王妃アン・ブリンの秘密の日記 の商品レビュー
アン・ブリンは、エリザベス一世の母であり、夫であるヘンリー八世に処刑された王妃。 ヘンリー八世は、6人の后をもった。 最初の王妃、キャサリン・オブ・アラゴンは、兄の妻であったが、死去により、彼のはじめての妻になった。 メアリー一世の母であり、自身の侍女であるアン・ブリンにヘンリ...
アン・ブリンは、エリザベス一世の母であり、夫であるヘンリー八世に処刑された王妃。 ヘンリー八世は、6人の后をもった。 最初の王妃、キャサリン・オブ・アラゴンは、兄の妻であったが、死去により、彼のはじめての妻になった。 メアリー一世の母であり、自身の侍女であるアン・ブリンにヘンリーは結婚を迫られ、離婚に反対するトマス・モアは処刑された。 キャサリン・オブ・アラゴンは国民にも慕われていたため、アン・ブリンの略奪愛は、王の望むこととはいえ嫌われた。 アン・ブリンは、第一子のちのエリザベス女王を出産。 その後、男児を早産で亡くし、結婚三年目に、不義密通を理由にロンドン塔で刑死した。 三番目の王妃は、ジェーン・シーモアは、アン・ブリンの侍女だったが、王子(のちのエドワード6世)を出産後病死。 四番目は、家臣に諌められした政略結婚で、クレーフェ公ヨハン3世の娘のアン・オブ・クレーヴズ。肖像画とあまりに実物が違うとヘンリーが激怒したという逸話が残されている。半年で離婚。 五番目は、アン・ブリンのいとこにあたるキャサリン・ハワード。 彼女も不義密通を理由に王に処刑されている。 六番目のキャサリン・パーは、自分の前の王妃たちの忘れ形見のメアリー、エドワード、エリザベスを可愛がったという。王とは死別。 ヘンリー八世の死後、ジェーン・シーモアの生んだエドワード六世が(マーク・トウェインの『王子と乞食』のモデルとも言われていますね)即位するも16歳で早逝。 その後、ジェーン・グレイの即位騒ぎがあり(デラロッシュの有名な絵 ≪レディ・ジェーン・グレイの処刑≫は、ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵です)王位を引き継いだメアリー1世も逝去し、アン・ブリンの娘、エリザベスが戴冠した。 この歴史的事実を踏まえると、本書のタイトルは非常に魅力的であり、そのようなものがあったのかと早速手にしたところ、 全くの創作の小説仕立てで、『1000日のアン』という映画があったが、それに描き出されるアン像とあまり変わるところがないものである。 構成は、ロンドン塔のアンの処刑に立ちあったという、侍女がエリザベスに謁見し、その日記を手渡し、日記の記述とエリザベスの日常が交互に描かれている。
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