ホーキング、宇宙のすべてを語る の商品レビュー
ブルーバックス等で、相対性理論、量子力学、宇宙論等について学んだことのある中高生以上なら十分理解でき、知識の整理になる本です。 1988年の前作" A brief History of Time"――― ホーキング、宇宙を語る ――― に比べても、前作...
ブルーバックス等で、相対性理論、量子力学、宇宙論等について学んだことのある中高生以上なら十分理解でき、知識の整理になる本です。 1988年の前作" A brief History of Time"――― ホーキング、宇宙を語る ――― に比べても、前作に"er" の2文字が加わり、難解な説明部分は少なくなり、理解を促す平易な説明が増えた。挿絵も従前の科学書に出てくるような簡単なモノクロ画像から、コンピュータグラフィックを使ったカラー版に代わり、ホーキングも登場する動的な画像が直感的な理解の助けになっている。 そういった意味で、物理に興味のある中高生には推しです。 ただ、結論としては、ひも理論までは言及しているが、多重宇宙論、ホログラフィー原理までの言及がなかったのが残念である。 序文 第1章 宇宙について考える 第2章 進化する宇宙像 第3章 科学理論の本質 第4章 ニュートンの宇宙 第5章 相対性理論 第6章 曲がった空間 第7章 膨張している宇宙 第8章 ビッグバン、ブラックホール、宇宙の進化 第9章 量子重力理論 第10章 ワームホールとタイムトラベル 第11章 自然界の力と統一理論 第12章 結論 アルバート・アインシュタイン ガリレオ・ガリレイ アイザック・ニュートン 用語集 訳者あとがき 索引 (内容紹介) 私たちは、宇宙について本当は何を知っているのでしょうか? 私たちが正しいと思っていることは、本当に正しいのでしょうか? 宇宙はどこから来て、どこに行くのでしょうか? 『ホーキング、宇宙を語る』でも取り上げていたこの根源的な問題に対して、現代までに考えられてきた重要な発見・理論のポイントを、よりわかりやすく説明するとともに、最新の理論や観測の成果を盛り込んだ、ホーキング博士待望の新刊! 第1章「宇宙について考える」に始まり、時代によって移り変わってきた宇宙像や科学理論、最近の進歩などを、私たちの身近にある例を用い、平易な言葉で語っています。
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本当に頭がいい人ってのは、小難しいことでもわかりやすく平易な文章で伝えることができるんですよね。 もちろんホーキング博士の話を全部理解できたかと言うとそんなことはない。けれどもスラスラと最後まで読むことができたのは、彼がどれだけ先行研究を理解し、どれだけ宇宙の魅力を世間一般に伝え...
本当に頭がいい人ってのは、小難しいことでもわかりやすく平易な文章で伝えることができるんですよね。 もちろんホーキング博士の話を全部理解できたかと言うとそんなことはない。けれどもスラスラと最後まで読むことができたのは、彼がどれだけ先行研究を理解し、どれだけ宇宙の魅力を世間一般に伝えようとしていたのかを物語っているような気がした。 時間が絶対ではない、っていうのは今更ながらに驚きでした笑
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「ホーキング宇宙を語る」「ホーキング未来を語る」に続く作品。初作から20年たって、進化した宇宙理論をこれまで以上にわかりやすく解説するというもの。「ホーキング未来を語る」しか読んでいないが、確かに前作よりも文章は平易だし、難しい数式も出てこないのでわかりやすいと言えばわかりやすい...
「ホーキング宇宙を語る」「ホーキング未来を語る」に続く作品。初作から20年たって、進化した宇宙理論をこれまで以上にわかりやすく解説するというもの。「ホーキング未来を語る」しか読んでいないが、確かに前作よりも文章は平易だし、難しい数式も出てこないのでわかりやすいと言えばわかりやすい。ただ、基本的に文章だけで解説されているので、基本的なことがわかっていないと理解するのは難しい。ニュートンの重力理論、相対性理論、量子理論、ブラックホール、超ひも理論など、他の初心者向けの本で触れたことはあったので、なんとなく雰囲気は感じることができた。天才物理学者の頭脳って、やっぱりすごい。
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《ホーキング宇宙のすべてを語る》読了 宇宙関連の本を最近読んでいなかったので、復習がてらとっつきやすそうものを……と読んでみたけど、実際はとっつきやすくなかった( ̄▽ ̄;) 自分の頭の出来の問題なのか、翻訳の問題なのか、原文の問題なのか、理解不能な部分が多かった。 読みづら...
《ホーキング宇宙のすべてを語る》読了 宇宙関連の本を最近読んでいなかったので、復習がてらとっつきやすそうものを……と読んでみたけど、実際はとっつきやすくなかった( ̄▽ ̄;) 自分の頭の出来の問題なのか、翻訳の問題なのか、原文の問題なのか、理解不能な部分が多かった。 読みづらくはないけど、なんだかよくわからんっていう部分があって読後の感想としてはモヤモヤしたものが残る。 それにしても宇宙って面白い! 極小の素粒子から極大の宇宙のことまで、すべて繋がるロマンよ。 以下、読書メモと抜粋(超個人的) ★ニュートンの万有引力の法則によると、2倍の質量の物体は2倍の重力で引っ張られる、しかし同時にそれは2倍の質量を持っていることから、第2の法則により同じ力なら加速度は半分となる、したがって二つの効果は互いに打ち消し合い、結果として、加速度は質量にかかわらず同じになる。 ★相対性理論 時間と空間は独立して分かれているのではなく、時空と呼ばれる形に一緒に統合された。時間は絶対的なものではなくなった。観測者によって異なる。 ★空間は三次元。これに時間を加えると時空間となり四次元となる。 ★アインシュタインの公式e=mc2乗(質量とエネルギーの等価性) ★広島を破壊した原爆で、エネルギーに変えられた物質の質量は、たった30グラム以下 ★時空は質量とエネルギーの分布により歪む ★地球から最も近い恒星はケンタウルス座のプロキシマ星、約四光年(38兆km) ★銀河系は直径約10万光年で、銀河の中心を数億年かけてゆっくりと一周している ★肉眼で見ることのできる恒星は、すべての構成の中のほんの1部に過ぎない。私たちは約5000の星を見ることができるが、これらは私たちの銀河天の川銀河にある全ての星の0.0001パーセントにすぎない。しかもこの天の川銀河自体、現代の普通の望遠鏡で見ることができる1000億以上の銀河の中の一つに過ぎない。そして、それぞれの銀河には平均して数1000億の恒星がある。 ★光は音と同じように、ドップラー効果と同じ効果が現れる。近くは波長が短く、遠くは波長が長くなる。波長が短い光は青く、波長が長い光は赤く見える。 ★ハッブルの観測により、赤方偏移している銀河ばかりが見つかった。つまり、宇宙は膨張しているということ。 ★宇宙が膨張し続けていなければ、逆に収縮を始めるかもしれない(恒星や銀河などお互いが重力によって引きつけ合っているわけだから) ★ビッグバン以前に何か事情があったとしても、それはビッグバン後にはどんな影響も残せないので科学的な宇宙モデルに含まれるべきではない。これがビッグバンこそが時間の始まりだとすべき理由。 ★光速は有限だから、ブラックホールの質量からは逃れることができず脱出できないため、光をも飲み込む。 ★ニュートンが生きている時代は、教育を受けた人には少なくとも大筋では人間の知識の全体像を把握することが可能だった。しかし、それ以来、科学の進歩のペースはあまりにも早く、これが不可能になってしまった。 理論は新しい観測を説明するために絶えず改訂されるので、普通の人々が理解することができるように適切に、ようやく簡素化されることはない。理解できるのは専門家だけで、専門家でさえ化学の理論のほんのわずかな割合だけ、自分の狭い専門について正確に把握したいと望むのが関の山。 さらに進歩があまりにも急速なので、学校や大学で学ぶことはいつも少し時代遅れ。 ほんの数人の人々だけが知識や急速に前進している、フロンティアについていくことができるが、そのためにはまず自分の専門を、狭い分野に限定した上で自分の時間の全てを捧げて専念しなければならない。 これは哲学が科学を語ることはできなくなった理由でもある。
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宇宙、科学理論、ニュートン、アインシュタイン、相対性理論、ビッグバン、ブラックホール、量子力学、四つの力など、難しい話を、理解しやすいように丁寧に語ってくれている。ホーキングとムロディナウ氏の著作をもっと読みたい。
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読んでいてなんだか理解したような気になって最後まで読めた。実際には仕組みは理解もできないのですが、分かったような気にさせるってこともすごいな。面白かった。
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古典物理学から量子力学までの変遷を解説しつつ、宇宙論を分かりやすく紹介 光速より速く移動することが出来ない =タイムトラベル出来ない =宇宙人と会えない 科学の使命は事象を不確定性原理の限界まで予測することができる法則を発見すること
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物質による物質のための神話。 科学というものもやはりものの見方である以上、どこかで神話とならざるを得ない。それを忘れて進んできてしまったからこそ、シュレディンガーは警鐘を鳴らしたのだ。 ホーキング博士が果たしてどこまで考えているかわからないが、統一した理論を求めている辺り、おそら...
物質による物質のための神話。 科学というものもやはりものの見方である以上、どこかで神話とならざるを得ない。それを忘れて進んできてしまったからこそ、シュレディンガーは警鐘を鳴らしたのだ。 ホーキング博士が果たしてどこまで考えているかわからないが、統一した理論を求めている辺り、おそらく同じことを考えているのだと思う。宇宙の存在ではなく、存在の宇宙。はじめからそこを漂っていたのだ。人間は何かの始まりというものをうまく考えることができない。仕方がないので、無限大ということにしてしまうのだ。だからこそ、宇宙の始まりが途方のもない状態であるしかないのだ。宇宙がどのように始まったにしろ、なにがしかがそこに存在していなければならなかったのである。真の意味で存在しないものというのは語れないのだ。 そのため、ビックバンと言ってみたり、ひもであると言ってみたり、素粒子だなんだという理論が生まれることができる。宇宙の始まりがわかれば生命の始まりがわかるという科学者が時々いるが、それは半分当たっていて半分間違っている。このなにがしかの存在からたくさんの生命が流れ出たということは言えるかもしれない。だが、その流れ出たものが、なぜ生命であったのか、科学は神話的に語らざるを得ないはずだ。宇宙論も物質だけから語るだけではなく、物質を物質としてみているこの存在から語る必要があるのではないか。それが宇宙の統一理論になっていくのだと思う。
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この車椅子のホーキング博士はビッグバン説を挙げた人ですよね。世に広がって常識となりつつあるビッグバン説を提唱した人がまだご健在であることに、まず驚きました。 宇宙のすべてと言うだけあって浅かったけれど広く、宇宙のことを知ることができました。宇宙って広大で神秘がたくさんの場所(?)...
この車椅子のホーキング博士はビッグバン説を挙げた人ですよね。世に広がって常識となりつつあるビッグバン説を提唱した人がまだご健在であることに、まず驚きました。 宇宙のすべてと言うだけあって浅かったけれど広く、宇宙のことを知ることができました。宇宙って広大で神秘がたくさんの場所(?)ですね。宇宙に憧れる人の気持ちがわかるような気がしました。こんなに広い宇宙なのに数多種類の生命が住んでいる惑星って一つだけなんですね。凄い!!!
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写真も豊富でとても読みやすい本である。宇宙に関して子どもに説明できるようなスタイルを学習するためにも読んでおくといい本である。
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