愛がいない部屋 の商品レビュー
石田衣良の恋愛小説短編集。 年老いて伴侶を亡くした者同士の恋愛を描いた 「落葉焚」が良かった。 「朝起きて天気の話もする相手がいないというのは淋しいことだ」 いくら親しくても、よくしてくれても、子供や友達では 埋められないものはある。 相手を大切にしたいと思える話。
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神楽坂の高層マンションが舞台になった短編集。最後の短編、表題作の「愛がいない部屋」が一番好きだったなぁ。 神楽坂は一度行ったことあるけど、いい雰囲気のエリア。そこに建つ高層マンションに暮らす生活って憧れだなぁと思うけれど、そこの部屋に暮らす人たちにはそれぞれの生活があっていろ...
神楽坂の高層マンションが舞台になった短編集。最後の短編、表題作の「愛がいない部屋」が一番好きだったなぁ。 神楽坂は一度行ったことあるけど、いい雰囲気のエリア。そこに建つ高層マンションに暮らす生活って憧れだなぁと思うけれど、そこの部屋に暮らす人たちにはそれぞれの生活があっていろんなモノを背負って暮らしてるんだろうな。 どの短編に出てくる人たちも、悲しみや寂しさをたくさんもった人たちだったけれど、とっても愛すべき人たちでした。素敵な短編集でした。 それにしても、石田衣良ってどうしてこんなに「街」を魅力的に小説の中で描けちゃうんだろう。。 最近大好きな作家の一人です。
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少年の心を書かせたら天下一品ではないかと思う、石田衣良。 でも、恋愛小説は、うーん・・・・ ありきたりというか、too muchというか、 こんなんだったら、誰でも体験するかもしれんし、非日常ではないし そこをテーマにするんだったら、もっと深みが欲しいよなあ と思う短編小説...
少年の心を書かせたら天下一品ではないかと思う、石田衣良。 でも、恋愛小説は、うーん・・・・ ありきたりというか、too muchというか、 こんなんだったら、誰でも体験するかもしれんし、非日常ではないし そこをテーマにするんだったら、もっと深みが欲しいよなあ と思う短編小説集でした。 得意分野があるんだから、女性ウケを狙って甘ったるいのを書く必要は ないような気がした、私としては残念な1冊でした。 応援してます。
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「都心に暮らす男女、それぞれの愛のかたち。 35歳目前にマンションを買う決意をする独身女性、 出会ったばかりのルームメイトに恋心を持つ女、 出会い系サイトで知りあった男と情事を重ねる主婦など 都心に暮らす男女の心の隙間を描く恋愛小説集。 ひとつのマンションに住む人々の話をオムニバ...
「都心に暮らす男女、それぞれの愛のかたち。 35歳目前にマンションを買う決意をする独身女性、 出会ったばかりのルームメイトに恋心を持つ女、 出会い系サイトで知りあった男と情事を重ねる主婦など 都心に暮らす男女の心の隙間を描く恋愛小説集。 ひとつのマンションに住む人々の話をオムニバスみたいな感じで掲載されている内容。 石田さんらしいお風呂の友的な造り。 軽くて読みやすい。 いつも軽いなぁとは思うけど、 これだけの数を生み出せるのはやっぱり才能があるからなんだろうな。
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ある高級マンションに住む人達 それぞれの生活を描いた短編集 表紙がこんなだから・・・ 恋愛小説かと思ったら全然違う。 もちろんその要素もあるけど・・・ 奥深い人間模様が多く散らばってて面白い。 好きな話 あまり好きではない話 2つに分かれてしまったため、星3つ。
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読む前から期待しすぎたのがそもそもの間違いだったのかも(苦笑)。同じ場所(神楽坂の高級マンション)に住む、住もうとしている人たち、それぞれの物語。それでも、あえて、印象に残った話を挙げると、「いばらの城」と「魔法の寝室」かな。
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石田さんの話はさらりと読みやすくて好きです。 分かるような分からないような恋愛話。あんまりハッピーな感じのものはなかったけれど、奥が深いというか見えない何かまで描かれているような気がしました。登場人物がどの話もすごく魅力的。小さなリンクを見つけるのも楽しみの一つ。 ハッピーエン...
石田さんの話はさらりと読みやすくて好きです。 分かるような分からないような恋愛話。あんまりハッピーな感じのものはなかったけれど、奥が深いというか見えない何かまで描かれているような気がしました。登場人物がどの話もすごく魅力的。小さなリンクを見つけるのも楽しみの一つ。 ハッピーエンドじゃなくても後味が悪くないのがいい。
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メゾン・リベルテ神楽坂 空を分ける/魔法の寝室/いばらの城/ホームシアター/落ち葉焚き/ 本のある部屋/夢のなかの男/十七カ月/指の楽園/愛がいない部屋 神秘的な描写の空気感が心地よい。
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主人公が同世代女性中心だからか、妙に共感する部分がありました。同世代の女性が読んでも違和感を感じさせない「リアリティある女性」を描ける男性作家って本物だと思います。都内の超高層マンションの吹き抜けを吹き抜けていくような、すっきりとした後味でした。長い人生の中間地点。自分次第でまだ...
主人公が同世代女性中心だからか、妙に共感する部分がありました。同世代の女性が読んでも違和感を感じさせない「リアリティある女性」を描ける男性作家って本物だと思います。都内の超高層マンションの吹き抜けを吹き抜けていくような、すっきりとした後味でした。長い人生の中間地点。自分次第でまだまだ人生は変えられるはず。
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舞台は神楽坂に建つタワーマンション「メゾン リベルテ」。自由の家という名のマンションに住む、そう自由ではない人々の暮らしを、すこしだけリアルに描いた10篇の恋愛短篇集。 -紹介文より
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