モモ の商品レビュー

ミヒャエル・エンデ(著者),大島かおり(訳者)

読み進うちにどんどん…

[文庫ＯＦＦ]

読み進うちにどんどん不思議な世界へ引き込まれます。モモがすぐそばに座ってくれて、現実を忘れさせてくれます。古い作品ですが、今だからこそ意味のある物語です。

高校生の頃にこの本を…

[文庫ＯＦＦ]

高校生の頃にこの本を読みました。毎日忙しくて自分を見失ってる人に御勧め！

話を簡単にまとめると…

[文庫ＯＦＦ]

話を簡単にまとめるとするなら、「時間に働かされていませんか？」という感じです。本当に便利なものなのか、本当に時間は節約できているのか？・・・奥が深い物語です。

2024/09/02

子どもの頃に家にあった本ですが、当時は難しく感じて読めなかった本。大人になった今読んでみたら続きが気になって頁をめくる手が止まりませんでした。効率や時間の節約はときに必要だけれども、それ以上に大切なのは、心を豊かにするために時間をどう使うか。自由な心を忘れず、人との対話を大切にし、他者と心を通い合わせる、そういった時間。私も仕事を優先してしまい、家族やその他大切なひとたちと過ごす時間を犠牲にしてしまうことが時にあります。でも、自分も、そして他者の時間も限られているからこそ、大切なひとたちと過ごす時間の貴重さに改めて気付かされました。私もモモのように、他者の話を聞き、寄り添える、そういう人間になれたらいいな。

2024/09/02

一家に一冊

児童文学だが、あらゆる全ての人に読み継がれるべき本である。
時間泥棒は、実際の日常生活にすでに侵食されているのでは。と、つくづく思う。
タイパという言葉は、時間泥棒が仕掛けたに違いない。

2024/09/01

小学生の頃にトライして、難しくてそこから今日まで何十年。久しぶりに手に取り時間をかけてしっかり読破。

時間に追われている人には、ぜひ読んでほしい一冊。

2024/09/01

児童文学書というけど、なかなかの大作
時間をムダにしていると思うことがあったけど、心が豊かならそんなことはなかったのかもしれない
壮大な冒険心やスリルを味わえ、時間の大切さを再認識

2024/08/21

小学生の頃に一度本で読んだけど、大人になって改めてオーディブルで聞いてみた。

文章の分かりやすさや展開は子供向けだが、内容は大人になったからこそ感じることもあった。

ちょうど株の勉強をしていたこともあって、時間の節約がとてもいい利回りの話に惹かれたけど、確かにそこまでして時間を削った先に人間らしい生活があるのか、時間のゆとりがなくなった先の生活とは。

2024/08/16

深くて鋭い、すごいお話だった。
あたりまえだけれど忘れてしまいがちなことを素敵なお話をとおして思い出させてくれる、こういう本がわたしは大好き。

時間について、生き方について、ちゃんと考えてね、自分の時間を生きてね。とミヒャエル・エンデさんに言われているような一冊。
現代社会を生きるうえで効率を求めないというのは無理だけれど、「時間をケチケチすることで、ぜんぜんべつのなにかをケチケチしている」ことがあるという事実、時間をはかっているのはたしかに自分の心だということはしっかりと覚えていたいなと。

ファンタジーとして特に好きだったのは、5章のモモとジジの魔法の鏡のお話とこの物語の終わり方。
魔法の鏡のお話はもう最高に素敵でうっとりしちゃった。素敵な題を提案できる自信はまったくないれど、わたしもジジにお話をしてもらいたいなあ…。ジジもベッポも、もちろん2人にとってのモモも、本当に素敵な親友だ。
そしてカシオペイアの締めくくり、なんてかわいいの〜！！すごくいい気持ちでこの物語を読み終えることができました。(最後だけじゃなく、カシオペイアは本当にずっとかわいかった！)

2024/08/15

時間泥棒と契約してしまった人の動きは、まるで現代の会社員たちのよう。業務を効率よくさばくことが第一で、他人や自分の気持ちをないがしろにしても気づかない。難しいルールの遊びはこなせるけど、したいことをしていいと言われても何がしたいかわからない。
すごいお話です。