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脳と魂 の商品レビュー

2.9

9件のお客様レビュー

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2023/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「すべては脳にある」「意識中心主義」「都会と自然」の養老孟司氏と僧侶であり作家の弦侑宗久氏の対談です。「脳と魂」、2005.1発行。私の脳構造の彼方の話でした。頭に残ったのは:日本人しかとれない姿勢が正座と蹲踞とか。そうなんですね。そう言えば、将棋はずっと正座で対局してますが(胡坐をかいても指す時は正座で)、囲碁はかなり前から椅子での対局を採用していた気がします。(違ってたらごめんなさい)国際棋戦があることも関係しているのかなと思いました。正座に戻せば国際棋戦に勝てるかも・・・w。

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2022/06/06

「バカの壁」の養老孟司さんと小説家で僧侶の玄侑宗久さんの対談を書籍にしたもの。お二人とも見識が広く、深い、普段からこういうことを考えているのか、ご自身の中で知識がネットワーク化されていて、そこからそこに飛ぶ!?っていう感じでついていけない部分も結構ある。そこで二人で「そうそう」っ...

「バカの壁」の養老孟司さんと小説家で僧侶の玄侑宗久さんの対談を書籍にしたもの。お二人とも見識が広く、深い、普段からこういうことを考えているのか、ご自身の中で知識がネットワーク化されていて、そこからそこに飛ぶ!?っていう感じでついていけない部分も結構ある。そこで二人で「そうそう」ってわかり合っているので、うむむ。読む側の力量かって言う話。あくまで対談の書籍化なんで、二人の問題ではないです。 筋肉にも記憶がとかはなるほどって思った、そう言われてみればそうだなって、西洋かぶれな状態なんだろう自分も、悪くはないと思うが客観視できるとより良いと思う今日この頃

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2020/10/11

ゆるくフワッとしているが読物として面白い内容だった。 自立とは何だ?という項目が面白かった。 今は自分で稼げるようになったらつまり経済的にということを連想する。タイでは修行に行くことが自立、アフリカだとサイを一等倒す、マダガスカルなら牛を盗むなどと書かれてあった。 今の日本な...

ゆるくフワッとしているが読物として面白い内容だった。 自立とは何だ?という項目が面白かった。 今は自分で稼げるようになったらつまり経済的にということを連想する。タイでは修行に行くことが自立、アフリカだとサイを一等倒す、マダガスカルなら牛を盗むなどと書かれてあった。 今の日本なら、経営者になる、投資をする、とかが自立かなぁと思う。資本主義がどんどん進んでお金がお金を稼ぐようになれば、本書で語られている仏教修行のような身体的なことは確かに求められるような気がする。

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2020/05/02

対談は読むのに時間がかかる。 僧侶と学者の対談はわかりやすいが、難解。 個人、個性、独創性について考えさせられた。 日本人は仏教的考え方を普通に持っていて、欧米のキリスト教的な考え方とは異なる。それを戦後に欧米を、手本にしたので、教育や経営、政治が、しっくりいってない。

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2019/07/14

敬愛する養老孟司と僧侶であり作家である元侑宗久との対談 をまとめた本。いつもながら腑に落ちる言葉が多くて読んで いて楽しかった。今まで細かく切り刻んで部分だけを見て きた西洋科学とその上に成り立つ文明は、全体を見る目を 持たなければならない。子供には「とにかく、黙ってやれ」 と言...

敬愛する養老孟司と僧侶であり作家である元侑宗久との対談 をまとめた本。いつもながら腑に落ちる言葉が多くて読んで いて楽しかった。今まで細かく切り刻んで部分だけを見て きた西洋科学とその上に成り立つ文明は、全体を見る目を 持たなければならない。子供には「とにかく、黙ってやれ」 と言って修行をさせた方がその子にとって自由である。人を 殺してはいけないのは経済的に見ても明らか(何もない所 から鉄砲の弾を作るのに比べ、一人の人間を作り出すのに 一体どれだけの費用がかかるというのか)。などなど。 いや、私も潔くありたいものですな。やせ我慢は決して悪い ことじゃない。

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2013/08/07

個人的に凄く興味をそそられるテーマ、それを語るにふさわしい二人の対談ということで、期待しながら読みました。  ・魂とはなんなのか?  ・脳の機能なのか?  ・それとも別なものなのか? 物質では説明できないそういったものを考えていくと仏教、禅の思想につながる。 といった内容を期待し...

個人的に凄く興味をそそられるテーマ、それを語るにふさわしい二人の対談ということで、期待しながら読みました。  ・魂とはなんなのか?  ・脳の機能なのか?  ・それとも別なものなのか? 物質では説明できないそういったものを考えていくと仏教、禅の思想につながる。 といった内容を期待していたのですが、残念ながら踏み込んだ議論はなく、もっと軽い雑談的な内容でした。

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2010/04/03

思想本は対談でよむと分かりやすくなりますが、「自分の思想はつきつめるとお経になる」とのべる養老氏と芥川賞作家の僧侶の対談でわかりやすく面白い。

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2009/10/07

ゆるやかに曖昧で、精緻な自然をそのまま受け容れる仏教的な科学者。悟りを論じるのに脳科学を援用し、死後の世界を量子論から透徹する禅僧。二人のねじれが螺旋のようにからみ合い共振する。智慧と勇気のダブル・スパイラル。

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2020/07/15

いやになりますね、あの保険っていうのは。お葬式の現場でも、人が死んだっていうことはやっぱり徹底的に悲しくていいと思うんですね。物心両面で悲しいと。心は悲しいけれど、お金はたんまり入るらしいよっていうのって、本当に人間の感情を複雑にしていきますよね。(p.134)

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