ろくろ首の首はなぜ伸びるのか の商品レビュー
架空生物の謎を最新生物学で解き明かす。学術名まできちんとつけて、科学的に大まじめに考察していて、それがまたすごくおかしい。
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架空生物のことを、まず生物学的背景を述べてから、解説する。もっともらしい背景があるから納得しかけるのだけれど、そもそも架空だし、ネーミングも変だし、うっそだろ、と思う。まだ、解明されていないこともいっぱいあって笑ってしまう。 真面目に遊んでいるので、どこからどこまでが本当か分から...
架空生物のことを、まず生物学的背景を述べてから、解説する。もっともらしい背景があるから納得しかけるのだけれど、そもそも架空だし、ネーミングも変だし、うっそだろ、と思う。まだ、解明されていないこともいっぱいあって笑ってしまう。 真面目に遊んでいるので、どこからどこまでが本当か分からなくなる。著者は簡単と言っているけれど…。あまり役には立たなさそうだけど、これは、「教養」に分類されるのかな。不思議な世界でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
真面目な体をなして実にふざけています。 それは著者がきちんと 生物の構造を知り尽くしているからこそできる 高度なお遊びともいえましょう。 解説の中には ご親切にも図がついていて 明らかにこれはあり得ないだろー(笑) となっても信じ込んでしまうような恐ろしい 魔力を持っているのです。 恐ろしい著者…!! 面白かったのは百メートルの腸を持つ ケンタウロスやカオナシはどうやって声を出したのかを まあ真面目でおバカに解説するのです。 文献もさも当然のようにあるように見せかけて ないという巧妙っぷり。 人によってはお怒りになるかも。 でも嫌いじゃない。
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http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA74675754 読書マラソン感想カードより: どこまでが本当でどこまでがウソなのかわからないが、とても面白かった。障子に目ができる目目連やヨナグニサンが巨大化したモスラなど説明がよかった。図なども分かりやすくおもしろかっ...
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA74675754 読書マラソン感想カードより: どこまでが本当でどこまでがウソなのかわからないが、とても面白かった。障子に目ができる目目連やヨナグニサンが巨大化したモスラなど説明がよかった。図なども分かりやすくおもしろかった。 オススメ度:★★★★★ ポチ丸 所蔵情報: 品川図書館 460.4/Ta63
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ろくろ首の首はなぜ伸びるのか。タイトルを見た時は、グフのヒートロッドがなぜ伸びるのか、に等しい問いだと思った、マジで。グフの件はマスターグレードの説明書でこじつけてある。本書はそんな感じの本である。リスペクトしている「鼻行類」が、本当にそんな生き物がいたのか、という驚きに包まれて...
ろくろ首の首はなぜ伸びるのか。タイトルを見た時は、グフのヒートロッドがなぜ伸びるのか、に等しい問いだと思った、マジで。グフの件はマスターグレードの説明書でこじつけてある。本書はそんな感じの本である。リスペクトしている「鼻行類」が、本当にそんな生き物がいたのか、という驚きに包まれていたであろうものに対して、本書はタイトルからして、その驚きを諦めてしまっている。それが僕がグフのヒートロッドを想像した所以でもある。だがそのことが本書の価値を落とすことにはならない。こういうことを真剣に追求することこそが、人が人である余裕というか、賜った愉しさなのだ。想像してみよう。ケンタウロスの消化器官。鵺の免疫寛容。吸血鬼は光合成しすぎ。そして、カワリオオアゴウツボで、僕は路頭に迷う。 いいぞ、もっとやれ。 だが著者は最近割りと真面目な本にシフトしてしまった。それはそれで面白い。だからこそ僕もこの本に辿り着いた。でも。だからこそカムバック、こちらの世界。
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評価が難しいってか、割れるところかな~。別に新書で出さなくても、って気もするけど、こういう学問として読めば、それはそれで十分味わい深いともいえる。強引な論旨もありそうだけど(当たり前)、それなりに調べられて考察を加えられた上で書かれてるのも分かるし、やや流し読み勝ちではあったけど...
評価が難しいってか、割れるところかな~。別に新書で出さなくても、って気もするけど、こういう学問として読めば、それはそれで十分味わい深いともいえる。強引な論旨もありそうだけど(当たり前)、それなりに調べられて考察を加えられた上で書かれてるのも分かるし、やや流し読み勝ちではあったけど、自分的には、それなりに楽しめました。
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想像上の生き物、ケンタウロスやヴァンパイアなどなどを現代生物学を用いて科学する話。 目目連は本当にいるらしい・・・。絶対怖いと思う。 人形やヴァンパイアが本当にいると信じていた頃、実はいないのだといわれて世界はケチくさいな、と感じたことを覚えている。紙の上では存在できるの...
想像上の生き物、ケンタウロスやヴァンパイアなどなどを現代生物学を用いて科学する話。 目目連は本当にいるらしい・・・。絶対怖いと思う。 人形やヴァンパイアが本当にいると信じていた頃、実はいないのだといわれて世界はケチくさいな、と感じたことを覚えている。紙の上では存在できるのに、なぜ実体となると世界から追い出してしまうのだろう・・・、と考えていた気がする。でも、今考えると本当にいたら怖い。だがそれを科学できる現代ならば、実態を作り出せるのではないかと思うとわくわくするのはなぜだろうか。
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妖怪の生体構造を、予測不可能な機能の創造と予測可能な構造の応用で可笑しく真面目に考察。そこには心霊もオカルトもカバラもプラズマもなく、ただ物理的に存在している前提で生物学論が繰り広げられる。あたかも、リアル民明書房だ。 もっともらしさにほくそ笑む、思考遊戯の一冊。 【妖怪】ぬ...
妖怪の生体構造を、予測不可能な機能の創造と予測可能な構造の応用で可笑しく真面目に考察。そこには心霊もオカルトもカバラもプラズマもなく、ただ物理的に存在している前提で生物学論が繰り広げられる。あたかも、リアル民明書房だ。 もっともらしさにほくそ笑む、思考遊戯の一冊。 【妖怪】ぬえ・かまいたち・ろくろ首 【西洋】ケンタウロス・吸血鬼 【怪獣】モスラ 他
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まじめで学術的に嘘を書いた本。いいわー、こういうジャンル好き。ろくろ首以外に、カオナシの声が変わる理由やケンタウロスの内蔵がどうなってるのかとか、空想・仮想の生物の謎を実際の生物学的見地から解説されてる。どこまで正確かはわからないけど、素人目には「へえ、そうなってるのかー」と本当...
まじめで学術的に嘘を書いた本。いいわー、こういうジャンル好き。ろくろ首以外に、カオナシの声が変わる理由やケンタウロスの内蔵がどうなってるのかとか、空想・仮想の生物の謎を実際の生物学的見地から解説されてる。どこまで正確かはわからないけど、素人目には「へえ、そうなってるのかー」と本当に信じてしまえるレベル。
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「空想上の事例を科学する」というと柳田理科男氏の空想科学読本シリーズが有名だが、本作はそれに比べてより学術的。 作者も言及している通り、生物学的思考実験を楽しむ知的エンタテイメント風味。 吸血鬼の細胞内に存在するたんぱく質のドラキュリンや 人魚の骨格筋図等、クスリと来るジョーク...
「空想上の事例を科学する」というと柳田理科男氏の空想科学読本シリーズが有名だが、本作はそれに比べてより学術的。 作者も言及している通り、生物学的思考実験を楽しむ知的エンタテイメント風味。 吸血鬼の細胞内に存在するたんぱく質のドラキュリンや 人魚の骨格筋図等、クスリと来るジョークな表現を楽しめる良作。
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