グロテスクな教養 の商品レビュー
楽しく読めた。文章にユーモアがあって楽しめたのだと思う。自分は「教養」がないとよく思うのだけれど、では「教養」とは何かといわれるとよくわからないし、この本を読んでもわからない。印象に残ったのは、「大学で何を専攻したかに関わらず、就職する健全な意志を持つ」というフレーズかな。うろ覚...
楽しく読めた。文章にユーモアがあって楽しめたのだと思う。自分は「教養」がないとよく思うのだけれど、では「教養」とは何かといわれるとよくわからないし、この本を読んでもわからない。印象に残ったのは、「大学で何を専攻したかに関わらず、就職する健全な意志を持つ」というフレーズかな。うろ覚えだけれども。あとは、教養とは批判精神のことだといっていた人がいたということ。
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難しい。というか読みにくい。恥ずかしながら半分も理解できていない気がする…あとあと読み直していきます。
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人格形成には教養が必要であり、受験勉強よりも難解な人文書や哲学書を読むことに重きを置く教養主義と、教養なんか人格形成には必要ないとする教養批判主義の抗争を描いている。これは仕方ないことだけど東京帝大および東大の思想史が幹になっている。因みに筆者は資源の乏しい日本は教養立国になるべ...
人格形成には教養が必要であり、受験勉強よりも難解な人文書や哲学書を読むことに重きを置く教養主義と、教養なんか人格形成には必要ないとする教養批判主義の抗争を描いている。これは仕方ないことだけど東京帝大および東大の思想史が幹になっている。因みに筆者は資源の乏しい日本は教養立国になるべきで、昨今の教養の価値低下を嘆いている。
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文章にアイロニカルな表現が多く、やや読みづらいが、「教養」をめぐる言説に対する分析・考察は鋭く面白い。
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著者のつぶやきが多すぎてちょっと読みづらい。それがなければこれまでの日本の教養文化の歴史みたいなものが俯瞰できておもしろいのに。第三章の出版社(ジャーナリズム)学者(アカデミズム)と教養の関係について書かれたところがおもしろかった。教養あるいは知というものはもともと大学の専売特許...
著者のつぶやきが多すぎてちょっと読みづらい。それがなければこれまでの日本の教養文化の歴史みたいなものが俯瞰できておもしろいのに。第三章の出版社(ジャーナリズム)学者(アカデミズム)と教養の関係について書かれたところがおもしろかった。教養あるいは知というものはもともと大学の専売特許だったが、大学に受け入れられなくなった学者が出てきた時、彼らの言論の受け皿敵役割を果たすために出版社というものが生まれた。そしてやがて著作を読まれたいという学者の意識が日本の教養をダメにしたと…。著述活動を望む者が、出版社に受け入れられずブログに依存する今日、教養はどうなってしまうのでしょう?
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