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世にも美しい日本語入門 の商品レビュー

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42件のお客様レビュー

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2017/03/23

画家と数学者が日本語について語った本。 対談なのであっという間に読めてしまいます、でも、読み終えるのがもったいないんです。 短い言葉の中に、日本語への誇りとか憧れとか抒情とか…そういうものがいっぱいに詰まっていて、読みながら、熱いものが喉元に込み上げてくるのを何度感じたこと...

画家と数学者が日本語について語った本。 対談なのであっという間に読めてしまいます、でも、読み終えるのがもったいないんです。 短い言葉の中に、日本語への誇りとか憧れとか抒情とか…そういうものがいっぱいに詰まっていて、読みながら、熱いものが喉元に込み上げてくるのを何度感じたことか… この中で紹介されている本をぜひ読もう、読みたいと思いました。

Posted byブクログ

2016/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつも小説ばかり読んでいるので、新書を手にとってみました。 日本語って綺麗だなあと漠然と思っていたけれど、改めて日本語の奥の深さや、自分の浅学さを感じることができた気がします。 「文字を簡略化するたびに、世代間に一種の段差ができます。世代くらいならまだいいのですが、古典との間に開きができます。」 日本は、日本語で書かれた書物が古くから多く残っている国です。私たちが日本語を正しく身につけられていないことで、その歴史や文化との間に壁が出来るのは、悲しいことだと思いました。 昔から紡がれてきた文学を、言葉を、美しいと思えるように、美しい日本語を学び続けたいなと感じました。 日本語が愛しくなる本です。対談形式で、読みやすかった。

Posted byブクログ

2015/12/03

画家と数学者のおふたりが昭和20年代に師弟関係だったとは。 人と人との出会い、巡り合わせの不思議を感じる。 読みやすい対話形式で素数の話、文学の話、ユーモアについてなど大事なことを楽しく読める。

Posted byブクログ

2015/05/20

古来より受け継がれてきた「和歌」「漢詩」や小学校で歌う「童謡」の豊かな表現とリズムのなかに、美しい日本語は脈々と鼓動していると本書から感じた。 文語体は読みにくい、古臭いと敬遠がちだけれど、日本語の美しさを知りたいのなら自ら挑まなければいけない。

Posted byブクログ

2015/05/11

日本語に対する愛着が痛いほど伝わってくる対談。根っからの文系人間を自認しているけど、この両者から見たらひよっこもええとこやな~、って反省させられることしきり。

Posted byブクログ

2015/02/14

12.13.2014 読了 師弟の対談。 日本語教育を考えさせられる。 とにかく鴎外と四書五経の勉強をせざるを得ない感じになる笑 12.13.2014 読了

Posted byブクログ

2013/10/29

安野さんと藤原さんの対談形式で日本語の美について書かれています。 とても読みやすかったです。入門というよりかは、日本語の美を共有し合おうという内容で、読者自らが美を体験できる本ではありませんでした。

Posted byブクログ

2013/10/02

イラストや絵本、本の表紙などでみんな必ず目にしている画家・絵本作家の安野光雅さんと、数学者の藤原正彦さんは、小学校時代の先生と教え子だそう。美術と数学の先生である師弟二人が、古典作品の中の日本語の美しさ、豊かさについて語ります。最初は意味がわからなくても、文語体や五七調のリズムに...

イラストや絵本、本の表紙などでみんな必ず目にしている画家・絵本作家の安野光雅さんと、数学者の藤原正彦さんは、小学校時代の先生と教え子だそう。美術と数学の先生である師弟二人が、古典作品の中の日本語の美しさ、豊かさについて語ります。最初は意味がわからなくても、文語体や五七調のリズムに触れていると、日本語の美しさを深く味わえるようになります。若い頃から古典や名文に親しむことの大切さをやさしく教えてくれる一冊です。

Posted byブクログ

2012/07/17

対談形式の本です。 とても読みやすく、「入門」の名にふさわしい本だと思います。 日本人の地力は、日本語と日本語によって書かれた”文学”から来ているということを良く解らせてくれます。 この本では先人の書かれた本が例として多く載っており、読んでみたい気持ちになりました。 そう長い本...

対談形式の本です。 とても読みやすく、「入門」の名にふさわしい本だと思います。 日本人の地力は、日本語と日本語によって書かれた”文学”から来ているということを良く解らせてくれます。 この本では先人の書かれた本が例として多く載っており、読んでみたい気持ちになりました。 そう長い本ではないので、一読をお勧めします。

Posted byブクログ

2012/06/30

安野光雅展にてこの人の文章の面白さに気付き、対談モノの新書を自分が買う日がこようとは。画家と数学者が美しい日本語について語る本って物自体が既に面白いんですが。 このお二人、その昔は小学校の先生と生徒だったというのもまた面白いけれど、そのおかげかどこか堅苦しくならないところがまた良...

安野光雅展にてこの人の文章の面白さに気付き、対談モノの新書を自分が買う日がこようとは。画家と数学者が美しい日本語について語る本って物自体が既に面白いんですが。 このお二人、その昔は小学校の先生と生徒だったというのもまた面白いけれど、そのおかげかどこか堅苦しくならないところがまた良い。ちなみに装丁はクラフトさんです。 読書エッセイものとかもそうだけれど、古典から現代まで本当にまともに読んでなくてごめんなさいと謝りたくなる。特にこの本では比較的古典のみだというのに…こんな日本人でごめんなさい。 多少日本賛美すぎるきらいもあるけれど、改めて言われてみると確かに日本語ほど多様な言語もないのかもしれないなぁと。日本語の中で生まれ育ってきたから忘れてしまいがちだけれど、日本語特有のリズムはやっぱり心地良いし美しい。他の言語もきちんと身に染みついて入れば、ちょっとした表現で情緒が読み取れたり、絶妙な言い回しだったりもあるのだろうけど、まずは日本語の美しさを噛みしめて、再確認するのは素敵なことだと思う。

Posted byブクログ