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父と子の旅路 の商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2022/09/03

テーマは親子の愛、家族愛 それぞれが、ちょっとだけ秘密を持ちながら、お互いを思っているがゆえに悩み、苦しむ。 しかし、最後は暖かい物語。 全体の設定でいろいろ疑問が残るところもありますが、それを差し引いても、父親の息子への想い、息子自身の想いを感じられる物語でした。 ストーリと...

テーマは親子の愛、家族愛 それぞれが、ちょっとだけ秘密を持ちながら、お互いを思っているがゆえに悩み、苦しむ。 しかし、最後は暖かい物語。 全体の設定でいろいろ疑問が残るところもありますが、それを差し引いても、父親の息子への想い、息子自身の想いを感じられる物語でした。 ストーリとしては、 一家惨殺事件の犯人として死刑を宣告され、刑に服している光三。しかし、光三は真相を隠したまま、刑を受け入れている。唯一の気がかりは、事件の時に、預けた自分の息子の光男の生き末、そして、その事件の時、唯一殺されなかった子供祐介の生き末。 そんな光三の再審担当となったのはその生き残りの祐介。 光三は自分の両親を殺した犯人なのか? 事件の真相に迫ろうとします。 頑なに語らない光三。 そんな光三が命を懸けて守りたかったもの。 といった展開です。 途中、半分真相がわかります。 そして、最後の最後でハッピーエンドへ ネタバレになるので、あまりかけないですが、突っ込みたいところは満載です(笑) しかし、そんな中でも、親が思う子供への想い、絆が胸に熱く刻み込まれる物語でした。 お勧めです。 タッキーが主演でドラマ化されているんですね。 ドラマ見てみたい!

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2021/11/29

感動の入魂作であることは間違いなく、終盤の怒涛の展開には涙、涙だったが、今ひとつ完全に共感することは出来なかった。我が子のためとはいえ、同じ年頃の乳児の死体を遺棄するなどということが許されるのか。あそこまで性格がかけ離れた男女が簡単に結婚して子を儲けるのか。模範囚は刑務所内であの...

感動の入魂作であることは間違いなく、終盤の怒涛の展開には涙、涙だったが、今ひとつ完全に共感することは出来なかった。我が子のためとはいえ、同じ年頃の乳児の死体を遺棄するなどということが許されるのか。あそこまで性格がかけ離れた男女が簡単に結婚して子を儲けるのか。模範囚は刑務所内であの様な厚遇を受けるのか。歳を重ねたとはいえ母親の性格があれほどまで変わるものなのか。両親とも殺人犯だったと知った若い娘はその後どの様な人生を送るのか。突っ込みどころも多々あると感じた。明石の父の告白には心を打たれた。

Posted byブクログ

2021/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

基本、死刑か否かというテーマの小説は好まないのですが、この本だけはなぜか非常に気になって購読。謎解きを楽しむ話ではないため、わりと早い段階で父の秘密は想像できますが、その分、父の並々ならぬ覚悟やら葛藤やら心の動きが存分に味わえ、「きっとそうなんだろうな」と察しながら読みました。結局どうなるかは読んでのお楽しみですが、この本に描かれている死刑囚らの様子が、本来あるべき姿なのだろうなと感じました。

Posted byブクログ

2020/04/30

私の好きな作家さんですが、やはり初期のころと比べ丸くなったというかパワーが落ちたというべきか、本書は2003年に出版されたのですが・・ 傑作である「絆」「それぞれの断崖」、名作である「灰の男」「二重裁判」を読んだ身からすれば、やはり物足りない。 以下ネタバレ注意! 要は、カッコウ...

私の好きな作家さんですが、やはり初期のころと比べ丸くなったというかパワーが落ちたというべきか、本書は2003年に出版されたのですが・・ 傑作である「絆」「それぞれの断崖」、名作である「灰の男」「二重裁判」を読んだ身からすれば、やはり物足りない。 以下ネタバレ注意! 要は、カッコウの托卵の人間版ですが、生後6か月の子供のころに見た五重塔が既視感をもって思い出せるのかというのはさておき、もしこの小説が第4章「風雪」(本書は7章あります)の種明かしで終わっていれば、まだ程よいミステリーとなっていたのにと残念です。結果的に、人情噺として誰も悪くない的な無難さを求めすべてを書き尽くしたために、想像という読者の楽しみを奪ってしまったような気がします。 本作で感動した読者であれば、ぜひ先の4冊を読んでみてほしいと思います。

Posted byブクログ

2019/07/07

父の息子に対する愛情、自分の命を懸けてでも守り抜いた息子の人生。自分が癌を患って死の淵にあるとき、父親は自分の人生を幼い息子のために捧げた。設定は小説なので非現実的なことはあるかもしれない。けれどもその設定の中で登場人物それぞれの人生がある…。最後まで展開を追って読めました。

Posted byブクログ

2019/03/02

会社の先輩に勧められて読みました。 その時のアドバイスが、通勤電車で読んじゃだめよ。 、、、その通りでした。 途中から、まさか?と思いましたが、まさかは、本当で。 ラストは、泣けてきました。 いいお話。久々にいいお話。

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2018/10/09

一家殺人事件の唯一の生き残りである祐介は成人し弁護士となる。親殺しの死刑囚の再審を担当して欲しいという依頼は、死期が近付いた死刑囚の元妻の娘からだった…。人のドロドロでもなく美談でない話を美談として描こうという無理を感じないでもないがドラマ、映画でみたら画になるだろうなぁと。今年...

一家殺人事件の唯一の生き残りである祐介は成人し弁護士となる。親殺しの死刑囚の再審を担当して欲しいという依頼は、死期が近付いた死刑囚の元妻の娘からだった…。人のドロドロでもなく美談でない話を美談として描こうという無理を感じないでもないがドラマ、映画でみたら画になるだろうなぁと。今年前半に二度目のドラマ化をしたらしい。

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2015/06/09

小さな子供を残して出ていった妻。 残された父子が、その後巻き込まれた事件で様々な人の運命が狂っていく。 悲しくも辛い親子の物語。 2015.6.9

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2015/05/18

クソ母親のせいで誠実だった父親の半生が拘置所暮らしになった話。末期癌になった母親は最後の最後で人生を悔いるが、それまでにどれだけの人達を苦しめた事か。子供は親を選べないんだから。

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2013/07/07

ススメられて読んでみました。 冤罪、親子愛をテーマにかかれた作品。ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまいました。おもしろかった。 あまりに一気に読みすぎて、もうちょっとこの感動に浸っていたくなった...感動ミステリー(´;ω;`)ホロリ

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