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信長の棺 の商品レビュー

3.6

90件のお客様レビュー

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2009/10/04

日本史最大の謎は、やはり「信長の死」だと勝手に思っている。これはもうミステリの題材にしても良いし、SFの題材にしても良い。万能包丁の如く扱われるのが、この「信長の死」である。本書は、この万能包丁で「祇園であまり流行っていない小料理屋の料理」を再現したようなものだと、勝手に思ってい...

日本史最大の謎は、やはり「信長の死」だと勝手に思っている。これはもうミステリの題材にしても良いし、SFの題材にしても良い。万能包丁の如く扱われるのが、この「信長の死」である。本書は、この万能包丁で「祇園であまり流行っていない小料理屋の料理」を再現したようなものだと、勝手に思っている。結末があまりに面白くない。が、途中までは面白い。途中までは。よって☆3つ。

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2009/10/04

組み立ても、進め方も問題なし。歴史に興味なくても、サスペンスとして楽しめるかも。 惜しむらくは中盤で無理やりなこじつけが目立つこと。 まあしょうがないところだとは思うんだけど、歴史モノだけに上手く史実を利用してつなげてほしかった。

Posted byブクログ

2009/10/04

信長がどこに消えたのか? タイトルと表装がなかなか凝っていて、期待感大。 詠んでみて、ミステリーと言うよりは歴史小説かな。 エンターテイメント性は少々足りないかもねえ。 私が日本史があまり得意じゃないからかもしれない・・・ 本能寺の変あたりをちょっと勉強しなおそう・・・

Posted byブクログ

2009/10/04

信長の側近、大田牛一が本能寺の変で見つからなかった信長の遺骨を探す。秀吉が毛利との戦中に、いち早く、戻り光秀を討った事、その直後、近衛前久が秀吉に追われ家康にかくまってもらっていた。信長の伝記作成を秀吉から金30枚で依頼。秀吉の体臭の臭さ。話は桶狭間の合戦の以降から。桶狭間の情報...

信長の側近、大田牛一が本能寺の変で見つからなかった信長の遺骨を探す。秀吉が毛利との戦中に、いち早く、戻り光秀を討った事、その直後、近衛前久が秀吉に追われ家康にかくまってもらっていた。信長の伝記作成を秀吉から金30枚で依頼。秀吉の体臭の臭さ。話は桶狭間の合戦の以降から。桶狭間の情報収集で遊郭へ。「そなたには、もはや、かように女を愛でる力は残っていまい。のう大閣、のう秀吉」完成後の写本中に首巻として差し込む。 今川へ和議申し込みした所を秀吉の出身地の丹波者が奇襲していた事が最後にわかる。信長が暦を西洋に習い統一したく天皇に安土城の天守閣から星を見せたかった。1582年はユリウス暦が廃止,グレゴリオ暦開始の年。誤解した近衛前久に唆されたのは光秀。謀反直前に読んだ句も、秀吉の圧力で一文字変えられ都合よく解釈。コンフェイト(コンペイトウ)は日本で作れるようになったのは100年後。毎年、数粒食べる。代書屋源兵衛が連れてきた楓は忍は牛一の子を身篭る。阿弥陀寺の清玉(信長の腹違いの兄弟)を師とし、元キリシタンの叶屋権兵衛。寺は信長の政策で見放される。 本能寺と南蛮寺の抜け穴を発見。本能寺の変、当日。抜け穴が塞がれているのを発見。塞ぎ方から秀吉の仕業。信長と欄丸の遺骨は阿弥陀寺の無縁仏の遺体の下に深く埋められるが目印がなくなり見つからなかった。牛一が信長から預かった金は寺の修復費用として渡す。

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2009/10/04

信長を取り巻く秀吉、光秀、果ては公家から僧侶にいたるまで、それぞれの思惑や敵対関係に惹かれて一気に読んでしまった。ミステリよりも戦国時代小説として捉えたほうが、この作品の面白さが実感できると思う。牛一と共に探し続けた十六年の出来事が、一大絵巻のように脳裏に烙印された感じがする。私...

信長を取り巻く秀吉、光秀、果ては公家から僧侶にいたるまで、それぞれの思惑や敵対関係に惹かれて一気に読んでしまった。ミステリよりも戦国時代小説として捉えたほうが、この作品の面白さが実感できると思う。牛一と共に探し続けた十六年の出来事が、一大絵巻のように脳裏に烙印された感じがする。私は教科書で教えられた史実は半分しか信用していない。なので、本作品のように新解釈を次々と突きつけられる展開には、何度も目から鱗が落ちた。戦国時代とは、何と過酷で、何と覇気にみなぎった時代だろう。表舞台に登場する武将たちよりも、彼らを、そして歴史を陰で支えた人々が強く印象に残る。有名な「ホトトギス」の一節――読み終えた今、信長と秀吉は逆だったのではないかと思っている。お互いのビジョンの差をまざまざと見せつけられた。途中、展開に多少のばらつきはあったものの、ラストは長い旅の終幕にふさわしく、残り五ページあたりから涙が溢れて止まらなかった。

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2009/10/04

年寄りの頑固さは、うまくすると「こだわり。己の信ずる所を通す。」という魅力に変わるのか? そして、最後には権兵衛に「信長公」と言わせて大満足。 これくらい人のいう事聞かなくても世の中大丈夫なのか。。

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2009/10/04

今もなお、人をひきつけてやまない信長。戦に鉄砲を使い、南蛮のものをいち早く取り入れた日本の歴史上、最も偉大な人物の1人の遺体を巡る物語。

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2009/10/04

物語は本能寺の変が起こった後からスタート。信長から蜜命を受けていた主人公が、いきなり拉致されてしまい、やきもきします。歴史小説に推理的要素が加わり、感情移入しやすいですね。信長の死因の解釈については、ネタバレになるので言及しませんが、信長より秀吉が印象に残る一冊でした。

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2009/10/04

織田信長の死の謎を解明する部分は、説得力がある。だけど全般的にいえば、驚きの新説ではないし(広告は煽りすぎ)主人公が信長に心酔しているためか、既成の信長像しか提示できなくなっている。その意味で私の興味はそがれた。ドラマ性もちょっと……。歴史ミステリー好きには面白いのかも。でも、丹...

織田信長の死の謎を解明する部分は、説得力がある。だけど全般的にいえば、驚きの新説ではないし(広告は煽りすぎ)主人公が信長に心酔しているためか、既成の信長像しか提示できなくなっている。その意味で私の興味はそがれた。ドラマ性もちょっと……。歴史ミステリー好きには面白いのかも。でも、丹波行の描写は地元なので文句なしにお気に入り。

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2009/10/04

本能寺の変後、信長はどこへ消えたか――。日本史最大の謎に挑んだ本格歴史ミステリー。光秀謀反にちらつく秀吉の陰謀。阿弥陀寺の僧侶が握る秘密の鍵。そして、主人公・太田牛一が最後につかんだ驚愕の事実とは。 【感想】 http://blog.livedoor.jp/nahomaru/a...

本能寺の変後、信長はどこへ消えたか――。日本史最大の謎に挑んだ本格歴史ミステリー。光秀謀反にちらつく秀吉の陰謀。阿弥陀寺の僧侶が握る秘密の鍵。そして、主人公・太田牛一が最後につかんだ驚愕の事実とは。 【感想】 http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50045246.html

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