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夢みるピーターの七つの冒険 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2017/07/29

短編集7編 子供の想像の力をとても魅力的に伝えて,また大人の気持ちもあるがままに描いている.特にどちらもいれかわるという点では同じ構造なのだが「ネコ」と「赤ちゃん」が面白かった.

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2016/07/25

10歳の男の子、ピーターの白昼夢。 7話すべて素敵。 心が軽くなる子どもの視点でのお話の中に、皮肉、風刺、ちょっとフィロソフィカルなタッチもある。 忙しい日々の合間にちょっと開けば、 子どもの頃のあのワクワク、思い出せるかも。 ぜひ原書でも読みたい一冊。

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2014/06/25

子どもの頃、外の景色を見ながら空想の世界を広げていることはなかったですか?はたから見るとぼんやりしているようですが、風景から想像がふくらみ現実ばなれの世界が広がっていた・・・。本書は想像の世界を楽しむあまり、失敗もし思わず笑ってしまうピーターの冒険話。主人公にはしっかり者の妹がい...

子どもの頃、外の景色を見ながら空想の世界を広げていることはなかったですか?はたから見るとぼんやりしているようですが、風景から想像がふくらみ現実ばなれの世界が広がっていた・・・。本書は想像の世界を楽しむあまり、失敗もし思わず笑ってしまうピーターの冒険話。主人公にはしっかり者の妹がいてこのコントラストがまたいい。

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2013/03/18

セメント・ガーデンに魅せられて手を伸ばすイアン・マキューアンの小説。 なかなかかわいらしいというか、セメント・ガーデンとは全然ベクトルの違う物語。ひとつひとつの話が子供の想像の世界とはいえ結構エグイというか、なかなか大人でもここまでの思考にはたどり着けないような深ーい考え方とい...

セメント・ガーデンに魅せられて手を伸ばすイアン・マキューアンの小説。 なかなかかわいらしいというか、セメント・ガーデンとは全然ベクトルの違う物語。ひとつひとつの話が子供の想像の世界とはいえ結構エグイというか、なかなか大人でもここまでの思考にはたどり着けないような深ーい考え方というか、ピーター君、君はどんだけ頭の回転が速いんだい?とツッコミたくなるような感触。でも、とても面白かった。 お薦めは第二章の「ネコ」

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2012/07/25

一人でいることが多く、空想が好きなため難しい子供と言われるピーター。彼が日常生活の中で想像した、ちょっとした冒険を描いています。空想の世界に行くだけではありません。現実の中で、これは想像に過ぎないんだと気がつくこともあります。逆に想像がいずれ現実になるであろうというパターンもあり...

一人でいることが多く、空想が好きなため難しい子供と言われるピーター。彼が日常生活の中で想像した、ちょっとした冒険を描いています。空想の世界に行くだけではありません。現実の中で、これは想像に過ぎないんだと気がつくこともあります。逆に想像がいずれ現実になるであろうというパターンもあります。妄想が過ぎて失敗することもあるけれど、現実に対処するのに役立ってたりもするんですよね。 さて、すっかり現実からの逃避行にしか想像力を使わない大人になってしまった今、この作品を読んで少々めげてしまいました。例えば腕がとれてしまうとか、皮膚についているファスナーを下ろすとか、いらん常識が邪魔をしてグロテスクに感じる。空想の世界の話だって分かってるのに、どこかでひっかかってしまうんです。ろくな想像力を養えてないなと、自分にため息が出ました。

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2011/10/29

妄想好きの私には、とても楽しめる本でした。 主人公ピーターの頭の中での物語が7つ描かれています。 ピーターの想像力は素晴らしく、読んでいて映像が頭の中に浮かんできて 本を読んでいるのに、一緒に夢を見ているような感覚をうけました。 それに、昔確かに感じていた、子供の頃の世界を思い...

妄想好きの私には、とても楽しめる本でした。 主人公ピーターの頭の中での物語が7つ描かれています。 ピーターの想像力は素晴らしく、読んでいて映像が頭の中に浮かんできて 本を読んでいるのに、一緒に夢を見ているような感覚をうけました。 それに、昔確かに感じていた、子供の頃の世界を思い出させてくれます。 夢、空想、妄想、表現はいろいろあるけれど、頭の中で自由な世界が展開すれば、それだけで人よりちょっと豊かな、楽しい時間を過ごすことができると思う。 子供の自由な発想を一緒に楽しめる人であればとても楽しめる本だと思います。 個人的には第六章の「赤ちゃん」が好き。 あんな風に他人を経験できればなぁ・・・

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2009/10/07

ぼく、夢をみているんだろうか、それとも・・。空想少年ピーターのスリリングでちょっぴりせつない秘密の冒険。ブッカー賞作家が、子供と、むかし子供だったすべての人に贈るとっておきの物語。

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2010/03/03

ピーターが体験する不思議の数々。なかでも、「赤ちゃん」が素晴らしい。‘この食べ物はあんまりおいしいものですから、それが髪の毛や手や顔や胸にくっついていることを、ピーターは誇りに思いました’ 卵やバナナのおいしさ、水浴びの楽しさ―赤ん坊が見ているであろう世界、体験しているであろう事...

ピーターが体験する不思議の数々。なかでも、「赤ちゃん」が素晴らしい。‘この食べ物はあんまりおいしいものですから、それが髪の毛や手や顔や胸にくっついていることを、ピーターは誇りに思いました’ 卵やバナナのおいしさ、水浴びの楽しさ―赤ん坊が見ているであろう世界、体験しているであろう事共を、鮮やかに描き出している。

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2009/10/04

ピーターが空想好きなことを最初に本の中で説明してから、ピーターの空想の翼を広げていて、面白かった。猫と自分がぬいぐるみみたいに魂だけ交換してみたり、大人になったり、消えてみたり、あとは赤ちゃんになってみたり、ほかのものになる感覚というのを教えられた本だった。子供のような純粋な気持...

ピーターが空想好きなことを最初に本の中で説明してから、ピーターの空想の翼を広げていて、面白かった。猫と自分がぬいぐるみみたいに魂だけ交換してみたり、大人になったり、消えてみたり、あとは赤ちゃんになってみたり、ほかのものになる感覚というのを教えられた本だった。子供のような純粋な気持ちになれた

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