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将棋界の事件簿 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2024/06/14

現代の品行方正でお行儀の良い若い棋士たちとは趣きがかなり違う、言わば破天荒な、まさに勝負師、といった生き様の昭和の棋士たちの逸話を読んだり聞いたりするのが好き。 本書はまさにその時代、大山康晴、升田幸三というレジェンド、二大巨頭時代から、後に斯界を席巻する羽生世代が登場してくる...

現代の品行方正でお行儀の良い若い棋士たちとは趣きがかなり違う、言わば破天荒な、まさに勝負師、といった生き様の昭和の棋士たちの逸話を読んだり聞いたりするのが好き。 本書はまさにその時代、大山康晴、升田幸三というレジェンド、二大巨頭時代から、後に斯界を席巻する羽生世代が登場してくるまでの、古き良き(良き?)将棋界の表側裏側を、実際にその場で見聞きしていた当事者でもある田丸昇九段が絶妙な語り口で綴る。 しかしこの本も出版されてから既に20年余。 あの頃はまだ夢物語と思われていたような、AI、つまりコンピュータソフトが、文字どおり神様と崇められていたプロ棋士の実力を超えてしまう世界、対局室にIT機器の持ち込み禁止、まさかのカンニング問題や羽生七冠以上にタイトル独占するような棋士の出現など、当時は冗談でもあり得なかったようなことが現実となっている今、隔世の感がありますなあ。

Posted byブクログ

2023/04/04

元将棋連盟理事による裏話集。大山・升田から羽生世代にかけてがカバーされている。新聞社との契約金をめぐる交渉や将棋会館建設をめぐる棋士間の対立など、色んな話が実名付きで書かれていることに驚いた。

Posted byブクログ

2018/10/23

最近、名人戦の主催新聞社をめぐる契約金問題で紙面を賑やかさせた将棋会。この手の問題は昔からあり、なかなか一筋縄ではいかない奥深い問題であることが良く分かりました。

Posted byブクログ