被差別の食卓 の商品レビュー
興味深く読んだけど考察が物足りない。ソールフードはどこでもなんとなく似ている、とざっくり示してしまうことで、もっと重要な部分が抜け落ちてしまうのではないだろうか。それも料理という面、差別という面両方にとって。
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父が、食に関する本を読むのが好きだったので私も自然に好きになりました。この本は、被差別者たちに特有の料理を取材し記述したもので、料理と彼らの生活が密着していてとても興味深い。 伝統に根付く差別は学校の授業で習った程度の知識しか持ち合わせていなかったので、差別に関する知識を得られた...
父が、食に関する本を読むのが好きだったので私も自然に好きになりました。この本は、被差別者たちに特有の料理を取材し記述したもので、料理と彼らの生活が密着していてとても興味深い。 伝統に根付く差別は学校の授業で習った程度の知識しか持ち合わせていなかったので、差別に関する知識を得られただけでも読んだ価値があったと思います。面白く読みやすかった。
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内容はおもしろくはあるんだけど、細部の考察なんかが、どうもうーん。弱いというか怪しいというか、粗雑感と過剰感が否めない気がする。
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一部の限られた人たちが普通は食べることはない食材を工夫して調理して食べたものが 現代ではソウルフードと呼ばれている。当時のソウルフードは味よりも栄養を摂取することを優先させていました。 現在はちょっとしたアレンジも加えられ食べやすい土地の名物料理となっていたりします。 生き抜くた...
一部の限られた人たちが普通は食べることはない食材を工夫して調理して食べたものが 現代ではソウルフードと呼ばれている。当時のソウルフードは味よりも栄養を摂取することを優先させていました。 現在はちょっとしたアレンジも加えられ食べやすい土地の名物料理となっていたりします。 生き抜くための料理がその土地の名物料理になって観光客に振る舞われているとは皮肉なものです。 あたり前のように食べていた家庭料理がその家独自のソウルフードかもしれません。 でもそれは恥ずかしいことではなく、むしろ自慢すべきことです。 何年経っても忘れない味こそがソウルフードの本質だと思います。
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「もの食う人びと」と同じくらいの良書。ジャンルもルポタージュやし。被差別部落(国内外問わず)でのみ食べられている、一般の人は捨てたりして食べない部分を上手に料理して独自の食べ物に昇華させていった文化がある。食べ物を造る産業に携わるモノとして、文化としての食べ物という側面は見逃せな...
「もの食う人びと」と同じくらいの良書。ジャンルもルポタージュやし。被差別部落(国内外問わず)でのみ食べられている、一般の人は捨てたりして食べない部分を上手に料理して独自の食べ物に昇華させていった文化がある。食べ物を造る産業に携わるモノとして、文化としての食べ物という側面は見逃せない。本当に読んでよかった。
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