山いっぱいのきんか の商品レビュー
教訓のあるお話です。もっともっとと欲しい気持ちがふくらんでしまう。あと一回とにている。なのでとても親近感わくお話。
Posted by
あれも欲しい、これも欲しい、もっともっと欲しいと求めても、結局は満足できず、不満の中でずっと苦しみ続けることが人の常・・・そして、それを戒める言葉を【少欲知足(しょうよくちそく)】と言います。 「欲を少なくすれば、今あるだけで充分満たされていることを知ることが出来る」と言う意味で...
あれも欲しい、これも欲しい、もっともっと欲しいと求めても、結局は満足できず、不満の中でずっと苦しみ続けることが人の常・・・そして、それを戒める言葉を【少欲知足(しょうよくちそく)】と言います。 「欲を少なくすれば、今あるだけで充分満たされていることを知ることが出来る」と言う意味です。 さて、この絵本もまさに少欲知足をそのまま表現したような内容です。 月夜の晩に山へ草刈に行った男(ランフー)は、金色に輝く山道があることに気づきます。 近寄ってみると、そこは金貨がぎっしり敷き詰められた道。 驚くランフーに、金貨の管理をしているものと思われるお婆さんが現れ、金貨を3枚だけ渡して山を降りように促されます。 しかしランフーは、道に敷き詰められた金貨を忘れることが出来ずに・・・。 この手の話は、物事がエスカレートすると歯止めが利かなくなる愚かさの例えとして、非常に効果があると思います。 最後に、3枚の金貨も手元に戻らなくなったランフーに対して、家族が浴びせた言葉が、また少欲知足を感じさせます。 お話は単純なのですが、最後のオチの意味が低学年にはちょっと伝わりにくいかな?と言うことで、小学校中学年~に分類してみました。
Posted by
- 1