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海馬 の商品レビュー

4.3

256件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2020/11/01

再読。今月の何かの雑誌に紹介されてたから。 ○30歳を過ぎると、つながりを発見する能力が非常に伸びるんです。p50 ☆なるほど。脳は年齢によって得意なところが違うわけだ。10歳前って暗記が得意だもね。でも、30歳過ぎからは「つながり」それまでに、断片的にでも知識を持っていないと...

再読。今月の何かの雑誌に紹介されてたから。 ○30歳を過ぎると、つながりを発見する能力が非常に伸びるんです。p50 ☆なるほど。脳は年齢によって得意なところが違うわけだ。10歳前って暗記が得意だもね。でも、30歳過ぎからは「つながり」それまでに、断片的にでも知識を持っていないと、つながらないよねえ。 ○グルコースです。つまり、ぶどう糖。炭水化物が分解されたものですね。まさにこの炭水化物こそが脳の唯一無二の栄養なのです。ですから、受験の時には、カツを食べるよりも、ごはんとかおソバを食べるほうがいい。p65 ☆はい!そして、脳は疲れない! ○「これが、他人だったら・・」が悩みを解決するコツp176 ☆他人事だとして考えてみる。やってみます。

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2020/10/07

人間は論理的な生き物だから、分からないことがあると納得のいく答えを探したくなる。 でも、一つの答えに縛られて固定化させてはいけない。 本当は無数の要因があるかもしれないのに、決めつけて自ら見えなくしている可能性がある。物事の因果関係は複雑に絡まりあっていることが多いので、勝手...

人間は論理的な生き物だから、分からないことがあると納得のいく答えを探したくなる。 でも、一つの答えに縛られて固定化させてはいけない。 本当は無数の要因があるかもしれないのに、決めつけて自ら見えなくしている可能性がある。物事の因果関係は複雑に絡まりあっていることが多いので、勝手な憶測だけで知った気になるのは良くないなと思いました。

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2020/05/24

多くの人が登録または感想を書いているのもうなづける。 読者の好奇心を刺激しポジティブにしてくれる内容だと思う。 ◎ポイントをまとめると以下のとおり 好き嫌いは 扁桃体 長期記憶は海馬 扁桃体と海馬は近くに存在する たとえ力、結びつきの発明 前に進むときストッパーを外す方法と...

多くの人が登録または感想を書いているのもうなづける。 読者の好奇心を刺激しポジティブにしてくれる内容だと思う。 ◎ポイントをまとめると以下のとおり 好き嫌いは 扁桃体 長期記憶は海馬 扁桃体と海馬は近くに存在する たとえ力、結びつきの発明 前に進むときストッパーを外す方法と前に進む力を伸ばす方法がある。 30歳までは構築していくのに力を入れる時期でそこからはつながりを発見していく時期。 センスは学べるし伝えることができる。 神経細胞どおしぼ関係は関係は都市設計でその関係性は地図と交通で予算はグルコース(糖)←炭水化物 夢は記憶の再生 脳はひとつの視点を持続できない→飽きるのか続けられないのか 脳の機能は「情報を処理すること」「情報を保存すること」 暗記メモリ(意味記憶)経験メモリ(方法記憶) 海馬は記憶の製造工場、情報の「ふるい」 海馬は生存のために必要かどうかを判断して生存に必要なものを記憶する。 扁桃体を活性化すると海馬も活性化する。 新規な刺激に晒されている人はいつでも入力の判断をする海馬に刺激があるから海馬の細胞が増えていく割合が加速する。(タクシードライバー) かわいい子には旅をさせよ やる気を生み出すのは側坐核 クレペリン 作業興奮 側坐核は海馬と前頭葉に信号を送りアセチルコリンという神経伝達物質を送る。 神経細胞の可塑性を増やす薬 →DHA銀杏の葉、朝鮮人参、茯苓 達成感がA10という快楽を刺激してドーパミンという物質を出させやる気を維持させる。 初頭効果、終末効果 1時間を2回に分けて 心は脳が活動している状態→関係性 脳はひとつのことを決めつけたがりなおかつ安定したがる。自分が言ったことに対しても安定化しようとする。いいこと言うとその通りになる。悪いことを言ってもそのとおりになる。いい意味でも悪い意味でも言葉は呪いみたいなものだ。未来に対して素敵なイメージを持ったほうがいい。 可塑性と安定化の天秤の両側をうまく行き来することが重要だ。

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2020/01/25

他人の自分にはできない能力を羨ましく思う瞬間がある。けどその前に自分の脳を使い尽くせているかが重要なんだと気づかせてくれた本。

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2019/11/24

コピー・ライターの糸井と、記憶を中心に脳の研究をしている池谷との対談です。 脳のダイナミックな活動が明らかにされつつあるという池谷の話に、糸井がクリエイターとしての経験のなかからつかんだ創発的な発想に通じるものを見いだしていきます。最初のほうこそ糸井が対談をリードしていますが、...

コピー・ライターの糸井と、記憶を中心に脳の研究をしている池谷との対談です。 脳のダイナミックな活動が明らかにされつつあるという池谷の話に、糸井がクリエイターとしての経験のなかからつかんだ創発的な発想に通じるものを見いだしていきます。最初のほうこそ糸井が対談をリードしていますが、第4章や文庫化に際して追加された対談では、池谷も糸井顔負けに話を次々と膨らませています。中学生のころからいつも工夫をかさねてきたという池谷の勉強法についての話は驚きでした。 「つながりの発見」という言葉が、脳細胞の活動とクリエイティヴな発想の両方に通じているのが興味深く感じました。

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2019/10/07

【読後感想】#諦めたら試合終了ですよ 脳が疲れたとよく言いますが 脳が疲れる事はありません。 つまり、鍛えれば鍛えるほど、 脳力は向上させる事が出来る、との事。 常に刺激させて、あの手この手で 脳を騙して何でもやれば 必ず身につくという。 騙されたと思って、脳を鍛えてみては?

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2019/09/11

 刊行当時30代前半の脳科学者と、50代後半のコピーライターの2人が、脳、特に海馬にどんな性質があり、何が脳にとって良いのか、「頭が良くなる」とはどういう状態で、どうすればその状態になるのか、といったことについての対談。とても読みやすい。  「どうやったら頭が良くなるか」とか、も...

 刊行当時30代前半の脳科学者と、50代後半のコピーライターの2人が、脳、特に海馬にどんな性質があり、何が脳にとって良いのか、「頭が良くなる」とはどういう状態で、どうすればその状態になるのか、といったことについての対談。とても読みやすい。  「どうやったら頭が良くなるか」とか、ものすごく打算的なことについて分かりやすく書かれている本という訳ではない。もっと科学的に、こういう実験をやったらこういう結果が出たから、といった、おそらく安心できる話が書かれている。  脳の働きに関することも去ることながら、糸井さんの「コミュ力」に「頭の良さ」を感じさせる。一つの話を受けて、へえそうですか、で終わるのではなく、巧みに話を付け加えていきながらさらに話を膨らませていき、どんどん面白いネタを池谷さんから引き出す手法がすごい。例えばコミュニケーション力がある、とはどんなことを言うのか、という話で、「だけど、よく考えたら、『奥義を伝えること』と『水とお湯の話』って、ほんとは違う話ですよね?よくよく考えてみると、かなり違う次元の話なんですよ。なのに、言ったほうも言われたほうも納得しちゃう。そこがすごい。宗教の開祖とかって、こういう技術が天才的だったんだろうなぁと思うんですよ。別のものどうしを結び付けちゃう能力、それを納得させてしまう説得力。『たとえ力』と言ってもいいんだけど。」(p.34)とか、ここでパッと宗教の開祖との「結び付き」を発見する糸井さんがすごい。  脳そのもの話で面白かったし印象に残った部分はいくつもあるが、例えば「無刺激に耐えられない」(p.51)という脳の性質。それから「一見関係のないものとものとのあいだに、以前自分が発見したものに近いつながりを感じる能力は、三〇歳を超えると飛躍的に伸びる」(p.55)とか、「サルは額が垂直ではないです。あれは前頭葉がないから斜めなんです。額が垂直なのは人間だけ」(p.75)とか、「考えごとをして疲れを感じた時は、あれは脳が疲れているわけではない。」(p.77)とか、「記憶は海馬の中に蓄えられているわけではないんです。海馬は情報の要・不要を判断して、他の部位に記憶を蓄えるんですね。だから海馬を『記憶の製造工場』と言うのです。」(p.144)という何となく聞いたことのある「海馬」の役割について。「海馬が記憶を製造するチカラを増強させるためには、たのしいことや悲しいことの刺激をたくさん受けることは、重要」(p.156)で、刺激的な環境で生きればネズミは数日で海馬が増えるが、逆に刺激のある環境から何もないところに移しても、ネズミの海馬は数日でダメになります」(p.158)というのはショッキング。あと睡眠の重要性ということで、「睡眠は、きちんと整理整頓できた情報をしっかり記憶しようという、取捨選択の重要なプロセスなのです。だから『夢を見ない』というか『眠らない』ということは、海馬に情報を整理する猶予を与えないことになります。(略)六時間以下の睡眠だと脳の成績がすごく落ちるということは、ここ二年ぐらいのあいだに科学的な証明がなされました」(p.215)という部分は、適度な睡眠がいかに脳にとって必要であるか、ということが示されていて、睡眠不足の状態が続くことの恐ろしさを感じた。そういえば、『英語教育』という雑誌の、教師のメンタルヘルスがテーマになっている連載があるが、そこでわりとうまくいかなくなって八方塞がりになった教師のことが書いてあり、でも最後に「それでも何とかやっていけたのは、最低限の睡眠は摂っていたからでしょう」みたいなことが書かれてたのをわりと意識的に覚えている。とりあえず、寝さえしておけば、体は持つのかもしれない、ということを感じた。やっぱり睡眠の質について勉強することは、豊かな人生を送る上で必須だと思う。いっそ、中高で「睡眠の科学」とかいう科目を作った方が、よっぽど勉強でも社会生活を送る上でも役に立つ科目なんじゃないかと思う。「生物」とか「保健」とかの一単元で置いておくにはもったいない(放送大学には「睡眠と科学」がある。取ろうかな)  という訳で、これを読んで思ったことは、よりよい脳の状態を保つために、①寝よう、②色々やってみようということだった。読みやすく、面白い本。(19/09/10)

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2020/02/08

「イトイ新聞」でおなじみの糸井重里さんと「海馬(かいば)」の研究者、池谷裕二さんの対談形式で書かれてあり、とても読みやすいのが特徴です。 糸井さんの読み手の立場にたった質問の仕方が絶妙で脳に関しての知識にうとい方でもすっと理解できるように工夫されています。 内容は『海馬』の機能...

「イトイ新聞」でおなじみの糸井重里さんと「海馬(かいば)」の研究者、池谷裕二さんの対談形式で書かれてあり、とても読みやすいのが特徴です。 糸井さんの読み手の立場にたった質問の仕方が絶妙で脳に関しての知識にうとい方でもすっと理解できるように工夫されています。 内容は『海馬』の機能についてですが、『海馬』に関してのさまざまな情報に触れており、具体的な使い方も所々でレクチャーしてくれます。 例えばすぐに使えそうな具体例を挙げると『作業興奮』についてです。 ヒトはヤル気がなくても、物事に取り組み始めるとヤル気が出てくる。 これには心当たりがあります。眠くて眠くて仕方ないときにどうしてもやらなければいけないことを、目を凝らしながらやっているうちに覚醒した経験。 この作用を知っているのと知らないのとでは、作業効率はだいぶ違ってきます。 その他にも「海馬」を使っていろいろなライフハックが出来るので、気になった方は手に取って読んでみることをすすめます。

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2019/08/17

どちらの著者も話がおもしろい方なので、おもしろくないはずがありません。脳は疲れないという話は意外でした。 30代を過ぎてからの方が様々な記憶の中から類似点を発見する能力が上がるというのは個人的に実感があります。

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2019/05/21

記憶と睡眠の関係を小説のネタにできないかー何かのライトノベルを読んだときに思いついた記憶と睡眠の関係。あぁ現代魔法のなんちゃらだったかもしれない。 TODOリストに「記憶と睡眠の関係のリサーチ」と入れたまま、動いてなかったのだが、ふとネットで検索したらこの池谷先生というのが、そう...

記憶と睡眠の関係を小説のネタにできないかー何かのライトノベルを読んだときに思いついた記憶と睡眠の関係。あぁ現代魔法のなんちゃらだったかもしれない。 TODOリストに「記憶と睡眠の関係のリサーチ」と入れたまま、動いてなかったのだが、ふとネットで検索したらこの池谷先生というのが、そういうものを調べているということに行き着き、読んでみた本。 他にもいろいろ書いていたが、きちんとしたまとめは明日。 ただ、睡眠時の夢が今日起こったことなどの記憶を整理することに重要な関係があるらしい。 夢を見ないと整理されないとか。 [more] ということで、気になったところのチェックをした上で、一度、睡眠時にいろいろと整理してもらって、明日大きくまとめを書くことにしよう。 一夜明けたネギマメモ。 ★一夜明ける前にメダルを頂きました!ありがとうございます★。 ●P78 「脳は疲れない」だから考えつかれることは実際にない。姿勢を変えたり眼球を休ませたりするために動きながら考えることはいい。 本来はいったん忘れることが良くないことが多い。トイレに行ったりしながらも考え続けると答えが出ると信じることも大切。 ●P113 ストッパーをはずすと成長できる ★これ日々実感中。思い込みをはずすのはとても良い。自分で自分はこういう人間だと言えばそうなる。 ●P189 これが他人の悩みだったら・・・が悩みを解決するこつ。自分の悩みではなく他人の悩みなら、欲張りな考え方ではなく、ここを手放したら・・・と無責任に言える。しかし本当の解決にはそれが必要。 ●P214 ネズミでの実験。起きていた時にはたらいていた神経細胞が、夢の中でも反応している。つまりその日にあった出来事をくりかえしている。覚えていられる夢は1%もないといわれるが、記憶の断片をでたらめに組み合わせ、情報整理をしている。だから眠らないと情報整理が出来なくなって、幻覚をみせ、強制的に情報整理をしているのではないか。 ★これ今回この本を読んだ理由。記憶と睡眠の関係を利用して小説が書けないだろうかと思った。 ただしこれいろいろ応用できそうだ。1日の終わりに1日を振り返ると、さらに睡眠時にこれは加速するのだろうか。う〜ん、専門家と話をしてみたい。 ●P226 やるきを高めるには脳をだます。小刻みな目の前のにんじんを作る。1時間の中に終わりをもう1回作り30分を2回にするとか、小さなご褒美をたくさん作っていく。 ●P236 自らストッパーをかける「言葉の呪い」に注意。 ●P253 新しい認識方法を増やす。固定観念を捨てる。

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