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妖精のアイルランド の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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タイトルの通り、アイ…

タイトルの通り、アイルランドの妖精説話を集めていますが、取替え子の伝承は、こどもへのお話として世界共通の要素があるようにも感じました。

文庫OFF

2021/05/12

引き続き取り替え子が気になっている。病気の妻を入れ替わった妖精だと信じ、死亡するまでまじないを行なった「ブリジット・クリアリー焼殺事件」について詳しく載っていて良かった。 確かに子供のころ取り替え子について「焼いた火かき棒を押し付けると正体を現す」って書いてあるのを読んで「ん?...

引き続き取り替え子が気になっている。病気の妻を入れ替わった妖精だと信じ、死亡するまでまじないを行なった「ブリジット・クリアリー焼殺事件」について詳しく載っていて良かった。 確かに子供のころ取り替え子について「焼いた火かき棒を押し付けると正体を現す」って書いてあるのを読んで「ん?」とは思ったのですよね…勘違いがない前提かあ…みたいな。 薄々感じていた通り、成人の精神障害や小児の発達障害は妖精の仕業とされていたらしいし、この辺りはもっと詳しく知りたい。 取り替えられた乳児が成人するとどうなるのかなというのが気になっていたのだけれど、どうやら取り替え子は狐憑きと神隠しのハイブリッドみたいな恐ろしい現象なので取り替えられたら何としても本物の方を取り返そうとするものらしい。よって成人した取り替え子の話はない。そりゃそうだ。

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2014/02/03

友人蔵書 講義レポートの参考に通読 取り上げられている小説を新たな視点から眺めることができ、興味深いが 本書の前に、取り上げられている小説を一通り読んでおく必要があるかもしれない

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2011/06/17

妖精譚は、共同体に生じた不具合を修正する、目に見えぬ、外部からは秘められた知のシステムだった。 「取り替え子」構造を用いて、ブラム・ストーカー、オスカー・ワイルド、ラフカディオ・ハーン、ジェームズ・ジョイスなどの文学作品を読み解いていく。 京極堂シリーズも入れ子構造を用いた作品と...

妖精譚は、共同体に生じた不具合を修正する、目に見えぬ、外部からは秘められた知のシステムだった。 「取り替え子」構造を用いて、ブラム・ストーカー、オスカー・ワイルド、ラフカディオ・ハーン、ジェームズ・ジョイスなどの文学作品を読み解いていく。 京極堂シリーズも入れ子構造を用いた作品というのが驚きだった。 難解な文章だが興味深い一冊。

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2011/05/28

[ 内容 ] アイルランドは、なぜ「ケルトと妖精の島」と呼ばれるのか? 事実、赤ん坊や女性が妖精と入れ替わる「取り替え子」の伝承を信じて自分の妻を焼き殺す事件が、一九世紀末に発生している。 幻視的な詩人W.B.イェイツ、『ドラキュラ』のブラム・ストーカー、世紀末の文学者オスカー・...

[ 内容 ] アイルランドは、なぜ「ケルトと妖精の島」と呼ばれるのか? 事実、赤ん坊や女性が妖精と入れ替わる「取り替え子」の伝承を信じて自分の妻を焼き殺す事件が、一九世紀末に発生している。 幻視的な詩人W.B.イェイツ、『ドラキュラ』のブラム・ストーカー、世紀末の文学者オスカー・ワイルド、小泉八雲ことラフカディオ・ハーン、そして、現代文学の高峰ジェイムズ・ジョイス。 一九世紀から現代に連なる「想像力のネットワーク」を手掛かりにして、妖精の正体に迫る斬新な試み。 [ 目次 ] 序章 「妖精とケルトの国」と呼ばれて 第1章 ブリジット・クリアリー焼殺事件 第2章 イェイツとハイド―文学と民俗学と 第3章 ブラム・ストーカー―吸血鬼の顔を持つ男 第4章 オスカー・ワイルド―帝都ロンドンに跳梁する快楽の妖精 第5章 ラフカディオ・ハーン ―クレオール化する民話、グローバルな民話 終章 ジェームズ・ジョイス―もう妖精は見えない [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/10/02

アイルランド人=ケルト人ではない  しかしアイルランドと「ケルト」という概念には切っても切れない結びつきがある  おもしろかった…!いつか行ってみたい国のひとつ

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