内容 ] ギャンブル、天気予報、ビジネスから人間関係まで、この世は不確かな事柄でいっぱいだ。 私たちは、偶然に翻弄されながら、可能性の高さを見積もったり比較したりして、自らの行動を決断せねばならない。 では、賢く適切な選択をするにはどうすればよいか? そこで強い味方となるのが「確率的思考」である。 本書は、数字の苦手なわれらにも腑に落ちる平明な語り口で、確率のテクニックを駆使して考える術を伝授する。 ツキの正体、統計数字のからくり、人づきあいやビジネスでの意思決定法など、魅力に富んだ事例満載で愉快に学べる一冊。 [ 目次 ] 1 世界は不確実性に満ちている(ツキに法則ってあるの? 確率法則ってなに? 確率だって使いよう) 2 データの眺め方ひとつで世界は変わる(統計も見方ひとつでとっても面白い 標準偏差で統計の極意をつかむ 確率の日常感覚はゆがんでいる) 3 確率と意思決定(ビジネスに役立つベイズ推定 人は、観測できない世界を見落とす 真似することには合理性がある) 不確実性下における選択の正しさとは何か [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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最初はわかりやすかったのだが、後半にいくにしたがって徐々に専門性が増し、わかりづらくなった。最終的に読みきれなかったが、標準偏差の説明あたりは非常にわかりやすかった。参考書的な本ではなく、現実の場面で確率論をどう使うことができるのかを説明しており、そこが面白いところだった。
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著者のあとがきによると、「確率的発想法」と同時期に書かれた本だそうで、こちらの方は数式も出ず一般向け。ややくだけた書き方を試みたようだが、ちょっとスベり気味で説明不足な点も多い。記述統計についての記載が半分程度で、意志決定などについては後半が充てられており、スペースもやや不十分。...
著者のあとがきによると、「確率的発想法」と同時期に書かれた本だそうで、こちらの方は数式も出ず一般向け。ややくだけた書き方を試みたようだが、ちょっとスベり気味で説明不足な点も多い。記述統計についての記載が半分程度で、意志決定などについては後半が充てられており、スペースもやや不十分。が、「成功の確率が90%の手術」について、「合理的な選択」と「正しい選択」の問題として解説するなど、本書を読むことでまた、ものの見方がクリアになった気がする。「投資にとって重要な指標は「平均値」であり、投機にとって重要なのは「SD」である」というような書き方もよい。
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確率というものにフォーカスし日ごろの生活において確率がどれほど有用か、を書いた一冊。確率ってとりあえず学校でやったけど、意味不明!って人でも非常に読みやすい。例え話が非常に分かりやすく、語調も非常に柔らかい。一方で、厳密性が崩壊するほど崩れてはいない。 最初は確率って何よ...
確率というものにフォーカスし日ごろの生活において確率がどれほど有用か、を書いた一冊。確率ってとりあえず学校でやったけど、意味不明!って人でも非常に読みやすい。例え話が非常に分かりやすく、語調も非常に柔らかい。一方で、厳密性が崩壊するほど崩れてはいない。 最初は確率って何よ?から始まる。続いて確率において難しい・応用先が大きいものについての記述が始まる。移動平均・標準偏差・期待値など。教科書で読むと無味乾燥な、何のために存在するのか分からない用語に血が通っていく。そんな感じを受けるだろう。続いて、さらなる応用先、例えばベイズ推定やら意思決定理論。応用数学としての確率のカバー範囲の広さ・実世界での応用という意味でのリンクの多さを感じさせる。 確率が分からなくても、どれだけ普段確率の恩恵を受けているのか、どれ位面白いものなのか?が分かる非常に良い本。
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[第3刷]2005年12月15日 −確率的思考は、誰もが意識しないまま日常的に用いている− 確立・統計についての読み物的ではあるが秀逸な解説書である。 とくにベイズ推定の解説は絶品! 難しい計算式は一切なく、しかも文章が面白いので、 頭が疲れたときに小島先生の本は最適です。
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2009年4月に借りた。 小島寛之さんの本はよく読んでいるが、 新書系の本としては一番読みやすく感じた。 身近な例と共に、確率的に数値で判断基準を与えてくれる。
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確率を使って、自然や社会をどう見るかというコンセプトの本 確率の本とは言ってるが、統計学の方がメインになってる PとかCなどの高校確率の知識は全く無くても、スラスラ読めます ベイズ推定に興味を持ったので、大学生のうちに統計学を体系立てて勉強しようかと思ったり。。。 気にな...
確率を使って、自然や社会をどう見るかというコンセプトの本 確率の本とは言ってるが、統計学の方がメインになってる PとかCなどの高校確率の知識は全く無くても、スラスラ読めます ベイズ推定に興味を持ったので、大学生のうちに統計学を体系立てて勉強しようかと思ったり。。。 気になったワード・・・完全な乱数をつくるのは難しい、ブラウン運動:フラクタル性、マルチンゲール、モンテカルロ法、移動平均、幾何分布
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これは、新書で軽く読めますし、内容も面白かったと思います。 特に、内容を小難しく「統計入門的」ではなく、実社会のケースに落とし込んで、 「〜な場面で・・・な風に役に立っている」といった感じで、非常に分かりやすく 述べているが良かったのかもしれません。 そして要約すると、第一部で...
これは、新書で軽く読めますし、内容も面白かったと思います。 特に、内容を小難しく「統計入門的」ではなく、実社会のケースに落とし込んで、 「〜な場面で・・・な風に役に立っている」といった感じで、非常に分かりやすく 述べているが良かったのかもしれません。 そして要約すると、第一部では結局全ての経済行動は賭け事であるという主張から始まり、 確率法則とは?確率も使いようで終わり、第二部では統計のおもしろさと標準偏差と幾何分布 の優しい説明、第三部ではベイズ理論の説明、観測できない世界と真似の有益性、第四部では 選択の正しさとは?についてって感じです。 個人的に、評価できたポイント(おもしろかった点)は 1.標準偏差・幾何分布・SDの部分 2.ベイズ理論について 3.事例意志ベース決定論について の3つですね。上記以外でも、色々な確率の理論が掲載され説明されているので、 結構刺激にはなると思います。 また、最後の「選択の正しさとは?」の部分は、行動経済学に繋がる部分でもありますね。 つまり、結局は感情や人の主観でそれぞれの選択が成されており、それによって経済や世界が 構築されているって事です。また、村上龍氏の言葉が引用されていますが、これはなかなか 深いところを突いていると筆者同様、私自身も読んでいて思いました。 結局、選択しているようで、選択をしない選択をしていると考える。これは、なかなか 難しいですが、おもしろいです。そういった立場で、物事を俯瞰してみると、また今までとは 違った物の考え方を会得出来るかもしれませんね。 確率について初心者であるならお薦めです。
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【目的】 【引用】 【感じたこと】 「働きアリ・怠けアリ」をモデルに。 【学んだこと】 真似をすることには合理性がある。
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頭を切り替えて読みましょう! 日常のあらゆるところに確立は存在します。そんなところに気づかせてくれる本です。意外な発見があるかも!?
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