永遠の不服従のために の商品レビュー
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少し古いけど、全編が反権力、反ブッシュ、反小泉、反既存ジャーナリズム。辺見庸ってこんな感じだったっけ?という印象。一貫しているのはいいけれど、読んでいるとちょっと痛々しくなります。。
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もの食う人々が好きで、この本も読んでみたけど、う~ん… まあ読んだのが、小泉政権の最後の頃だったからかもしれないけれど
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テロリズムは、こちら側の条理と感傷を遠く超えて存在する、彼方の条理なのであり、崇高なる核心でもあり、ときには、究極の愛ですらある。 テロは狂気であり、いかなる理由にせよ、正当化されてはならない。 今や欧米の民主主義を根本から疑わざるを得ない。たったいっぱつ分の金額で飢えたアフガン...
テロリズムは、こちら側の条理と感傷を遠く超えて存在する、彼方の条理なのであり、崇高なる核心でもあり、ときには、究極の愛ですらある。 テロは狂気であり、いかなる理由にせよ、正当化されてはならない。 今や欧米の民主主義を根本から疑わざるを得ない。たったいっぱつ分の金額で飢えたアフガン難民数万人が腹いっぱい食える。この治世は一日も早く滅びた方がよい。 テロリストの発想は、ナチスのユダヤ人最終解決とどこか似ている。 国家が本質的に抑圧期間であることは疑いない。 政治が生活の集約であり、戦争が政治の集約である限り、戦争にはまた生活にあるすべてのものがある。
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現代日本において最もラディカルな姿勢を貫き、状況と向き合うアクチュアルな言説を呈示する作家は辺見庸ただ一人である。 あたかもイラクの空から降りそそぐ殺傷爆弾の下、身体とその未来を切断された子どもに寄り添い、無慈悲な暴力に対抗する怒りの言葉を叫ぶが如く、暗く重い情念が文体に満ち、読...
現代日本において最もラディカルな姿勢を貫き、状況と向き合うアクチュアルな言説を呈示する作家は辺見庸ただ一人である。 あたかもイラクの空から降りそそぐ殺傷爆弾の下、身体とその未来を切断された子どもに寄り添い、無慈悲な暴力に対抗する怒りの言葉を叫ぶが如く、暗く重い情念が文体に満ち、読む者を圧倒する。
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