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必笑小咄のテクニック の商品レビュー

3.6

34件のお客様レビュー

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2010/08/01

タイトルにもある「テクニック」を学ぶのに興味があって読んでみた。でも、テクニック本というよりは、あとがきにもあるんだけど、世界中の数々のジョークを方法論で分類したジョーク集みたいなかんじ。勉強になるというよりは楽しむ本で、これはこれでおもしろいからいい。著者のエッセイとか他のも読...

タイトルにもある「テクニック」を学ぶのに興味があって読んでみた。でも、テクニック本というよりは、あとがきにもあるんだけど、世界中の数々のジョークを方法論で分類したジョーク集みたいなかんじ。勉強になるというよりは楽しむ本で、これはこれでおもしろいからいい。著者のエッセイとか他のも読んでみたいと思った。

Posted byブクログ

2010/06/03

 題名どおり、小咄について分析した一冊。もちろん、例として笑える小咄が満載。そして、筆者の晩年の作品にまいどのことだが、政治に対する皮肉もたっぷり。

Posted byブクログ

2014/10/26

[ 内容 ] 短くて人を笑わせる話―単にネタを暗記するのではなく、笑いの構造を理解すれば、臨機応変・自由自在に小咄を創り出せる。 本書では、日本人離れしたユーモアセンスの持ち主である著者が、世間に流布する笑いの法則を突き止めて分類し、自作も含めて豊富な例をあげながら、笑いの本質に...

[ 内容 ] 短くて人を笑わせる話―単にネタを暗記するのではなく、笑いの構造を理解すれば、臨機応変・自由自在に小咄を創り出せる。 本書では、日本人離れしたユーモアセンスの持ち主である著者が、世間に流布する笑いの法則を突き止めて分類し、自作も含めて豊富な例をあげながら、笑いの本質に迫る。 詐欺にも似た、相手を錯覚させる方法、同じ内容の順番を変えるだけで悲劇が喜劇になる方法、マクロとミクロを反転させる方法など、思いがけないオチをつけるテクニックをマスターして、窮地に立ったときこそ、周囲に笑いを呼び込もう。 [ 目次 ] 詐欺の手口 悲劇喜劇も紙一重 動物と子どもには勝てない お株を奪って反撃 木を見せてから森を見せる 神様は三がお好き 誇張と矮小化 絶体絶命の効用 言わぬが花 悪魔は細部に宿る 権威は笑いの放牧場 耳を傾けさせてこその小咄 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/02/19

米原万里による小咄のエッセイ。優れたエッセイストにしてロシア語通訳者であった彼女のこと、国際感覚豊かな小咄を語らせたら右に出るものはいない。……はずが、本書はあまり面白くない。基本的に、彼女のエッセイは豊富な体験談に裏打ちされて輝くもので、あまり分類学的な方向に向くと、軽妙な語り...

米原万里による小咄のエッセイ。優れたエッセイストにしてロシア語通訳者であった彼女のこと、国際感覚豊かな小咄を語らせたら右に出るものはいない。……はずが、本書はあまり面白くない。基本的に、彼女のエッセイは豊富な体験談に裏打ちされて輝くもので、あまり分類学的な方向に向くと、軽妙な語り口が失われる。おまけに、たまに挟まれる政治的主張を含んだ皮肉が妙に軽薄で、知識人として底の浅さすら感じさせてしまう始末。本書のように古典的な小咄の分類を試みるよりも、彼女の体験談をそのまま小咄調にアレンジしたほうが、きっと優れた読み物になっていただろう。なんとも残念な一冊だった。

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2010/01/08

私の話にオチがないのは、 自他共に認めるところ。 それを克服し、且つ楽しめるという本書は 私にとって好都合。 練習問題までついているのだから。 あとがきに著者が述べていることから考えると、 人を笑わせるというのは、 感動させるよりも難しいのだ。 そこに重きを置...

私の話にオチがないのは、 自他共に認めるところ。 それを克服し、且つ楽しめるという本書は 私にとって好都合。 練習問題までついているのだから。 あとがきに著者が述べていることから考えると、 人を笑わせるというのは、 感動させるよりも難しいのだ。 そこに重きを置いて、 小咄を系統別に分析分類してしまうのだから すごい。 がんと戦いながらも仕上げた本書、 もうこの世にいない著者のことをおもうと 妙にしんみりしてしまうが 彼女はきっとこんなこともどこかで笑い飛ばしているんじゃないだろうかと あったこともない人のことをふと考えた。

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2010/01/06

【内容】 短くて人を笑わせる話―単にネタを暗記するのではなく、笑いの構造を理解すれば、臨機応変・自由自在に小咄を創り出せる。本書では、日本人離れしたユーモアセンスの持ち主である著者が、世間に流布する笑いの法則を突き止めて分類し、自作も含めて豊富な例をあげながら、笑いの本質に迫る。...

【内容】 短くて人を笑わせる話―単にネタを暗記するのではなく、笑いの構造を理解すれば、臨機応変・自由自在に小咄を創り出せる。本書では、日本人離れしたユーモアセンスの持ち主である著者が、世間に流布する笑いの法則を突き止めて分類し、自作も含めて豊富な例をあげながら、笑いの本質に迫る。詐欺にも似た、相手を錯覚させる方法、同じ内容の順番を変えるだけで悲劇が喜劇になる方法、マクロとミクロを反転させる方法など、思いがけないオチをつけるテクニックをマスターして、窮地に立ったときこそ、周囲に笑いを呼び込もう。 【感想】

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2011/09/29

小咄…世の人はいったいどういうシチュエーションで小咄を披露しているんだろうかブラックあり 下ネタあり 洋の東西をとわず米原さんが集めた小咄集であり実用書似ているというだけのモノマネがなぜ面白いと感じるのか少しだけわかった気がします

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2009/12/03

SSの参考になりそうな本でした。 1. 詐欺の手口 2. 悲劇喜劇も紙一重 3. 動物と子どもには勝てない 4. お株を奪って反撃 5. 木を見せてから森を見せる 6. 神様は三がお好き 7. 誇張と矮小化 8. 絶対絶命の効用 9. 言わぬが花 10. 悪魔は細部に宿る 11...

SSの参考になりそうな本でした。 1. 詐欺の手口 2. 悲劇喜劇も紙一重 3. 動物と子どもには勝てない 4. お株を奪って反撃 5. 木を見せてから森を見せる 6. 神様は三がお好き 7. 誇張と矮小化 8. 絶対絶命の効用 9. 言わぬが花 10. 悪魔は細部に宿る 11. 権威は笑いの放牧場

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2009/10/07

おーもーしーろーいっ!!!かねてから、米原さんのエッセイとかでは小咄話がでてきてたけどこういう風にジャンル分けすると、おもしろさ爆発。最後の練習問題は、頭をひねってひねって楽しかった。1番おもしろかったのをココに。−クリスマス・イブの夜、息子に向かって父親がややかしこまって告げる...

おーもーしーろーいっ!!!かねてから、米原さんのエッセイとかでは小咄話がでてきてたけどこういう風にジャンル分けすると、おもしろさ爆発。最後の練習問題は、頭をひねってひねって楽しかった。1番おもしろかったのをココに。−クリスマス・イブの夜、息子に向かって父親がややかしこまって告げる。「ツトムももう大きくなったから、父さんも本当のことを言おう。サンタクロースなんてこの世にはいないんだ。あれは父さんだったんだよ」「うん、そんなこと、とっくの昔に知ってたよ。コウノトリだって、実は父さんなんだよね」−

Posted byブクログ

2009/10/04

日常的な小咄の分析にこれくらい情熱をもって考えてみる心の余裕を私も持ちたいと思いました。人生って何なのかね。

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