テクノロジストの条件 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著名なドラッカー氏の本著は、テクノロジストの条件も含め イノベーションを起こすにはどういう組織体系が必要かなど 基本的な知識・知見が書かれている テクノロジストとマネジメントが相容れないのは双方に歩み寄りがないからかもしれないが 個人的には今後の時代、ますますテクノロジストはマネジメントされない時代になってくる気がしているので マネジメント視点で書かれている本著があまり合わない感があった
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ドラッカーは経営に携わる人は抑えておくべき書籍だと改めて思った。最近話題のリーンやイノベーションが2005年時点ですでに理解・体系化されて説明されていることに驚きました。
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(2007/3/2) 技術の歴史についてのドラッカーならではの洞察がある. この人は科学的課業管理のテイラーをダーウィンとフロイトと並べて賞するというところまでする. テイラー > マルクス だ,そうだ. ここまで到達してるんが凄いですな. この人は本当に,...
(2007/3/2) 技術の歴史についてのドラッカーならではの洞察がある. この人は科学的課業管理のテイラーをダーウィンとフロイトと並べて賞するというところまでする. テイラー > マルクス だ,そうだ. ここまで到達してるんが凄いですな. この人は本当に,自分の歴史観を確立しているひとだなあと思うし, 技術主導的な社会システムの変化を描かせたら明快だし,そのとおりだと思う. 「IT革命は産業革命の延長に過ぎない」と断じるあたりが痺れる. 「今の時代の変化の速度は産業革命の時の変化に比べて決して速くは無い.」 社会システムの変化から言えば,特に日本の場合,明治維新の時の変化に比べたらITの普及による, 現代の仕組みの変化なんて牛歩ですよ牛歩. ドラッカーのメガネで世界を見ると,確かに,違う歴史の姿が立ち上がってくるし,そっちのほうが,理解がスッキリする面がある. さて,なんのかんの書きますが,本書は自己啓発書,マネジメントの書としてはプロフェッショナルの条件 の方が衝撃は大きかったです.. むしろ,技術史(特に「知識の適用」についての技術史)の本として,読みたい一冊ですね.個人的には 銃病原菌鉄銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 なんぞと並べておきたいところです. しかし,イノベーションのマネジメントについては,この人の言を聞いてもやっぱり,行なうは難しって感じですね.
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知識労働の時代において、仕事の質、価値とは何か、そう考えたとき自分の仕事とは何か、何をすべきか再考させられる一冊
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読んでいて、かなり苦痛な本だった。 テクノロジストとは、知識労働者のうち、肉体労働も行うもののことだそうです。 生産性をあげるには、という話だけ少し興味があって、 どういう仕事なのかを認識する 仕事の品質をあげる 知識労働者であることを意識する だそうです。確かに、と言えなくもな...
読んでいて、かなり苦痛な本だった。 テクノロジストとは、知識労働者のうち、肉体労働も行うもののことだそうです。 生産性をあげるには、という話だけ少し興味があって、 どういう仕事なのかを認識する 仕事の品質をあげる 知識労働者であることを意識する だそうです。確かに、と言えなくもない。 あとは流し読みした。
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社会生態学者のピーター・ドラッカー氏は数多くの著作を残しているが、本書は技術に関する氏の著作15点とインタビュー記事を抜粋したものである。 近年になってMOTや技術経営という概念が一般的になったが、技術をマネジメントする必要性を氏は1970年代から提唱している。本書を読めば、...
社会生態学者のピーター・ドラッカー氏は数多くの著作を残しているが、本書は技術に関する氏の著作15点とインタビュー記事を抜粋したものである。 近年になってMOTや技術経営という概念が一般的になったが、技術をマネジメントする必要性を氏は1970年代から提唱している。本書を読めば、最近話題になった数々のイノベーション理論の原点が氏の著作にあることが理解できる。 技術に関わるものにとってはPart2「技術のマネジメント」、Part3「イノベーションの方法論」がも最も興味をひくであろうが、技術と社会の化関わりについて記したPart1「文明の変革者としての技術」、Part4「世界観の転換」にも注目したい。 特に14章「知識の意味を問う」では知識人や技術者の倫理や社会に対する責任についても述べられている。CSRや製造物責任の概念も広まりつつあるが、形式的なものになっていないだろうか?東日本大震災や原発事故に関する様々な論争を見ると、研究者や技術者と社会とのコミュニケーション不足が問題を複雑にしているようにも見える。「知識社会において、最大の問題は知識ある者の責任である」という氏の指摘を改めて自らに問う必要がある。
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色々な論文や著作からの日本オリジナル編集版という事で「短編集」の趣でしょうか? 全体を通しての繋がりという意味では不満ですが、一つ一つの文章に込められたメッセージはむしろ「濃い」。 科学と技術が結びついたのはむしろ近代であり、それ以前は科学とは芸術、哲学の分野であった、とか、近代...
色々な論文や著作からの日本オリジナル編集版という事で「短編集」の趣でしょうか? 全体を通しての繋がりという意味では不満ですが、一つ一つの文章に込められたメッセージはむしろ「濃い」。 科学と技術が結びついたのはむしろ近代であり、それ以前は科学とは芸術、哲学の分野であった、とか、近代の労働をめぐる議論は、思想の問題ではなく、むしろ生産性の向上をどう扱うかという問題であるとか、とにかく刺激的な議論が満載でした。あと、14章「知識の意味を問う」での、知識が中心となる社会が来ることは断言できるが、それがどういう社会になるかは自分にも判らない、という話が、なぜか心に残りました。
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始めて読むドラッガーの技術編。三部作の後に発行されているので、三部作と重なる論文も多い。 技術革命(イノベーション)によって、社会、産業革命、テイラーの仕事の革命、IT革命と次々時代に変化してくことが語られている。 ドラッガーの言う歴史の流れの中で、社会が産業が変化していくこ...
始めて読むドラッガーの技術編。三部作の後に発行されているので、三部作と重なる論文も多い。 技術革命(イノベーション)によって、社会、産業革命、テイラーの仕事の革命、IT革命と次々時代に変化してくことが語られている。 ドラッガーの言う歴史の流れの中で、社会が産業が変化していくことがわかれば、時代の中での現在位置がわかると思う。 順番からいえば、はじめて読むドラッガー3部作を読んでからよんだほうがよいかもしれないと思った。
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読了まで3週間かかった。。。 おれだけかな??日本語が難しくて、飲み込みきれない。 我慢しながら読み終えた。 なんか、『子供が会席料理を無理やり食べた』感じだった。 つまり、うまさも何もよくわからず、とりあえず食べ終えたといったところ。 もう何度か読まないとだめだね。 レビューや...
読了まで3週間かかった。。。 おれだけかな??日本語が難しくて、飲み込みきれない。 我慢しながら読み終えた。 なんか、『子供が会席料理を無理やり食べた』感じだった。 つまり、うまさも何もよくわからず、とりあえず食べ終えたといったところ。 もう何度か読まないとだめだね。 レビューや評価はまた更新しようっと。 でもその前に「イノベーターの条件」を読まないと。
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現代社会における技術の在り方、特にイノベーションと、その体系的な管理法について多くのことを学べた。また、これからの労働はどう変化していくのかについても記述されている。 非常に読みごたえがあるが、ある程度の科学史の知識が無いととっつきにくい印象。
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