中世ヨーロッパの城の生活 の商品レビュー
中世に建てられたヨー…
中世に建てられたヨーロッパのお城たちは私たちにいろいろな想像をかきたててくれます。本書は、そんなお城の実態に迫った内容になっています。お城の中ではどんな生活が?と気になる人は是非。中世ヨーロッパが舞台の小説を読む際にも、参考資料としてとても役に立つ本だと思います。
文庫OFF
中世イングランドの実在の城を例に領主や騎士など城に住む人たちの生活が書かれている。同じ著者の都市の生活や農村の生活と重複するところもそこそこある。本筋とずれてしまうが興味としては中世の始め頃のイギリスとフランスの関係に行ってしまった。
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11世紀から13世紀頃のイングランドの城と、その城や周辺に住む人々の生活を描く。 イングランド以外のヨーロッパの城の紹介はかなり限定的なので、中世ヨーロッパの城の包括的な解説書というわけではない。 イングランド史をある程度知っておいた方が読みやすい。
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イギリス中心ではあるが非常に精密に中世の暮らしが解説してある。日本の世界史では学ばない内容も前提知識のように扱われている感じがあるので、より深く理解したい場合は別途知識を補完する必要があるように感じた。
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イギリスを中心に、中世の城の成り立ちから発展、構造、生活、戦時の各所の役割と運用、貴族や騎士の逸話など事細かに語られている。まともな世界史の知識がほぼ抜け落ちているので人物のつながりなどの話はついていけなかったのだが、細かな家計簿なんかを読んでいるだけでもかなり面白かった。実際的...
イギリスを中心に、中世の城の成り立ちから発展、構造、生活、戦時の各所の役割と運用、貴族や騎士の逸話など事細かに語られている。まともな世界史の知識がほぼ抜け落ちているので人物のつながりなどの話はついていけなかったのだが、細かな家計簿なんかを読んでいるだけでもかなり面白かった。実際的・具体的な話ばかりなので中世の人々の生活の息遣いが感じられるような気がする。構造が文字と白黒の遺跡の写真だといまいちわからなかったので、別の本で補完したいと思う。
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チェプストー城◆城、海を渡る◆城のあるじ◆住まいとしての城◆城の奥方◆城の切り盛り◆城の一日◆狩猟◆村人たち◆騎士◆戦時の城◆城の一年◆城の衰退 原書名:LIFE IN A MEDIEVAL CASTLE(Gies,Joseph;Gies,Frances) 著者:ジョゼフ・ギー...
チェプストー城◆城、海を渡る◆城のあるじ◆住まいとしての城◆城の奥方◆城の切り盛り◆城の一日◆狩猟◆村人たち◆騎士◆戦時の城◆城の一年◆城の衰退 原書名:LIFE IN A MEDIEVAL CASTLE(Gies,Joseph;Gies,Frances) 著者:ジョゼフ・ギース 著者:フランソワ・ギース 訳:栗原泉、翻訳家、セント・メリー大学(米国)卒
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11世紀から13世紀のイギリス・フランスのお城にまつわるエトセトラ。年代も地域もバラバラのところからエピソードを寄せ集めて城の狩猟・城の騎士・城の立地などの項目を作ってるので、ウィリアム征服王・ヘンリー碩学王のノルマン朝や、ジョン失地王・ヘンリー3世のプランタジネット朝などの周辺...
11世紀から13世紀のイギリス・フランスのお城にまつわるエトセトラ。年代も地域もバラバラのところからエピソードを寄せ集めて城の狩猟・城の騎士・城の立地などの項目を作ってるので、ウィリアム征服王・ヘンリー碩学王のノルマン朝や、ジョン失地王・ヘンリー3世のプランタジネット朝などの周辺事情に馴染みがないと、状況が把握しにくい。その辺りを諦めたとしても、騎士と武芸試合、季節ごとの祭、鷹狩の鷹の育て方、家令・侍従・執事の職務などなど楽しめる逸話はそれなりにある。お家の事情はさらっと流して読むか、勉強してから後で深く読みなおすのが吉。
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ウェールズのチェプストー城を例に挙げ、 中世ヨーロッパの城での生活を描きだす。 何故このような城が作られたのか、 どのような者たちが城にいたのか・・・等、 豊富な資料で説明。 戦略と防衛のために建てられ、領主の権力と富の象徴であった城。 城の中には、領主の家族以外にも多種多様な仕...
ウェールズのチェプストー城を例に挙げ、 中世ヨーロッパの城での生活を描きだす。 何故このような城が作られたのか、 どのような者たちが城にいたのか・・・等、 豊富な資料で説明。 戦略と防衛のために建てられ、領主の権力と富の象徴であった城。 城の中には、領主の家族以外にも多種多様な仕事を受け持つ者や 騎士たちがおり、また城の経済基盤となる村や荘園には村人がいた。 城の中での生活、村人との関わり、狩猟、戦時と、詳細です。 特に家令の家計簿の細かい記録! それと騎士の意外な実態! 但し、文章が豊かな反面、図版が少々足りない感あり。 トイレとか風呂とか、文章だけではわかりにくい。 「中世の城日誌―少年トビアス、小姓になる (大型絵本)」と 「カラーイラスト世界の生活史8 城と騎士」で 補って読みました。
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タイトルのとおり、中世のお城で生活するとはどういうことか、といった内容です。主な題材になるのはイギリスはウェイルズのチェプストウ城。他にもフランスやドイツの城がわんさと出てきます。 中世に生きていた人間の頭の中身がちょっとずつわかってくる気がする本です。文庫本なので手軽に読め...
タイトルのとおり、中世のお城で生活するとはどういうことか、といった内容です。主な題材になるのはイギリスはウェイルズのチェプストウ城。他にもフランスやドイツの城がわんさと出てきます。 中世に生きていた人間の頭の中身がちょっとずつわかってくる気がする本です。文庫本なので手軽に読めるのもいいところ。
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面白く読み進められる。唯一の欠点であり致命的な欠点は、オールモノクロであること。イラストはまだしも、本書の最も重視する城の写真が暗く(黒く?)、折角ページを割いて載せる意味がない。せめて、一番初めに数ページのカラー写真をつけて欲しかった。そういった意味で、星をひとつ減らした。内容...
面白く読み進められる。唯一の欠点であり致命的な欠点は、オールモノクロであること。イラストはまだしも、本書の最も重視する城の写真が暗く(黒く?)、折角ページを割いて載せる意味がない。せめて、一番初めに数ページのカラー写真をつけて欲しかった。そういった意味で、星をひとつ減らした。内容が良いだけになおさら残念だ。
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