新しい株の本 の商品レビュー

山口揚平(著者)

2010/02/14

☆貨幣は腐らない。そのため、貨幣が動くためには「動機」が必要。そこで、一億円を借りて、一億二千万で返せば動機が生まれる。この動機こそが「利子」である。
・金融商品の利回りの高さはそのままリスクの高さである。
　－利益を上げるためには、期待利回り以上の利益を出せるかが重要。
・必要な情報は無料で手に入る。
　－有価証券報告書はＥＤＩNETで手に入る。
・コカコーラの原液の作り方は最重要秘密機構で、世界で２人しか知らない。一人が死んだら一人増やす。２人は同じ飛行機に乗れない。
☆良い会社は良い投資先ではない。良い投資先とは「その価値に比べて割安な企業のこと」。例えばソニーは良い企業だけど、みんなが良いと知ってるので、株価は１０年前と今とでほとんど変わらない。（ＩＴバブルで一時伸びただけ）
・投資に役立つ７つの習慣。
　－これから上がるか下がるかじゃなく、割安かどうかで判断しろ。
　－全てを知る必要はない。
　－投資は手段であって、目的ではない。

投資だけに限らず、貨幣の話にも手を伸ばしていて、資産運用の基礎的な考え方を養ってくれる本です。説明も小難しい事が書いてなく分かりやすいです。まずは小手先より本質を理解してほしいと著者が訴える通り、投資する前に土台をしっかり学ぼうと思います。

2010/01/01

M&Aで用いられているDCF法を簡易にカスタマイズして株式投資に生かした書籍になっています。株式投資に於けるファンダメンタル分析の一つでもあります。

全体を通じて株とはどういう資産なのか、価値はどのように決められているのか、投資家として市場とどう付き合っていけばよいのか易しく解説しています。株売買の方法は分かったけど、どんな銘柄を組み入れたらイイか取っ掛かりが掴めない人とかには是非お勧めしたい。こういう考え方もあるんだなあ程度を知るだけでも価値があると思いますよ。

ちなみにこの書籍は初版が'05/07と結構昔。ブックオフにて100円で売られていることが多いです =)。

2009/10/07

著者は、山口氏である。トーマツ、アンダーセン、デロイト・トーマツをえて、
現在は、Ｍ＆Ａコンサルティング会社に勤務しているらしい。それなりのキャリアで
内容は信頼性を感じられるかな。（個人的に）

結論は、「なかなかの良書である」と個人的に評価できると思った。なぜなら、
本書は基本的に、バリュー株投資スタイルなのだが、ざっくりとはいえ、ちゃんと
企業価値を算定する式を記載し説明しているし、ＰＥＲ，ＰＢＲ，ＲＯＥの関係を
説明、なにで稼ぎ、稼ぐ仕組みは？といった重要疑問点も記載、そして、色々と
コンテンツが多い。

ちなみに、コンテンツってのは、投資を行う上で、まずどこから情報を得てくれば
いいの？便利なサイトは〜で、バリュエーションに興味があってもう少しつっこんで
やりたにならお薦めな本は〜でって事を具体的に記載しているって事。

前回、ファンダメンタル分析の基礎の基礎を知った後だったので、余計に
しっくりきたのかもしれないなぁ。（笑）

それにしても、分かりやすい。
まぁ、この手の本は分かりやすさが一番の優先事項なので当たり前って言えば、そうかも
しれないけど、それにしても初心者でも２時間程度で読めるのは、嬉しい限り。

個人的には、バリュエーションを学び直すきっかけになった。
以前、ちょっと読んで全くその後バリュエーションをしていなかったので、これをきっかけに
毎週一回は、投資の予行演習のためにもやろっかな。

なかなかの良書である。
より、詳しくバリュー株投資を知りたい初心者の方に、とってもお薦めできる。

2009/10/04

090103：
とても良かったです。
企業価値算定の概要の考え方をさらっと身につけることができました。
これを読んだことで本当に5分以内にザックリの企業価値を算出できるようになりました。

2009/10/04

株の適正価格の判断法が書いてある。

後は特に目立つ情報はなかった。

初心者向け、理解しやすいいい本です。

2009/10/04

会社を丸ごと評価して会社の価値を知ろうと言う銘柄選択の基本が書かれている
会社の価値を知るひとつの基準としてとても参考になった！

2009/10/04

100万円あったら以下の何をしますか？？
パチンコ、宝くじ、競馬、不動産投資、外貨、株式投資

正解は株式投資です。
なぜなら、パチンコ、宝くじ、競馬は胴元が抜いてしまうから。(手数料が高い)
パチンコは20%、競馬で25%、宝くじなんて52%です。

不動産投資、外貨は特殊な知識が必要で中々難しい。

株式投資はその点難しくない。それも投資額からする手数料は
1%以下程度。

つまり株はギャンブルではないんです。利回りがいいんです。

そんなことから始まり、利回りから考えた独自のシンプルな方法で
企業価値を計算する方法が本書では紹介されてます。

とっても読みやすい。専門用語はほとんど使わずにその方法論を紹介している。

ちなみに後半はビジネスモデルからこんな企業に目をつけるべきと
書いてて、これも例と説明が非常にわかりやすい。

伸びる企業を見つけるには以下などが参考になるとのこと

○新規事業が根幹事業のシェアにどのくらい影響を与えるか
大概、企業の収益源は一つであるので。そこに、どのくらい食いついてくるかを見る。

○市場の魅力
市場が規制産業やインフラ産業は新規参入しづらい

○優れたビジネスモデル＝高い収益率×横展開
高い収益率
・多くのことを自分でやる企業(業務効率がいい)：ユニクロ営業利益14%
・他に任せる企業：セブン35%
任せるにも2種類→財務的なレバレッジ/時間的レバレッジ
・誰も出来ないことをやる企業：武田10%超を10年
・信頼が厚い企業：化粧品全般原価率10%、スタバ(コーヒーでなく、空間を売っている)

横展開
・同じ人に違うものを：アスクル、楽天
・違う人に同じものを：PG、花王

2009/10/04

全くもっての経済音痴です。僕。
しかしここ数年。周りの同僚は、株・信託・不動産・・・となにやら不穏な動き。
そこで、頼ってみたのが読書力。
とりあえずアマゾン評判のいい株の本を見つけ購入してみました。
すると、これが、評判がいいだけあってわかりやすい！！
パチンコ・宝くじ・競馬の確率からすると、株というのは・・・なんて説明があるからとっても入りやすい本でした。
株を実際にやってみるかどうかはともかくとして、株の話がわかると、新聞を読む楽しみが増える事間違いなし！！
知らないより知る。読まないより読む。
また、読書に助けられてしまいました。

2009/10/04

株をやってみようと思って、とりあえず本を買ってみた。ちょっとした株価の上げ下げだけで喜んでトレードしているようでは、単にゲームをやっているだけのこと。投資して、会社が成長して、それでお金を儲ける、ってのが本当なのだろう。
結構わかりやすい内容でした。

2009/10/04

株取引の知識を身につけたい。
内容（「BOOK」データベースより）
誰でもできる「ざっくり企業価値評価」を使って、たった5分で妥当な株価を弾き出す!大事なお金を確実にふやしたい人のための、もう1つの株式投資。