「脳」整理法 の商品レビュー
言いたいことは10章(最終章)を読めば分かる。 1章から9章までは、その肉付けだ。 もっと言えば、本著に出てくる、偶有性、生活知、世界知、セレンディピティ、エラン・ヴィタール、ディタッチメントなどの用語の説明さえあれば、9章と10章だけで十分かもしれない。 内容としては非常に...
言いたいことは10章(最終章)を読めば分かる。 1章から9章までは、その肉付けだ。 もっと言えば、本著に出てくる、偶有性、生活知、世界知、セレンディピティ、エラン・ヴィタール、ディタッチメントなどの用語の説明さえあれば、9章と10章だけで十分かもしれない。 内容としては非常に分かりやすく、それ故、若干物足りなさを感じてしまった。
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以前から気になっていた茂木氏の本を見つけて購入。「脳」という私にはあまりとっつきにくかった分野と、日常の具体的な「生きる作法」を痛快に結び付けてくれた一冊。内容もすばらしかったが、何より茂木氏の日本語が美しい。科学的な専門用語に陥りがちな内容が、素人でもわかりやすいように、それ...
以前から気になっていた茂木氏の本を見つけて購入。「脳」という私にはあまりとっつきにくかった分野と、日常の具体的な「生きる作法」を痛快に結び付けてくれた一冊。内容もすばらしかったが、何より茂木氏の日本語が美しい。科学的な専門用語に陥りがちな内容が、素人でもわかりやすいように、それでいてあまりに単純化されないレベルで、巧みに表現されている。人間は本質的に「偶有性」という「ランダムでもなく規則的でもなもの」に惹かれる存在、という一節に感銘を受けた。
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内容は面白く読めました。「偶有性」がキーワード。 しかし、タイトルにだまされた気が……。 茂木さんの別の本でもみたなぁ、というネタがちょこちょこあります。 お気に入りのネタなんでしょうか。
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偶有性を軸に対立概念を導いて進められていく。「生活知」=「自己、人間の時間…」/「世界知」=「他者、神の時間…」というキーワードを理解していれば、話の表紙なるものがいろいろ変わっても、内容をしっかり理解できる。茂木氏が東大卒だからかは定かではないが、極めて東大が好みそうなな内容構...
偶有性を軸に対立概念を導いて進められていく。「生活知」=「自己、人間の時間…」/「世界知」=「他者、神の時間…」というキーワードを理解していれば、話の表紙なるものがいろいろ変わっても、内容をしっかり理解できる。茂木氏が東大卒だからかは定かではないが、極めて東大が好みそうなな内容構成。 生活指南書として読んでもおもしろい。脳科学者ながら哲学的に論を展開していくところは、法学部・理学部を卒業した彼だからか。やや言い換えが多いような気もするが、こういった内容になかなか触れることがない人が読むにはベターといえるだろう。
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脳みその可能性や、PCと比較した場合の脳みその能力、色々な使い方がわかります。 世界知、生活知という考え方、偶有性から脳が得るもの、偶然から幸運を掴みとる方法(セレンディピティ)や、ディタッチメント(認知的距離)による考え方、脳が認識するクオリアについてなど、今まで、自分らの脳...
脳みその可能性や、PCと比較した場合の脳みその能力、色々な使い方がわかります。 世界知、生活知という考え方、偶有性から脳が得るもの、偶然から幸運を掴みとる方法(セレンディピティ)や、ディタッチメント(認知的距離)による考え方、脳が認識するクオリアについてなど、今まで、自分らの脳みそが感覚的に理解していたであろう事柄を、論理的に解説してくれます。 前半は非常にわかりやすい表現が多く、スイスイ読んでいけたが、後半からは、抽象的な表現が抽象的な表現を説明する表現が多いため、脳に理解させるのに若干時間がかかりました。 人間が持つ脳の特性を理解した上で、新たな可能性を秘めた脳みそというある意味ハイスペックな道具を上手につかう為の本です。 自分の脳みその可能性を試してみようかと思える一冊。
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私たちの心が物質である脳からどのように生み出されるのかという、いわゆる心脳問題の解決は、世界はどうなっているのかという知的たんっ急の視点から重要であるだけでなく、きわめて大きな倫理的意味を帯びる。 人間は常に変化し続ける存在です。生まれ落ちてから老い、やがて死ぬまで一時たりとも同...
私たちの心が物質である脳からどのように生み出されるのかという、いわゆる心脳問題の解決は、世界はどうなっているのかという知的たんっ急の視点から重要であるだけでなく、きわめて大きな倫理的意味を帯びる。 人間は常に変化し続ける存在です。生まれ落ちてから老い、やがて死ぬまで一時たりとも同じ状態にはない。 どうせどうなるかわからない人生を生きるのであれば、自分の脳の中のインフラを信頼し、自分の目の前にある偶有性を避けるのではなく、その中に飛び込んでいくしかありません。 自分の脳をオープンにしておいて、いつでも生きるうえで必要な何かが入ってくるyおうに、スペースを空けておく必要があります。 根拠のない自信を持つことは案外大切。
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[ 内容 ] おびただしい量の情報やモノに囲まれ、脳が悲鳴をあげている。 現代人が、より賢明に清々しく生きるためには、脳をどのように使いこなせばよいだろうか? その鍵は、森羅万象とのかかわりのなかで直面する不確実な体験を整理し、新しい知恵を生み出す脳の働きにある。 本書では、最新...
[ 内容 ] おびただしい量の情報やモノに囲まれ、脳が悲鳴をあげている。 現代人が、より賢明に清々しく生きるためには、脳をどのように使いこなせばよいだろうか? その鍵は、森羅万象とのかかわりのなかで直面する不確実な体験を整理し、新しい知恵を生み出す脳の働きにある。 本書では、最新の科学的知見をベースに、「ひらめきを鍛える」「幸運をつかむ」「他人とうまくつき合う」「チャレンジする勇気をもつ」など切実な課題にも役立つ、脳の本質に即した「生きるヒント」をキッパリ教えます。 「世界一受けたい授業」の人気脳科学者が教える、もっと賢明に、清々しく生きるヒント。 最新の科学的知見をベースに、「ひらめきを鍛える」「幸運をつかむ」「他人とうまくつき合う」「チャレンジする勇気をもつ」など切実な課題にも役立つ、脳の本質に即した「生きるヒント」をキッパリ教えます。 [ 目次 ] 第1章 脳は体験を整理し、知を創造する 第2章 生きて死ぬ人間の知恵 第3章 不確実な時代こそ脳が生きる 第4章 偶有性が脳を鍛える 第5章 偶然の幸運をつかむ脳の使い方 第6章 「自分」を離れて世界を見つめる 第7章 「他人」との関係から脳が育むもの 第8章 主語を入れ替えて考える 第9章 脳に勇気を植えつける 第10章 「脳」整理法ふたたび [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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初めて読む茂木健一郎の本。 文章が面白くない。内容は良いのかもしれないが、読み進むのに苦労がいる。 3ページ目でやめた。
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人の脳は偶有性(半ば規則的で半ば規則的ではない)な出来事に極めて関心を持つ。ランダムだと無関心。 人は常に変化しつづける。 世の中は創造と人とのコミュニケーションを必要としている。 人との出会いは偶有性で偶有的こそ想像力を生む。→人とのコミュニケーション大切。 セレンディピティは...
人の脳は偶有性(半ば規則的で半ば規則的ではない)な出来事に極めて関心を持つ。ランダムだと無関心。 人は常に変化しつづける。 世の中は創造と人とのコミュニケーションを必要としている。 人との出会いは偶有性で偶有的こそ想像力を生む。→人とのコミュニケーション大切。 セレンディピティは、偶然の幸運に出会う能力をいう。 セレンディピティーには、行動、気づき、受容の3つが必要。 日頃の出来事に目を向け、偶然を見逃さず、何かを得ることが大切。 日々の出来事が全て勉強だ。
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脳整理法についてはあんまり書かれていません。 内容も私にはちょっと難しかったかな・・・いつか再読したいと思います。 抽象的な部分を理解できなくて、最近で一番頭使ったかも。 まずクオリアの概念がわからずウィキで調べて本に戻る、みたいな流れができてました。。 あ、でもこの著書の中では...
脳整理法についてはあんまり書かれていません。 内容も私にはちょっと難しかったかな・・・いつか再読したいと思います。 抽象的な部分を理解できなくて、最近で一番頭使ったかも。 まずクオリアの概念がわからずウィキで調べて本に戻る、みたいな流れができてました。。 あ、でもこの著書の中ではクオリアよりも偶有性のほうがキーワードです。
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