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ガラスのうさぎ の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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本屋で文庫版を発見!…

本屋で文庫版を発見!私が小学生の時読書感想文を書いた本なんですが、戦争を知らない世代の私達に戦争の悲惨さを教えてくれる貴重な本です。粗筋「1945年3月10日の東京大空襲で、十二歳の敏子(この本の作者)は母と二人の妹を失い、その後父までも機銃掃射で…。焼け跡には、彼女の家にあった...

本屋で文庫版を発見!私が小学生の時読書感想文を書いた本なんですが、戦争を知らない世代の私達に戦争の悲惨さを教えてくれる貴重な本です。粗筋「1945年3月10日の東京大空襲で、十二歳の敏子(この本の作者)は母と二人の妹を失い、その後父までも機銃掃射で…。焼け跡には、彼女の家にあったガラスのうさぎが変わりはてた姿でころがっていた。うさぎは燃えさかる炎に身を焼かれながらも、戦争の悲惨さを見つめ続けていたのだった」ノンフィクションだけに戦争の凄惨さが生々しく綴られていました。あんな光景一生忘れられないのでしょうね

文庫OFF

戦争の時代に生きた少…

戦争の時代に生きた少女の話です。お母さんも、家もなくなり、兄は戦争に向かいそして目の前で、父が死に。。。一人で父の埋葬を済ませたりと辛いことを一人で立ち向かう少女の強さが書かれています。

文庫OFF

2024/05/21

「一九四五年三月十日の東京大空襲で、十二歳の敏子は母と二人の妹を失った。焼け跡には、敏子の家にあったガラスのうさぎが、変わりはてた姿でころがっていた。うさぎは、燃えさかる炎に身を焼かれながらも、戦争の悲惨さを見つめ続けていたのだった…。戦争の中を生きぬいた著者が、平和への祈りをこ...

「一九四五年三月十日の東京大空襲で、十二歳の敏子は母と二人の妹を失った。焼け跡には、敏子の家にあったガラスのうさぎが、変わりはてた姿でころがっていた。うさぎは、燃えさかる炎に身を焼かれながらも、戦争の悲惨さを見つめ続けていたのだった…。戦争の中を生きぬいた著者が、平和への祈りをこめて少女時代の体験をつづった感動のノンフィクション。戦時用語など語句の解説を増やした待望の新版。小学校高学年・中学校向き。」

Posted byブクログ

2024/01/23

敏子と同じくらいの歳で読んだ本 戦争の攻撃による恐ろしさだけではなく、疎開先や社会の冷たさや厳しさにも衝撃を受けて、辛くなった記憶 敏子の強さにも圧倒されて自分と比べたような

Posted byブクログ

2023/11/25

高木敏子さんの東京大空襲体験を元にしたフィクションです。(ノンフィクションでも良かったのでは?) その日、母と妹を亡くした12歳の少女だった高木さん、明るく前向きに書かれています。 初版から50年以上、読み継がれている理由がわかります。 #小学生

Posted byブクログ

2021/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

確かに この時代があった 今の私自身に経験がない時代だけど 今生きている人の中に 実際に経験している人の方が少なくなっているけど 確かにこの時代があったんです 生きていた 生きていた どうやって生きているのか どうやって生きたいのかが 選べない生き方 こうするしかない生き方 この場の現実から 負けない生き方 なんで生きているのか 何がしたいのかもわからなくなるけど 生きている以上 生き続けようと思う 少しだけ 生きているから 日常をすごしていける 最悪な日常かもしれないけど それ以上の最悪を知っているから 今、生きているのだから

Posted byブクログ

2021/08/31

日本人の恐ろしさ。危うい健気さ。お国のため?愛国心?人は何でこんなにも健気に戦争に向かったんだろう?何が人をそんなにも信じ込ませたんだろう?貧しさと家族の死の絶望の中で生きる12歳の少女。私含め今の人には耐えられないと思う。今の時代はそういう過去の上に成り立っていることをわかって...

日本人の恐ろしさ。危うい健気さ。お国のため?愛国心?人は何でこんなにも健気に戦争に向かったんだろう?何が人をそんなにも信じ込ませたんだろう?貧しさと家族の死の絶望の中で生きる12歳の少女。私含め今の人には耐えられないと思う。今の時代はそういう過去の上に成り立っていることをわかっていないといけない。戦争は全てを踏みにじる。教育の役割は大きい。

Posted byブクログ

2019/08/19

戦争で親や妹をなくしてしまった少女。自力で父の葬儀の手続きをしたり、疎開先では大変な労働をしたりと苦労もあり落ち込むこともある中で、その時々で出来ることに前向きに取り組むエピソードが綴られている。ダンスホールになっていた国技館(!)で灯りを借りて勉強をしたエピソードには驚いた。

Posted byブクログ

2015/04/30

数十年ぶりに読み返した。 戦争体験を描いたノンフィクションは数ある中で、この作品が今もかなり読まれている理由の第一は「タイトル」だ、と大人になって読んで思う。 「ガラスのうさぎ」と聞くだけで、美しく、愛らしいものが壊れていく様子を思い描かない人はいない。それに「戦争体験もの」とい...

数十年ぶりに読み返した。 戦争体験を描いたノンフィクションは数ある中で、この作品が今もかなり読まれている理由の第一は「タイトル」だ、と大人になって読んで思う。 「ガラスのうさぎ」と聞くだけで、美しく、愛らしいものが壊れていく様子を思い描かない人はいない。それに「戦争体験もの」というイメージがプラスされれば「幸せだった少女が戦争で過酷な経験をする話だろう」と思い、読まないうちから胸を痛める。 実際に読んでみると、淡々と書かれているし、「ガラスのうさぎ」についての記述もほんの少しだ。もしこれを「作家」が書いたなら、もっとドラマチックに盛り上げて、「ガラスのうさぎ」の象徴性を高めたに違いないが。生き残った父が機銃掃射で亡くなったり、親戚から冷遇され、こっそり逃げ出したりという劇的なシーンもあっさりしている。 でも、だからこそ読みやすいし、リアルだと思う。読者に「近い」人が経験し、書いたというのが伝わる。 タイトルと相俟って今も読み継がれる理由はそこにあるのかもしれない。 東北の震災と偶然にも日にちが続いたため、より古い東京大空襲は忘れられがち。 忘れないように、こういう本はどの学校にも置いてほしい。

Posted byブクログ

2012/11/19

子供に戦争を伝えるいい本だと思います。 大人になってから読むと若干感想が違うと思う。 つらかった。大変だった。と書かれると逆に引いてしまう。 大人には事実を客観的に書かれた方が、より伝わる気がする。

Posted byブクログ