アカシア の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『ZAMZA』の「Zinc White」こと辻仁成氏の短篇集。『ZAMZA』の「アカシア」をBGMに読了いたしました。本作に収められた「歌どろぼう」で胸が疼きました。「歌どろぼう」に「歌」を盗まれた壊れかけの夫婦の話。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
未開のジャングルの奥地に放り出され、医療機器も薬もない中で、何もできない自分の不甲斐なさ。無力感を覚えながらも、医者としての誇りは決して捨てない。打つ手がなくとも逃げ出さない。しっかり患者と向き合う姿に神々しいものを感じた。何も施すことができなくとも、一緒に悲しみを分かち、亡くなれば家族のように悲しむ。医師としての立場ではなく、一個の人間として、自分の役割を見つけ希望を見出してゆく生き方に揺さぶられた。過去や未来に捉われず今を穏やかに生きる未開の部落の人々姿にも深い感銘を覚えた。
Posted by
人が人を愛するってどういうことだろう。 私たちはまだ信じ合うことは可能か? もしそれらが全く失われてしまっているとしたら、どうすればいいのだろう。 そんなことを考えさせる五つの短編である。 描かれている世界はどれも重い。 共通するのは現代社人の孤独な姿だ!! アカシア...
人が人を愛するってどういうことだろう。 私たちはまだ信じ合うことは可能か? もしそれらが全く失われてしまっているとしたら、どうすればいいのだろう。 そんなことを考えさせる五つの短編である。 描かれている世界はどれも重い。 共通するのは現代社人の孤独な姿だ!! アカシアという表題には、小説を通して人間への希望を探ろうとする、作者の真摯な姿勢を感じさせてくれる。
Posted by
短編集。 内容をすっかり忘れてた中、思い出したのは、過去も未来という考えが無い民族のなかで人生をまっとうすることを決めた近代人の話。 ふーんと思うだけで、理解できなかった。今は時期じゃないんだね、きっと。あとがきが一番読みごたえがありました。
Posted by
穴をあけて、袋をかぶる。 その穴から見えた世界は、今まで見てきた何よりも違う、本物の姿の世界だった。 (ポスト/明日の約束/ピジョンゲーム/隠しきれないもの/歌どろぼう ・・・世界で一番遠くに見えるもの)
Posted by
とっても現実感のないお話が6編。この人はミポリンと結婚してから、どんどん仮想世界の人になっていくような…
Posted by
「あとがき」も含めると、6つの短編集からなる。「あとがき」と言いながら実は一つ短編を書いているからである。 いずれも、ほんの少し変ったお話だが、それなりに読んで納得する話が多い。 私は、主人公の名前がこの本の表題になっている「明日の約束」と、「あとがき」が好きだ。
Posted by
この人は、実は長編より中篇、中編より短編がいい。 この短編集は、どこか無国籍な香りがして、物語は短いのに深く、とても良かった。 とにく時間の観念や、名前の無い国の話「明日の約束」、子供が見た大人の世界の汚れと、子供の世界の歪み「隠し切れないもの」、生きることを放棄した人が被害...
この人は、実は長編より中篇、中編より短編がいい。 この短編集は、どこか無国籍な香りがして、物語は短いのに深く、とても良かった。 とにく時間の観念や、名前の無い国の話「明日の約束」、子供が見た大人の世界の汚れと、子供の世界の歪み「隠し切れないもの」、生きることを放棄した人が被害に会う「歌どろぼう」が印象的。また時間がたったら読み返してみたい本です。
Posted by
文章が誌的でテンポがいい。読んでいて気持ちが良くなるが内容はあるとは思えない。あまり深く考えないことだ。
Posted by
- 1
