推理小説 の商品レビュー
映像化されている作品だと知った上で、敢えて挑戦。 もちろんドラマ「アンフェア」は、未体験。 処女作にしてこのタイトルは、挑戦的だと思い興味が惹かれた。 小説内に、同タイトルの小説「推理小説」が展開。 そして、小説内の現実に小説内小説と同じ内容の殺人事件が発生。 ある種の予告殺...
映像化されている作品だと知った上で、敢えて挑戦。 もちろんドラマ「アンフェア」は、未体験。 処女作にしてこのタイトルは、挑戦的だと思い興味が惹かれた。 小説内に、同タイトルの小説「推理小説」が展開。 そして、小説内の現実に小説内小説と同じ内容の殺人事件が発生。 ある種の予告殺人、復讐のキーワードも登場。 誰が何のために、何に復讐するのか。 また、容疑者と思われるイニシャルとその周辺に浮かび上がる者たち。 小説の中で小説を読むので、読者は混乱に陥るかも知れない。 その適度な匙加減が絶妙で、心地よく感じる。 また、要所に映像的なセンスを感じる。 真犯人の知ったうえで、もう一度読むのも一興。 本題とは逸れるが、ある意図をもったペンネームだと思ったら、まさかの本名。
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「推理小説」という小説と同時進行(というより小説がやや先行しているので、殺人予告のようだが)で進む、リアルタイムな連続殺人事件。 読んでいて、疾走感はあるし、好みはあるとは思うけど、自分は好きな作品でした。 キーワードにもなる「アンフェアなのは誰か」「リアリティ」という部分が印象...
「推理小説」という小説と同時進行(というより小説がやや先行しているので、殺人予告のようだが)で進む、リアルタイムな連続殺人事件。 読んでいて、疾走感はあるし、好みはあるとは思うけど、自分は好きな作品でした。 キーワードにもなる「アンフェアなのは誰か」「リアリティ」という部分が印象深く、スンッと頭に入ってくる作品でした。 解説読んで知ったが、ドラマ「アンフェア」の原作になった作品だったんですね。
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くだくだしい割に新鮮味はあまりない、 テレビみたいな話だな〜と思ったら 作者は脚本家だった。 しかもドラマになってたね。
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魅力的な女刑事の熱にほだされ最後まで一気読み。推理小説の内幕を明かしながらフェアにアンフェアにストーリーが展開される。騙されまいと気張っていたにもかかわらず軽くあしらわれた。エンタテインメントとしての面白さを存分に堪能しながら、かつ、推理小説の何たるかも考えさせてくれた。
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アンフェアを思い出しながら読了。登場人物はドラマのキャストに置き換わってしまったけれど、作品としては面白かった。 ドラマも借りてみようかしら。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ドラマ見てたから、結末とかわかっていたけどなんか雪平夏見の世界、に浸りたくて。 先にドラマを見てしまったから、登場人物がキャスティングされて浮かんでしまうけど、こっちが先。……いや、よく篠原涼子と瑛太を宛てたなぁ。。。と感心した。私的にはぴったり。
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ドラマのストーリーを想像していたので、思っていた展開と違っていた。 ちょっとわかりにくいところもあった。
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『アンフェア』というタイトルの刑事ドラマとはどういうことかと気にはなったが、ドラマと映画のほうは見ていない。ドラマの最初の部分が本書『推理小説』を原作としているのだが、ドラマはドラマで2本の映画とともにオリジナルな展開を示し、小説のほうは刑事雪平夏見シリーズとして、いまのところ...
『アンフェア』というタイトルの刑事ドラマとはどういうことかと気にはなったが、ドラマと映画のほうは見ていない。ドラマの最初の部分が本書『推理小説』を原作としているのだが、ドラマはドラマで2本の映画とともにオリジナルな展開を示し、小説のほうは刑事雪平夏見シリーズとして、いまのところ4作まで刊行されている。 暴力的なダーティーハリーであろうと、犯人に一杯食わせる刑事コロンボであろうと、犯人を逮捕し、法の裁きに引き渡すという目的に向かう点においてやはりフェアでしかあり得ないだろうに、アンフェアってどういうことだろうと気になって読み始めた。 連続殺人が起こるが、犯人は自分の書いた『推理小説』というタイトルの推理小説に沿って事件を起こしており、次の殺人を防ぎたければ、この小説を高額で落札しろと要求してくる。そして殺人現場には「アンフェアなのは、誰か」と印刷された栞が残っている。犯人は自分の書いた推理小説を編集者に没にされ、「展開がアンフェア」「動機にリアリティがない」と酷評されたらしいことが示唆される。 すなわちアンフェアは推理小説の決まり事としてのフェアであることに関わっている。この作品の中の現実の殺人事件、その現実を予告する推理小説『推理小説』、という話を書いた河出文庫の『推理小説』。メタフィクション的重層性を臭わせていく。犯人の書いた『推理小説』は推理小説としてフェアなのか、秦建日子著『推理小説』は推理小説としてフェアなのか。 本書は作家・秦建日子のデビュー作であったが、このひとはすでにテレビドラマの脚本家などとして活躍しているのであった。小説ゆえにドラマとは違ったことを目指したのではないかと思われるが、短い場面を畳みかけて、それぞれ視点を変えていくのは、私には結構、映像作品的に思えた。 軽く読めるけれど、一気に引き込まれる。しかし心理描写は浅く、謎は十全には解決されない。それは「展開がアンフェア」で、「動機にリアリティがない」ほうが現実に対して、よりリアルだからだ。小説としての不備はいろいろ指摘できるのだが、不思議と魅力があって、続編を読みたくなる。それは主人公・雪平夏見が徹底してフェアで、しかもその人物造形がほんの一端しか示されていないからだ。 刑事雪平夏見は殺人的に汚いゴミ箱のような部屋で寝ていて、新人刑事の相棒・安藤が起こそうとしても起きない場面で登場。次に、殺人現場に赴き、被害者の倒れた位置を示す線の中に体を横たえて、たっぷり10分過ごす。その次は捜査会議で鼻くそをほじくっている。少年犯を射殺したことでマスコミのバッシングを受け、離婚している、「無駄に美人」な38歳。
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【26/10000】 「推理小説」 秦 建日子 会社員、高校生、が公園で殺された。 会社員は左目を抉られている。 偏執狂の仕業なのか・・・。 そして次は文学新人賞受賞のパーティで編集者栗山が毒殺 満員電車なみの混雑の中で誰が毒を入れたのか? そして栗山は狙われたのか? 共通し...
【26/10000】 「推理小説」 秦 建日子 会社員、高校生、が公園で殺された。 会社員は左目を抉られている。 偏執狂の仕業なのか・・・。 そして次は文学新人賞受賞のパーティで編集者栗山が毒殺 満員電車なみの混雑の中で誰が毒を入れたのか? そして栗山は狙われたのか? 共通しているのは残されたのは「アンフェアなのは誰か」と書かれた栞 そんな中、出版社に届けられた原稿には事件の詳細と殺人予告、 そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という要求が書かれてある。 作者のイニシャルH,Tは誰なのか?? 敏腕刑事雪平夏見が独自の操作で犯人に近づく はい、アンフェアでございます。 雪平夏見=篠原涼子 読んでいるとどうしても顔がちらつき そして完全に騙されました(^_^;) 久しぶりに読んだ警察小説 やっぱり面白いわ
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テレビ見たことないのですが。 今度、連休にでも一気に観てみようかな。 テレビになるだけ、やっぱりキャラが際立っているんだろうな。 読みやすい。一気に読めた。次も気になる。 無駄な美人になりたい。 小説家になりたい。(え?) エンドレス・・・・・ そんな幼稚園児みたいな単純な思...
テレビ見たことないのですが。 今度、連休にでも一気に観てみようかな。 テレビになるだけ、やっぱりキャラが際立っているんだろうな。 読みやすい。一気に読めた。次も気になる。 無駄な美人になりたい。 小説家になりたい。(え?) エンドレス・・・・・ そんな幼稚園児みたいな単純な思考回路が未だにグルグルです。
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