虹とクロエの物語 の商品レビュー
レインボーメーカーって、ほんとにあるんだ~。 クロエ(清沢黒衣)、虹子(宮原)、ユウジ(イオモリユウジ=イモリ)、フジツ(藤津正恭)、草野さん(時告人)、虹子の子供=寿秀(中田英寿から)ユウジとクロエの20歳の子供=小鹿(オジカ)、小値賀島(オヂカジマ、五島列島北部、鹿がいるのは...
レインボーメーカーって、ほんとにあるんだ~。 クロエ(清沢黒衣)、虹子(宮原)、ユウジ(イオモリユウジ=イモリ)、フジツ(藤津正恭)、草野さん(時告人)、虹子の子供=寿秀(中田英寿から)ユウジとクロエの20歳の子供=小鹿(オジカ)、小値賀島(オヂカジマ、五島列島北部、鹿がいるのは隣の野崎島)、そして「夢の遊眠社」を少々…。
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なんとも言えない話であった。文章としては読みやすく味わい深いものはあったけど内容はというと作者の哲学というか独自を延々と垂れ流してるような感じ。 例えばサッカーについての話もかなり詳細に描写されていたけど、なぜサッカーである必要があったのかがよく分からず物語にまったく噛み合って...
なんとも言えない話であった。文章としては読みやすく味わい深いものはあったけど内容はというと作者の哲学というか独自を延々と垂れ流してるような感じ。 例えばサッカーについての話もかなり詳細に描写されていたけど、なぜサッカーである必要があったのかがよく分からず物語にまったく噛み合っていないという感じがしてしまった。サッカーの部分だけが浮いてしまっている。その他にもユウジの吸血鬼という設定、20歳の胎児、五色のクロエ、結局何かの象徴であったのか、それとも現実であったのかもよくわからず消化されないままに終わってしまったような気がする。 やはり結局のところ筆者自身の人生哲学や人間考察をぶちまけたような内容だったのではないか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
虹子とクロエとユウジの物語。 設定が生かされていないというか「これでよかったんだ」みたいな自己完結のような話であまり好きではありませんでした。 「当然。あんたもわかっててやってるんでしょ、一番醜悪なのが自分だってさ」
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お互い、家族よりも密にかかわりあっていた虹子とクロエの物語。20年というあまりにも長い空白を「生まれない胎児」の存在がうまく実感させてくれた。 大人になるのは何歳からでも本当に可能なのかな。
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放課後、多摩川の芝生で、二人だけの言葉を交わすようにサッカーボールを蹴り合った虹子とクロエ。40歳を迎え、行き詰まりを覚えた二人は、あの地点からもう一度再会しようと試みるが…。 五色の虹子とか、ボール蹴りで言葉を交わすとか、いつまでも生まれてこない胎児とか、よく理解できない部...
放課後、多摩川の芝生で、二人だけの言葉を交わすようにサッカーボールを蹴り合った虹子とクロエ。40歳を迎え、行き詰まりを覚えた二人は、あの地点からもう一度再会しようと試みるが…。 五色の虹子とか、ボール蹴りで言葉を交わすとか、いつまでも生まれてこない胎児とか、よく理解できない部分が結構多い。果たして胎児の存在は必要だったのだろうか。これのせいで、この小説を友情物語と見なせばいいのかホラーと見なせばいいのかわからなくなった。ユウジの存在も微妙だった。最後彼は結局どうなってしまったのだろう。気になる。 作者の意図とは違うかもしれないけど、私はこの物語を読んで、友情というものの複雑さを感じた。再会を果たした後、虹子は現実の自分をクロエに言えないまま、話をクロエとユウジとの関係に持っていって誤魔化し、クロエもユウジとの間にできた胎児のことを言えずにいる。二人はお互い昔の関係にもどりつつはあっても、真実は言えずにいる。もどかしいなと思った。二人はよく似ているから、その分色々難しいのかなとも思う。
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「人との関係が束になって個人を作ってるんじゃなくて 人との関係の仕方を束になって真似ているだけでしょう。 どこにバリエーションがあるんだ」 「死にたいのではない、人間を自称する者たちが今実現している 定食のような生き方とは、まるで違うあり方を見つけたかったのだ」
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虹子と黒衣が40歳の女性で、ほぼ私の母親と同じ。 小鹿なる胎児が20歳で、ほぼ私と同じ。 うまく適応できない平凡な人生が ウチら母娘とかさなってしまって よく読めなかったけど。 非言語コミュニケーションを饒舌に物語る一冊。
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放課後、多摩川の芝生で、二人だけの言葉を交わすようにサッカーボールを 蹴り合った虹子とクロエ。40歳を迎え、行き詰まりを覚えた二人は、あの地点 からもう一度再会しようと試みるが…
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最後の胎児の行動の意味がわかったときにはユウジをいっそう愛しく感じた。この話のその後がきになる、けど続きなんて書いてくれないんだろうな・・・・ここで終わっているからいいのかともおもう。 それぞれの思いが倒錯していて少しよみにくかったがいい作品。心を落ち着かせたいなら星野智幸を読ん...
最後の胎児の行動の意味がわかったときにはユウジをいっそう愛しく感じた。この話のその後がきになる、けど続きなんて書いてくれないんだろうな・・・・ここで終わっているからいいのかともおもう。 それぞれの思いが倒錯していて少しよみにくかったがいい作品。心を落ち着かせたいなら星野智幸を読んだらいい。 読んだその日の感情の多くをユウジに搾り取られてしまった。 読んだ後もしばらく心のどっかに引っかかって残る。きっとまた読むだろう。
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