上海哀儚 の商品レビュー
始めの方は好ましくな…
始めの方は好ましくない表現が多くて辟易ぎみでした。時代設定が抗日運動真っ只中の上海ということもあり、全体的に血生臭く陰鬱な色彩です。TVのBLOOD +を見ていないと背景が良く解らないのでは?見てない私は尚更、物語が浅いような気がしてしまいました。おそらく小夜が主人公の話のようで...
始めの方は好ましくない表現が多くて辟易ぎみでした。時代設定が抗日運動真っ只中の上海ということもあり、全体的に血生臭く陰鬱な色彩です。TVのBLOOD +を見ていないと背景が良く解らないのでは?見てない私は尚更、物語が浅いような気がしてしまいました。おそらく小夜が主人公の話のようですがここでは鬼である影蘭と人間の少女明花にスポットを当て、激動の時代に翻弄された2人の悲恋が描かれています。影蘭も人外の生命とはいえ美形ですし、確かに切ない話ですがいまいち惹きつけられないというか、読み終えての満足感が薄かったです
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の話。 小夜がメインではなくて、鬼がメインの話。 1930年代の上海~現代の日本が舞台。 簡単に言うと、鬼にも感情を持ってる鬼とそうじゃない鬼がいて…。 でも小夜はそういうのは一切関係なく鬼は一から十まで鬼で、その全てを狩る。っていう話かな。 私的には結構面白かった。押井とは鬼の書かれ方が違った。
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やっぱりホラーは苦手。明るい話がいいよう。 でも、租界時代の魔都・上海はやっぱり暗いからなー。 わりと抗日義勇軍にスポットの当たった話で、これまた暗くなる……。 まあ上海の空気はそれなりに伝わるけれど。 地名などのルビはほとんど上海語だなあ。勉強しないと。
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ハジのもうひとつのお話。やっぱり舞台背景がすごかった。中で出てくるデヴィットさんがとっても好き。本編?のBLOODもいいけどこっちもオススメですよ!
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ハジのモデルとなったキャラクターが出ている、と聞いて買ったものです。 人間に恋した悲しい翼手の話。 「鬼には鬼の世界を出る夢は見られない」の最後の言葉が残酷です。 BLOOD関連小説で一番胸を打たれた作品。
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BLOOD+の外伝的。珍しいというのはこれが角川ホラー文庫から出てること。ホラーはあまり読まないので。残念だったのは小夜の登場が少なくあまり印象に残らないこと。表紙を見ててっきり小夜メインかと思ってました。けど、メインストーリーもいい話でした。
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表紙に小夜が描かれているものの、出番は少ない。 人として生きようとする者と、鬼として生きる者との切ない話。人として生きようが、鬼のまま生きようが、小夜にとっては狩りの対象でしかないのが、悲しい。そこに対話はない。
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