埋み火 の商品レビュー
面白い、というのは不吉だが凄い。 初めの方は、うん?とあまり分からなかったが、徐々に内容がわかってきた。 放火、そして現代が抱える「老人問題」そして「家族疎遠問題」 後半は、家族のお話でよかった。 何より、雄大の母・民子がいい人で凄い好き。この中で一番好きかも。 息子だからと...
面白い、というのは不吉だが凄い。 初めの方は、うん?とあまり分からなかったが、徐々に内容がわかってきた。 放火、そして現代が抱える「老人問題」そして「家族疎遠問題」 後半は、家族のお話でよかった。 何より、雄大の母・民子がいい人で凄い好き。この中で一番好きかも。 息子だからといって、甘えさせず凛々しく?やっていく姿。 よかったです。この本は。 しかも、ロードアンドゴーの主人公の生田兄貴が所々出てくるのもまたかっこいい。
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高齢者世帯の火事が相次いだ。いずれもその住人達の過失による出火=失火と判断されたが、雄大は何かがひっかかった。これらは本当に失火なのか?雄大はそこまで仕事に情熱は無いと自分に言い訳しながら、非番を利用して現場へと向かった。 「鎮火報」に続くFire's Outシリ...
高齢者世帯の火事が相次いだ。いずれもその住人達の過失による出火=失火と判断されたが、雄大は何かがひっかかった。これらは本当に失火なのか?雄大はそこまで仕事に情熱は無いと自分に言い訳しながら、非番を利用して現場へと向かった。 「鎮火報」に続くFire's Outシリーズ第2弾。真相を知ると、辛い現代社会を目の当たりにして悲しい気持ちにもなるが、今回もしっかりとキャラが立っているので、それだけでは終わらない。雄大、そしてダチの裕二、そして新たに知り合うことになる裕孝(チビ)。この3人のやりとりが、いい意味で古臭く爽やかで、ちょっとした青春ドラマのよう。でも、悪くない。できたらこの3人の関係も続いていってほしいものだけど。 消防団の面々も第1弾に引き続き登場している。「ロード&ゴー」では救急車を運転している生田の兄貴は、この作品ではまだ消防車を運転しているのだが・・・仕事に対する姿勢を含め、かっこよさではこの人がダントツ!?(^^) 楠目守に対する描写にはすっかり騙されていた。前作を読んでからだいぶ間が空いていたので、「え、最後死んでたっけ!?」と勘違い。なんなのもうー!そして結局、「あの人」って誰(何)だったのさ!
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FIRE OUTの二冊目 老人家庭の火事に不審を抱く雄大 老人たちに見え隠れする中学生 老人たち「火事による自殺」を止める雄大 大団円で終わるが、続きはないのか
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消防士の雄大は,あいつぐ老人宅の失火に疑問を抱き,ある少年に行きつく。 「鎮火報」の続編で,「鎮火報」は数年前に読んで おもしろかった記憶はあるもののストーリーはあまり覚えていないが, それでもじゅうぶん楽しめる。 少年マンガのような楽しさ。 地の文で主人公の語りが入るのが少...
消防士の雄大は,あいつぐ老人宅の失火に疑問を抱き,ある少年に行きつく。 「鎮火報」の続編で,「鎮火報」は数年前に読んで おもしろかった記憶はあるもののストーリーはあまり覚えていないが, それでもじゅうぶん楽しめる。 少年マンガのような楽しさ。 地の文で主人公の語りが入るのが少々うっとうしく, 説明がくどいと感じることもあるが, 分かりやすいのは確か。
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高齢者宅の、失火による火災が相次いだ。放火自殺を疑う雄大の前に、その高齢者たちと接触のあった裕孝が現れる。
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第二弾。 おもに己のために真面目に消防の現場で働く雄大。今度出くわしたのは、老人宅の失火…? 守のことが心配で心配でしょうがなかったんですが、良かった。 「あんたが姫じゃないんなら、俺も王子なんじゃかない。だから願いは叶えない。俺は大山雄大。職業は──消防士だ」
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放火と老人の孤独感と消防士… 最初は、面白い内容になるのかと期待して 読み始めたんだけれど 読み進みずらく 内容がダラダラ~した感じだったなぁ。。。
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おちゃらけた語り口で読んで早々断念しそうになったが、ぐっと堪えて読み進めると、内容はなかなか真面目で面白かった。 だいぶエピローグ的なパートが長いので、何が山場なのか絞れないのがやや難。
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老人の不注意による火事が相次いだ。 主人公の消防士は不自然を感じて、本能で調査?!に乗り出す。 火事の真実は人に必要とされていないと思い失火に見せかけた放火自殺だった。 その火事にかかわっている中学生をからめた話。
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「鎮火報」二作目。一作目とのストーリーの繋がりはそこそこあるので、まあ読んでおいた方が無難かなあ。 これは文句なしに面白い! 主人公の適度な「やる気のなさ」というのが、妙に共感覚えるぞ。しかしやる気がないといっても、手を抜いてるわけじゃない。下手に正義漢ぶられるよりもよほど感情移...
「鎮火報」二作目。一作目とのストーリーの繋がりはそこそこあるので、まあ読んでおいた方が無難かなあ。 これは文句なしに面白い! 主人公の適度な「やる気のなさ」というのが、妙に共感覚えるぞ。しかしやる気がないといっても、手を抜いてるわけじゃない。下手に正義漢ぶられるよりもよほど感情移入できるんじゃなかろうか。現代社会の病理をつきながら、重苦しく鬱陶しくなりすぎない部分も良し! ちなみに一番の読みどころは……「激辛麻婆茄子」(笑)。いや、これはほんっと食べに行きたいですよ。思い切り食べて、思い切り泣きたいところだよねえ。
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