一杯の紅茶の世界史 の商品レビュー
たった一杯の紅茶が歴…
たった一杯の紅茶が歴史を変える。スパイスと同様、紅茶と歴史は密接な関わりを持っていたのだと再確認しました。
文庫OFF
イギリスからの視点を中心に紅茶の歴史についてまとめている。筆者のフィールドワークに基づく知見もあり、今慣れ親しんでいる紅茶以外にも興味を持たせてくれる。
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紅茶の歴史をひとつずつ丁寧に読み解ける。 紅茶が好きだから、ちょっとした紅茶ネタが増えた。 ・アールグレイの由来 ・茶税をめぐる歴史
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世界史、特にイギリスを中心とした近代史がわかる。もちろんイギリス近代史を紅茶のみで説明することはできないため、ここに書かれている歴史はあくまで紅茶から見た世界史になる。紅茶以外にもさまざまな思惑があったことは間違いない。けれどそのうえでイギリスやその他の国の人々がいかに紅茶を愛し...
世界史、特にイギリスを中心とした近代史がわかる。もちろんイギリス近代史を紅茶のみで説明することはできないため、ここに書かれている歴史はあくまで紅茶から見た世界史になる。紅茶以外にもさまざまな思惑があったことは間違いない。けれどそのうえでイギリスやその他の国の人々がいかに紅茶を愛し、一途に向き合ってきたか。そしてそれゆえにと言っていいのか、紅茶をめぐって起きた歴史的(一部現代にもつながる)問題を知ると切なくなる内容だった。 筆者に、紅茶へ生涯を捧げた人への敬意があることは間違いないだろうと思う。
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紅茶の世界史というタイトルだが、イギリスの紅茶文化がいかにして出来上がったのか、という話がつづられている。トワイニングやリプトンなど、よく目にする会社がどのように成り立ち、どんな商売をしてきたのかが簡単に分かり、飲み物売り場や紅茶売り場で少しお得な気分になれる。
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王政復古のチャールズ2世に嫁いだポルトガル王妃・キャサリン・ブラガンザの持参金(金?)には、7隻の船に満載した砂糖があったそう。きゃー姫サマ、糖質摂り過ぎですぞっ! でも実際のところ、人間が一生の間に摂取する砂糖の量って普通どれ位なんだろう?? 一杯4円のチャイが飲める環境も羨...
王政復古のチャールズ2世に嫁いだポルトガル王妃・キャサリン・ブラガンザの持参金(金?)には、7隻の船に満載した砂糖があったそう。きゃー姫サマ、糖質摂り過ぎですぞっ! でも実際のところ、人間が一生の間に摂取する砂糖の量って普通どれ位なんだろう?? 一杯4円のチャイが飲める環境も羨ましいが、安いものだから、安いものでも買えない貧しい人に誰でもご馳走してあげる風潮が何よりステキ。 逸話でいくと、トワイニング よりリプトンに軍配が上がりますな。
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中国の緑茶が神秘の薬としてヨーロッパ人が興味を持ち、どのようにヨーロッパへ伝わったのかが解説してあります。 - 何気なく飲んでいる一杯の紅茶から歴史や世界が見えてきます。 - 紅茶を通して歴史、食文化、経済を知れるのが面白いです。
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茶の起源の話は純粋に面白く、紅茶の普及は大英帝国の植民地時代に虐げられた人々の悲しい犠牲の上に成り立っています。 たった一杯の紅茶の、そんな歴史の奥深さがわかる本です。
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イギリス人がいかにして紅茶と出会い、いまに至るまで紅茶を飲み続けてきたかわかる一冊。 ラプサンスーチョンをはじめ、それぞれのお茶がどのように飲まれてきたか知ると、どうしてそのような香りや味なのかもわかりやすい。 嗜好品の歴史は、ヨーロッパによる搾取の歴史。もっとつらい話が多いか...
イギリス人がいかにして紅茶と出会い、いまに至るまで紅茶を飲み続けてきたかわかる一冊。 ラプサンスーチョンをはじめ、それぞれのお茶がどのように飲まれてきたか知ると、どうしてそのような香りや味なのかもわかりやすい。 嗜好品の歴史は、ヨーロッパによる搾取の歴史。もっとつらい話が多いかと思っていましたが、楽しく読めました。植民地での紅茶の栽培についても、現地の人たちだけでなく、ともに尽力したイギリスの人々(スコットランド出身が多かった印象)のドラマがある。立場は違えど、きっと簡単に支配・被支配の関係とも分けられないのだと感じます。 紅茶(もちろんそれだけじゃないだろうし、広くとって経済といったほうがいいかもしれないが)によって、アヘン戦争やスリランカでの民族対立も始まっていたとは知らなかった。それだけイギリスにとって、紅茶は重要なものなんだなぁ。 それにしても、イギリスでのおいしい紅茶の淹れ方として載っている話、「カップはなんでもいい」「マグカップが冷めなくていい」が衝撃的でした。水色と香りのため、ティーカップにこだわるべきだとばかり…
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一次資料にあたるわけでもなく、Amazonで買えるような一般書を参考にして書いた歴史と、生産現地を訪れた筆者の感想によって構成される、歴史・文化研究者ではない紅茶好きの素人による私的感想文。アッサム、セイロン、リプトンなどそれぞれの歴史の記述はあるが、素人らしい予断が多く信頼でき...
一次資料にあたるわけでもなく、Amazonで買えるような一般書を参考にして書いた歴史と、生産現地を訪れた筆者の感想によって構成される、歴史・文化研究者ではない紅茶好きの素人による私的感想文。アッサム、セイロン、リプトンなどそれぞれの歴史の記述はあるが、素人らしい予断が多く信頼できるものではない。紅茶系の本は多数出版されているので、別のを読んだ方がマシ。
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