藤堂高虎 の商品レビュー
主君を何度も変えなが…
主君を何度も変えながら常に時代の権力者の側にいた藤堂高虎。その警戒心の強さと出世術の上手さを検証。
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あらためて藤堂高虎。 武勇に強いだけでなく、築城や行政に幅広い能力を発揮し、主君の信頼に応えつづけたのに、その主君を何度も変えたためか、なぜか歴史的には評価が低い。 見方によっては、当代随一のキングメーカーだったかも知れない。 そういう生き方も有りかと。その時々の情勢や自己の有り...
あらためて藤堂高虎。 武勇に強いだけでなく、築城や行政に幅広い能力を発揮し、主君の信頼に応えつづけたのに、その主君を何度も変えたためか、なぜか歴史的には評価が低い。 見方によっては、当代随一のキングメーカーだったかも知れない。 そういう生き方も有りかと。その時々の情勢や自己の有り方で、自分が前に出るよりも、下に居た方が良い事もあるだろう。 また、彼の本当の凄さは、自分の死後もお家を代々守るための布石をしっかりと打っている事ではないだろうか。恐らく、当初の価値観としてそれが一番重要であったはず。 やりようによっては天下を狙えたかも知れない、でもそうせず家や家族を守るためにキングメーカーに甘んじたのかも知れない。少なくても、単なるごますりではそんな大事は成せなかっただろう。
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主人公だからって藤堂高虎を持ち上げ過ぎ...。秀長が頼りにするのはいいとしても、黒田官兵衛や本多正信の存在を無視するかのような余りに出来すぎな高虎ストーリー...。
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「主家を転々とした」のは 高虎が天分を発揮する為の 脱皮のような 成長する上で欠かせない過程であり その過程を貫いて実行させたのは 人には “適材適所” というものがあることを識り 且つそれを蔑ろにしなかった 或いは諦めなかった 高虎の剛直な資質なのだろうと 私は思う。
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素敵な高虎像です。 家康に心から仕えるそんな忠臣として描かれましたが、 秀長時代もとても魅力的でした。
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大阪観光の際、江戸時代の古地図を眺めてたら、天満の帝国ホテルのある一帯が藤堂家の屋敷だったことを知る。どんな武将か知りたくなったまま随分時間がたっていた。出張前に図書館で借り出し。 一貫して高虎に好意的な記述が続き、筆者が高虎を愛する姿が伝わる。秀吉、家康に仕え、幕末まで一貫...
大阪観光の際、江戸時代の古地図を眺めてたら、天満の帝国ホテルのある一帯が藤堂家の屋敷だったことを知る。どんな武将か知りたくなったまま随分時間がたっていた。出張前に図書館で借り出し。 一貫して高虎に好意的な記述が続き、筆者が高虎を愛する姿が伝わる。秀吉、家康に仕え、幕末まで一貫して徳川家の信頼を引き受けることになる。専ら主(あるじ)の価値観を理解し本質を見極めて仕える、こういう人の存在も徳川家の繁栄を永きものに至らしめたことは間違いないであろう。 或いは、家康のような人柄だったこそ、高虎は考えを読みやすく仕えやすかったのかもしれない。個人的にこの武将が好きになれるかどうかは、ちょっと疑問、かな?私は、当時海外に目を向けることができた武将に贔屓目になってしまう。 海外出張のフライト中に読了。
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江戸幕府の礎を築いた男。 築城の名手。 それにしてもこの書で高虎の唯一のミスとして挙げられた「渡辺勘兵衛」という人物。 気になる!! 最後に高虎が手がけた城の写真入りの説明もあり。
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ごますり大名、風見鶏大名といわれる藤堂高虎の小説。高虎の行動を、徹底的に擁護する論調です。戦国から江戸期の重大事件に高虎が関与・画策していることなども多く、晩年ならまだしも、どこまで本当なのか疑わしいところがあります。 2009.5.8読了
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主君替えが多くマイナス印象が強いであろう武将だが、 時代の流れを瞬時に感じ取り生き残っていく様が 丁寧に書かれてあり、見方が変わった一冊。 とにかくこの作品の与右衛門はいちいちカッコイイ
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お互いを高く評価しあってる秀長と高虎の主従関係が好き。家康への忠誠心は秀長に向けるそれとは質が違うけど酸いも甘いも噛み分けた二人の晩年の関係はまた違った意味で好きです。お互いの腹の内は了解済みというか…。興味深い。
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