埋み火 の商品レビュー
前作で登場人物を把握できているからもあるのか、スムーズに読めた。 内容的には重い部分もあるが、結構さらっと書いている気がする。 親子についていろいろ考えたし、主人公と母親のやり取りにはじんときた。 私が理想とする母親ってどんなのだろう。
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面白かったです。消防士雄大シリーズ第2弾。相変わらずクドイ語りですが、それがこのシリーズの特徴なので良しとしましょう。内容的にはいろいろ考えさせられました。生きて行くのも死ぬのも大変だ・・・で、このシリーズはまだ続くのかな?まだまだ続きが読みたいです。
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消防士シリーズの続編。「〜警官〜」シリーズに比べると 色んな要素がライトなタッチで書かれつつも、主題は 社会生活の根である、人間の関係性を分かりやすく 描いている...のかな? 前作以上に浪花節だし、ベタベタなあざといとすら思える 展開は健在だし、個人的にはやはり好きです。 と...
消防士シリーズの続編。「〜警官〜」シリーズに比べると 色んな要素がライトなタッチで書かれつつも、主題は 社会生活の根である、人間の関係性を分かりやすく 描いている...のかな? 前作以上に浪花節だし、ベタベタなあざといとすら思える 展開は健在だし、個人的にはやはり好きです。 とはいえ、さすがに今作はクド過ぎるかしら(笑)。 事件が解決してからの話しも長すぎるし、余りにも その部分をグイグイおされると...ちょっとヒくっス(笑)。
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日明恩の消防士シリーズ第2弾。 第1弾の「鎮火報」から、どれくらい時間が経ってるのかは分からないけど、主人公の雄大にも後輩が出来て、また新たな友人が出現。 家族のつながりを重視した物語に、ちょっと「うるっ」とする場面も・・・
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前作の方が消防士の話として面白かったなァ。 今回は事件の真相も安易な気がするし 「消防士」という職業を活かしきれてない気もするし どうにも中途半端な【人間物語】になってる気がする。 主人公が丸くなったのも物足りない要因の一つかもしれない。 今回はマブダチ裕二が目立ってた。 逆に...
前作の方が消防士の話として面白かったなァ。 今回は事件の真相も安易な気がするし 「消防士」という職業を活かしきれてない気もするし どうにも中途半端な【人間物語】になってる気がする。 主人公が丸くなったのも物足りない要因の一つかもしれない。 今回はマブダチ裕二が目立ってた。 逆に、世話焼き仁藤や隊の皆さん(星野に至っては異動!ショック!)は目立たず。 前回は消防隊面々の描写が良かっただけに残念です。 あと、漆黒の王子・守の謎が増えてた…実は有名人ぽいとか「あの人」に会ってたとか。 次巻の伏線なのだろうか。
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鎮火報の続編。やっぱり…すごく、温かかった。今回は、結構、重めな、すごく大切なことがテーマだったように思う。「愛される」ってどういうことかわからないし、「大事に思われたい」「必要とされたい」っていうのは、ほんとに当たり前な感情。だけど思うだけで、実際にそう思われてることになかなか...
鎮火報の続編。やっぱり…すごく、温かかった。今回は、結構、重めな、すごく大切なことがテーマだったように思う。「愛される」ってどういうことかわからないし、「大事に思われたい」「必要とされたい」っていうのは、ほんとに当たり前な感情。だけど思うだけで、実際にそう思われてることになかなか気付けないんだよね。すごく切なかったし、自分は、気付いていきたいと心から思った。同じように、誰かを必要として生きていくんだから、必要なんだよっていうことを伝えていけたらいいな。
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―老人世帯で連続する失火による火災。住人は、“不運な偶然が重なって”焼死。赤羽台出張所の若手消防士、大山雄大は出火原因に疑問を持ちはじめていた― この人の文章や設定にはうーーむと思うところもいろいろとあるのですが、それでも新刊が出ると読みたくなります。 登場人物はそれぞれ魅力...
―老人世帯で連続する失火による火災。住人は、“不運な偶然が重なって”焼死。赤羽台出張所の若手消防士、大山雄大は出火原因に疑問を持ちはじめていた― この人の文章や設定にはうーーむと思うところもいろいろとあるのですが、それでも新刊が出ると読みたくなります。 登場人物はそれぞれ魅力的なんですよ。
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●立派なガタイと野生のカンには恵まれてるがヤル気と運には恵まれない雄大君が主人公の消防士小説第2弾。 やっぱりヤル気のない大吾が主人公の「め組の×吾」青年まんがバージョンだと思う。 今回は、老人が失火で亡くなる現場に次々と遭遇したことで、ふと疑念を抱いてしまったのが運の尽き。 関...
●立派なガタイと野生のカンには恵まれてるがヤル気と運には恵まれない雄大君が主人公の消防士小説第2弾。 やっぱりヤル気のない大吾が主人公の「め組の×吾」青年まんがバージョンだと思う。 今回は、老人が失火で亡くなる現場に次々と遭遇したことで、ふと疑念を抱いてしまったのが運の尽き。 関わり合いになりたくないのに、つい気になってしまい、うっかり彼らをつなぐ糸に引っかかってすっころび、事件を解決する羽目に。がんばれ主人公。 ●本作では美形消防士・仁藤要氏の出番は少なめ。 その分、豆柴笑顔がベリキュー☆とされてるリアリストの親友・裕二君はよく働いてくれているようです。 前回の主要キャラ美形中年(老年?)は不在。って、本作でも主人公がよく追想するんだけど、どんなんだったっけ・・・。 ●後味は悪くなく、キャラも青年まんが的。よくある職業まんがの原作を読むような心持ちでどうぞ。
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若い消防士と、老人のひとり暮らしに起こる連続火災事件をめぐる話。「鎮火報」の続編だが、1作完結、読まずとも楽しめる。 こどもと大人と老人、異なる立場から生きること(死ぬこと)に対する姿勢と考えがまっすぐに・時には曲がって描かれている。あまり奇麗事を言わない登場人物が多い。 同著で...
若い消防士と、老人のひとり暮らしに起こる連続火災事件をめぐる話。「鎮火報」の続編だが、1作完結、読まずとも楽しめる。 こどもと大人と老人、異なる立場から生きること(死ぬこと)に対する姿勢と考えがまっすぐに・時には曲がって描かれている。あまり奇麗事を言わない登場人物が多い。 同著で警官モノもあり、どちらもオススメ。(7/19)
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老人世帯で連続する失火による火災。住人は、不運な偶然が重なって焼死。これは放火自殺ではないのか?!・・・と若手消防士の大山雄大が原因に疑問を持ち始めた。 前作の「鎮火報」に続く第2弾。消防士の内部が描かれていて、興味深いのと同時に、主人公の雄大や登場人物が個性的で面白い。生きて...
老人世帯で連続する失火による火災。住人は、不運な偶然が重なって焼死。これは放火自殺ではないのか?!・・・と若手消防士の大山雄大が原因に疑問を持ち始めた。 前作の「鎮火報」に続く第2弾。消防士の内部が描かれていて、興味深いのと同時に、主人公の雄大や登場人物が個性的で面白い。生きていることに意味を見出せなくなった老人たちの儚い最後の望みと、プライドとは。。。 何度も、目頭が熱くなり、何度も笑い、何度もうなずき。。。しっかりと、私の心に食い込んできた。 たとえば、 人間関係は狭いより広に越したことは無い。でもそれは、人数じゃなくて、バリエーションのこと。もともと人は、同じ価値観や論理観の人たちと、つい固まってしまう。違う相手は理解できないのだから当たり前といえば当たり前だし、何よりそれが楽だからだ。そして、結局似たような人間たちの中で失敗してしまうと、道を失ったと思い込み、どうしていいかわからなくなる。それを避けるためにも、出来るだけ、違う考え方の人とつながってるほうがいい・・・とか、 そうなのよね、どうしても、自分と違う考えの人を避けてしまう傾向にあるもの。。。これからは、ちょっぴり異色なお友達を作るため、心を開いてみようかな・・・と思ったり。 だって、この主人公の周りの人たちは、ほんと、バリエーションに富んでて、うらやましくなっちゃうのよね。。。 そして、この本の表紙のブルーがあまりに素敵で、読み疲れたときは、本を閉じて、このブルーで気分転換できます。 雄大の語り口調が、読みやすくて、気楽に読めます、おすすめ!
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