徳川将軍家十五代のカルテ の商品レビュー
家康から慶喜まで十五代の将軍と結城秀康、松平忠輝、水戸光圀の生い立ちから死因までを彼らの健康状態にスポットを当てて解説している。家康、綱吉、吉宗、家定、慶喜など大河ドラマで知っている将軍像と記録からひもといた実像との相違など興味深かった。 しかし、時折挿入される著者の意見というか...
家康から慶喜まで十五代の将軍と結城秀康、松平忠輝、水戸光圀の生い立ちから死因までを彼らの健康状態にスポットを当てて解説している。家康、綱吉、吉宗、家定、慶喜など大河ドラマで知っている将軍像と記録からひもといた実像との相違など興味深かった。 しかし、時折挿入される著者の意見というか感想の書き方が私の感性とは合わないようで度々ひっかかってしまった。 著者が将軍たちに対してシニカルな見方をしているような気がして。
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大奥と篤姫の影響により購入・・・のわりに楽しめました。 自分の範疇にない本を読むことができるので、メディアに踊るのもよいものです。
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現代のお医者様が、徳川家の歴代将軍や御台所の病気や、死因を説明してくださっていて、大変興味深い本でした。 文章も読みやすいので、おすすめします。
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読んだ時は面白かったのだが、大樹寺位牌と実際の身長は誤差というには大きすぎるという説の方が僕には説得力を感じさせた。 とすると、ここに書かれているのは与太話か?一般人伊豆儀ない私にはこれ以上検証のすべがない。 ただ、一つ一つの病気についての記述などは正確なものと見受けられた。 い...
読んだ時は面白かったのだが、大樹寺位牌と実際の身長は誤差というには大きすぎるという説の方が僕には説得力を感じさせた。 とすると、ここに書かれているのは与太話か?一般人伊豆儀ない私にはこれ以上検証のすべがない。 ただ、一つ一つの病気についての記述などは正確なものと見受けられた。 いかにも最近のお手軽でとリビアルな新書、というコンセプトの本。割り切って読むには十分楽しめる。
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日本史好きにはたまらないでしょう! お医者さんが書くだけあってとても興味深い内容ばかりです。 特に死因や位牌のあたり。 今までのイメージを抱いて興味本位で読むと確実に壊れるねw
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わかりやすい解説。 驚きの発見。 医学の観点から見た、定説にとらわれない視点で解く徳川家の盛衰がおもしろい!
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15代のうち2名は障害者。長男が継承するのを守った。正妻と側室で合計50人の子を生むが、30人は幼児で死亡。乳母のつけていた化粧が原因。 鉛を含んだ母乳を飲んでいた。家綱が生き物を尊ぶと言ったのを家来達が勘違いした。家光は側室よりも男色を好む。 継承者には帝王学はされいない。城の...
15代のうち2名は障害者。長男が継承するのを守った。正妻と側室で合計50人の子を生むが、30人は幼児で死亡。乳母のつけていた化粧が原因。 鉛を含んだ母乳を飲んでいた。家綱が生き物を尊ぶと言ったのを家来達が勘違いした。家光は側室よりも男色を好む。 継承者には帝王学はされいない。城の中でしか暮らしたことがなかった。家康は子供を生み安い体系の女を側室にした。子供を産んだことがある後家も 側室にした。側室達は、若い女をスカウト。スカウトされた方も子供を産むためにはげんだ。素問のかぎりをつくす。
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プロローグに「歴代徳川将軍にとって、最も大事なつとめは政務でも軍務儀式でもなく、ひたすら子づくりに励むことだった。」とある。この本は文献に残された将軍たちの生活や病歴からその死因を現代の病気に当てはめて考えたものです。作者が医師なだけに妙に説得力のある推察。大奥大好き人間としては...
プロローグに「歴代徳川将軍にとって、最も大事なつとめは政務でも軍務儀式でもなく、ひたすら子づくりに励むことだった。」とある。この本は文献に残された将軍たちの生活や病歴からその死因を現代の病気に当てはめて考えたものです。作者が医師なだけに妙に説得力のある推察。大奥大好き人間としては最初のプロローグにぐっと引き付けられてしまった。江戸時代の頃日本人の平均身長が低かったことは知っていたが、にしても150から160くらいとはチイサーイ。日本人は大きくなったよ。多くの侍医に健康状態をチェックれていたにもかかわらず麻疹や痘瘡(天然痘)といった流行性の疾患はこの時代防ぎようがなかったのか多くの将軍がかかっている。それが死因にまで至っていることはないようだが庶民ならひとたまりもなく多くの人が死んでいったのだろうと想像する。脚気で亡くなった将軍が3人もいるが今脚気という病気はほとんど聴くことがなくそんなに恐ろしい病気だったのかと思う。高血圧、糖尿病といった現代で言う生活習慣病に変わるものが脚気だったのかなあ。結核もないのはやはり隔離された生活だったからかな。作者は歴代将軍の世継ぎ問題に重点を置き、その正室側室生母にも触れているが、こうやって改めて読むと血筋を絶やさぬように子供を作り続ける事の大変さ、それも男子を産むために種馬の使命を果たさなければならなかった将軍とその妻たちが哀れに思えてくる。さらっと読めるがなかなか興味深い1冊だった。2006・3・29
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ごくごく軽い読み物として割り切るか、歴史系の読み物をあまり読んでいない人ならなんとか・・・というレベル。 学術書ではないので、目くじらを立てるのも野暮かもしれないが、遺骨の発掘に携わったわけでも、生前の身長を表しているという徳川家の位牌を実測したわけでもないのに、「わたしの調べで...
ごくごく軽い読み物として割り切るか、歴史系の読み物をあまり読んでいない人ならなんとか・・・というレベル。 学術書ではないので、目くじらを立てるのも野暮かもしれないが、遺骨の発掘に携わったわけでも、生前の身長を表しているという徳川家の位牌を実測したわけでもないのに、「わたしの調べでは吉宗の身長は155センチで当時の庶民と変わらない」などと、平気で言ってのけてしまう。 将軍の死因となった病気も症状からの曖昧な推量で、ごく一般的な予防法などが添えられているだけ。 これなら、史学科の大学院生がネットで病気について調べながら書いた方が、レベルの高い本が書けるのではないかと思う。
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医学的見地から歴史が捉えられていて非常に面白かった。 奇行、どもりなどの原因が障害からきていたと考えると理解出来ます。 また徳川15代の将軍達+αが簡潔に纏められていてのも非常に良い
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