分冊文庫版 魍魎の匣(上) の商品レビュー
「奇妙な小説」、同級…
「奇妙な小説」、同級生に憧れる少女の巻き込まれる事故、ハコを祀る新興宗教などが平行し、そして始まる猟奇的殺人事件。一体、誰が何のために? 理不尽としか思えない出来事が次々と起こりますが、そこは京極夏彦の文章力、長編にもかかわらず引き込まれていきます。長いからといって下巻を別に買お...
「奇妙な小説」、同級生に憧れる少女の巻き込まれる事故、ハコを祀る新興宗教などが平行し、そして始まる猟奇的殺人事件。一体、誰が何のために? 理不尽としか思えない出来事が次々と起こりますが、そこは京極夏彦の文章力、長編にもかかわらず引き込まれていきます。長いからといって下巻を別に買おうなんて思っていると夜中に続きが読みたくて深夜営業の本屋に走ることになるかも。
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バラバラ殺人、箱の中…
バラバラ殺人、箱の中で生きてる少女、気持ち悪いけど覗いてみる?
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いろんな事件が平行し…
いろんな事件が平行して行われていく、、、これがどうつながるんだ!とハラハラドキドキ。すぐ中下巻を読みたくなります。
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それぞれにシンクロし…
それぞれにシンクロしているいくつもの事件。一体,これらが「不思議でない」事なしに解決できるのかどうか気になってしまい,一気に読んでしまいます。
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※このレビューにはネタバレを含みます
取り急ぎ上巻読了。 姑獲鳥の夏からの登場人物が出てくるおかげで、話がわかりやすく、記憶も呼び起こされる。 設定時代も戦後?で古いが、登場人物の心象風景は受け入れづらくはない。 上巻後半の京極堂ワールドは秀逸。御託は多いが関心させられることが多い。 鳥口さんはおとぼけ君かと思いきや、結構しっかりとした考えの持ち主。 関くんは姑獲鳥の夏の頃よりはマシになった?が情緒不安定。情けないなあと思いながら共感している自分はやはり関くん(ワトソン)タイプなんだなと思う。 この後の中巻への期待も大きい。
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初めての京極作品。 前半の不穏な雰囲気にいまいち馴染めなくて読み切れるか不安だったけど、後半の関口鳥口京極堂でオカルト云々を議論してるシーンは楽しく読めた。妖怪ファンタジーかと思ったけど、意外とリアリティーな要素もあるらしい。 続編も読んでみようか迷うところ
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凄まじき情報量、非常に楽しめる。 中途に挟まれる話も良い。あの隙間を埋めたくなる奇妙な感覚に妙に共感。
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【あらすじ】 14歳の楠本頼子は、憧れの同級生柚木加菜子と親しくなり、ある日二人で湖を見に出かける。しかし加菜子は、駅のプラットフォームから転落し瀕死の重傷を負う。加菜子を轢いた列車に偶然乗車していた東京警視庁の木場修太郎は、加菜子が運ばれた病院で恋焦がれていた元女優美波絹子と出会う。加菜子の姉である絹子(本名陽子)は、加菜子を絶対に死なせないと宣言し、巨大な箱のような「美馬坂近代医学研究所」へ加菜子を移送する。その後陽子のもとに加菜子の誘拐予告状が届き、警察による厳重な警備にも関わらず、加菜子は忽然と姿を消す。一方作家の関口巽は、カストリ雑誌の編集者鳥口守彦とともに連続バラバラ殺人事件と穢れ封じ御筥様との関連を調査することになる。御筥様の信者リストには、バラバラ殺人事件の被害者と思われる少女や新進気鋭の作家久保竣公の名前があった。二人は京極堂こと、陰陽師の中禅寺秋彦に助言を求める。 【感想】 冒頭から何度か挿入されている不気味な話が、最後に久保の書いた小説とわかるまで、終始気になった。ハコが全てに共通している理由、それぞれの事件や事実がどのように関連していくのかなど、謎が多く次も楽しみ。京極堂のうんちくが少々長く、読むのに時間がかかった。あらすじ書くのも時間がかかった。
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京極夏彦の和風ミステリー、「百鬼夜行シリーズ」の2作目。分厚過ぎて文庫本が"匣"型になってしまったことで有名(?)な本作、『魍魎の匣』を手に取ってみた。(手に取ったのは、取り扱いに良い分冊版。) 中央線武蔵小金井駅で発生した人身事故。重傷を負いながらも一命を...
京極夏彦の和風ミステリー、「百鬼夜行シリーズ」の2作目。分厚過ぎて文庫本が"匣"型になってしまったことで有名(?)な本作、『魍魎の匣』を手に取ってみた。(手に取ったのは、取り扱いに良い分冊版。) 中央線武蔵小金井駅で発生した人身事故。重傷を負いながらも一命を取り留めた女学生・柚木加奈子。「加奈子を――死なせはしません」、加奈子の姉・美波絹子、もとい柚木陽子は決然と言い、加奈子を森の中に佇む正方形をした異様な建物「美馬坂近代医学研究所」へ運び込む。警察によって過剰な程の警備体制が敷かれる謎の研究所。そんな中、身動きが取れないはずの加奈子が研究所から姿を消してしまい―――。 その素性に謎を秘める加奈子。加奈子の転落事故に居合わせた、彼女との"運命的な関係"を妄信する同級生の頼子。突然引退して世間から姿を消していた元女優で加奈子の姉である陽子。そして、陽子が加奈子を託した「美馬坂近代医学研究所」の所長・美馬坂幸四郎。彼らの秘められた関係を明かすための鍵は、同時期に発生する「連続バラバラ事件」と、その被害者を繋ぐ「穢封じ御筥様」と呼ばれる宗教集団なのか。まだまだ物語は始まったばかり―――。
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引き込まれます。雰囲気が良い。魍魎と名乗ってるわりには、オカルトに傾倒せず、けっこう普通のミステリーとして読める。怖さは無い。しっかし「京極堂」って自分好き過ぎだろ、ってくらい理想化された自分の姿を表現してるんだろうな。
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