推理小説 の商品レビュー
ドラマとはまた違う、仕掛けと楽しさの詰まった一冊
TVドラマ「アンフェア」の原作であり、脚本家として有名な著者の、小説デビュー作でもあります。映像が脳裏に浮かぶ描写、テンポの良い展開。ドラマとはまた違う、仕掛けと楽しさの詰まった一冊となっています♪
midori
20年近く前の作品。ドラマは観てないが確かに映像的と思ったし、サラッと読めた。雪平シリーズになるらしい。内容は、3人も殺害する割には動機が弱過ぎた。
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雪平夏見シリーズ第一弾。 淡々とした展開で、今まで読んだものよりあっさりしすぎていた感があった。 結局、瀬崎かよという感じ。
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20年近く前に篠原涼子主演でTVドラマが大ヒットしましたよね。面白かった記憶はあるものの、もはや何も覚えていないのでこの隙に読んじゃうことにしました。加えて、ドラマのノベライズ本だと思ったら、本が先だったのですね。ということで手に取ったら、あっという間に読み終わってしまいました。...
20年近く前に篠原涼子主演でTVドラマが大ヒットしましたよね。面白かった記憶はあるものの、もはや何も覚えていないのでこの隙に読んじゃうことにしました。加えて、ドラマのノベライズ本だと思ったら、本が先だったのですね。ということで手に取ったら、あっという間に読み終わってしまいました。 戸山公園で殺された会社員と高校生、なんのつながりもなく次に編集者が殺される。手がかりは現場に残された「アンフェアなのは誰か」と書かれた本の栞だけ。事件の詳細が書かれた原稿と殺人予告、そして次の殺人を止めたければ小説の続きを落札せよ、という要求が出版社に送りつけられる。犯人の影がぼんやり見えてくる。アンフェアとは何を指すのか。誰が何のために。破天荒な美貌の刑事雪平は拳銃を片手に犯人を追い詰めていく。 フェアと言いながら狭いルールに縛られてリアルに欠ける世界を指す。「推理小説」という人を食ったようなタイトルもそれを意識している。 そして自分のリアルを信じる犯人の最後のセリフが意外にもカッコいい。
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タイトルだけでは本当にわからない作品。読んでからの納得がすごい。ただやっぱり文句はある、推理なくね?って 結論めちゃくちゃ面白くて読みやすい刑事ドラマですね!
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※このレビューにはネタバレを含みます
面白いけれどとっ散らかっている印象。しかし、ここから映像のアンフェアはよく出て来てくれた。が、故に本作を読み返すかと問うと...映像化が上手く行き過ぎた所以と言えそう。但し、作中に度々登場した「アンフェアなのは、誰か」の栞が挟まっていた点は非常に感動した。これぞ書籍出版に於ける最小(?)で最高のサービスなのではないかと。見付けた瞬間凄く嬉しく今後も継続して使用するが、作品の評価とは別ベクトル。映像と栞では★5。
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「アンフェア」と言うタイトルでテレビにもなったみたいですのでストーリーは書きませんが、主人公の雪平夏美のキャラが良い。 私はドラマを全く見ていませんが、雪平夏美役は篠原涼子さんだと聞いています。 私が小説を読んだイメージとは少し違うな。 まあ、内容もタイトルを非常に意識した凝った...
「アンフェア」と言うタイトルでテレビにもなったみたいですのでストーリーは書きませんが、主人公の雪平夏美のキャラが良い。 私はドラマを全く見ていませんが、雪平夏美役は篠原涼子さんだと聞いています。 私が小説を読んだイメージとは少し違うな。 まあ、内容もタイトルを非常に意識した凝った構成だと思います。
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おもろい。ドラマ化されている「アンフェア」の元になっている作品。死体のあった場所に寝転ぶ。凄く読みやすくて一気読みでした。小説と連続殺人が平行して走っているというシナリオが斬新でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりに会う雪平はやっぱりかっこいいけど、昔よりも人間味を感じた。 公園で殺された会社員と女子高生、そして編集者。行方不明の男は大作家のゴースト候補で、才能はなく、好きな女性にはフラれて事件を起こした。栞を持っていた編集者・瀬崎は雪平と同じタイプの人間、なのかも。「推理小説」に入札させる気はなかったのかな。殺したかったのかな。自分が殺したとは思わなかった自殺した男のは最後まで悲しかった。 するすると読めるのに、重いし、でも人間てこうなのかも、と怖いことを思ってしまう内容。面白いけども、覚悟が要るやつ。
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『アンフェア』の原作で、筆者・秦建日子氏のデビュー作。刑事・雪平夏見の物語だが、警察モノというよりは推理小説である。しかし伏線回収度は今ひとつで、スッキリ感に乏しい。警察モノとして続編読んでみようかな。
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