脳内汚染 の商品レビュー
この本が発刊されたのが2005年。 20年余り経った現在では、さらに事態は深刻化しているのだろう…。 久しぶりにゲームで遊びたくなって、またハマっちゃいそうな自分を止めたくて、その為に読んだけど、それでもゲームをしてしまう自分…。 お子さんを持つ親御さん、これからお子さんを持たれ...
この本が発刊されたのが2005年。 20年余り経った現在では、さらに事態は深刻化しているのだろう…。 久しぶりにゲームで遊びたくなって、またハマっちゃいそうな自分を止めたくて、その為に読んだけど、それでもゲームをしてしまう自分…。 お子さんを持つ親御さん、これからお子さんを持たれる可能性のある方々には、ぜひ読んで頂きたいです!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
-2006.02.15記 鹿島茂氏評の「脳内汚染」―― 著者岡田尊司は精神科医だが、医療少年院勤務というから、多発する少年犯罪の苛酷な実態をまさに丸ごと受け止めている存在といえようか。評者は本書について「日本が直面している社会現象、すなわち、キレやすい子供、不登校、学級崩壊、引きこもり、家庭内暴力、突発的殺人、動物虐待、大人の幼児化、ロリコンなど反社会的変態性欲者の増大、オタク、ニートなどあらゆるネガティヴな現象を作りだした犯人が誰であるかをかなりの精度で突き止めたと信じる」と説いている。 ではその犯人探しの元凶はといえば、コンピューター.ゲームとインターネット、とりわけネット.ゲームとなる。これらのゲームは「脳内汚染」を進行させる元凶そのもの、というのが本書の結論だ。ゲームをしていると脳内にドーパミンが大量に放出されて快感が引き起こされ、麻薬と同じような効果がもたらされる。つまりは、やめたくてもやめられなくなる。 本書によれば「毎日長時間にわたってゲームをすることは、麻薬や覚醒剤などへの依存、ギャンブル依存と変わらない依存を生む」のであり、ゲームはLSDやマリファナと同じような、それ以上に危険かもしれない麻薬的な作用を持つ「映像ドラッグ」だという訳である。さらに戦慄すべきことは、「ゲーム漬けになった脳は薬物中毒の脳と同じように破壊され、元には戻らなくなる」というから、この警鐘の書が広く読まれなければならないと評者は熱くなるほどに記しているのも大いに肯ける話だ。
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私には子供はいませんが、子持ちの義妹にずっと前から言っていたこと。「テレビゲームは子供に悪い影響しか与えない」 私の信念を裏付けててくれました。 テレビゲーム・ビデオ・インターネットの内容に有害なものがある……ごもっとも。 麻薬と同じように「メディア漬け」になることによっ...
私には子供はいませんが、子持ちの義妹にずっと前から言っていたこと。「テレビゲームは子供に悪い影響しか与えない」 私の信念を裏付けててくれました。 テレビゲーム・ビデオ・インターネットの内容に有害なものがある……ごもっとも。 麻薬と同じように「メディア漬け」になることによって、現実の体験・仲間と遊ぶ機会が少なくなり、脳の成長の妨げになる……昨今頻発する少年犯罪の報道で、犯罪を犯した少年が「発達障害」であるという、その意味がわかりました。 こわい~
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事件から事象を検証する 異常な行動の背景には ゲーム依存 インターネットがあるという 暴力映像により攻撃性が増す 麻薬の依存性と同じである 公害物質にも言及 情報という危険 予防に勝る治療は無い 問題の自覚⇒環境⇒手作りの体験
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化学物質による身体環境の汚染だけでなく,情報(環境)パターンによる身体(脳)の汚染の可能性。動物である人間は動物として生きるために優れた身体を持つ。新しい環境に長期間かけて文化によって適応していくことが可能としても,環境の変化が急であるならば適応出来ずに絡め取られる個体もいるし特...
化学物質による身体環境の汚染だけでなく,情報(環境)パターンによる身体(脳)の汚染の可能性。動物である人間は動物として生きるために優れた身体を持つ。新しい環境に長期間かけて文化によって適応していくことが可能としても,環境の変化が急であるならば適応出来ずに絡め取られる個体もいるし特異的に繁殖する個体も表れるか。
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-2007/1/11 揖斐幼稚園副園長 佐木氏推奨 理性に耐える内容。現時代を生きる子どもにとって大切なことである。情報の7割には目から入ると言う。テレビの影響はすごい。子供をよく探ることである。
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著者はゲームやメディアの子供たちへの影響を懸念していた。 一時、はやったゲーム脳はないが、著者曰く ゲームなどは依存性が高く、アルコール依存症や薬物依存症のように 子供たち前頭葉に著しく問題が起こるという。 しかしながら、世の中にはインターネット、ゲーム、テレビがあふれかえって ...
著者はゲームやメディアの子供たちへの影響を懸念していた。 一時、はやったゲーム脳はないが、著者曰く ゲームなどは依存性が高く、アルコール依存症や薬物依存症のように 子供たち前頭葉に著しく問題が起こるという。 しかしながら、世の中にはインターネット、ゲーム、テレビがあふれかえって いるこれも文明だとすれば手の施しようはないのでは。 これで滅びるなら人類もこれまで、進化することを期待する。
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読みやすかったし、ゲームの危険性が理解できた。 ゲームを全く廃止しろというわけではないが、自分の子どもが出来たら、できるだけ時間を守ってやらせたい。
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不登校、学級崩壊、ADHD、 メディアの影響で 前頭前野脳が発達しないことが要因である。 幼い子供の早期教育で正しく人間を描くことができなくなった子供たちのことを書いた本も同じことを言っていた。「なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか」 人は人の中で育まれないと 人間には...
不登校、学級崩壊、ADHD、 メディアの影響で 前頭前野脳が発達しないことが要因である。 幼い子供の早期教育で正しく人間を描くことができなくなった子供たちのことを書いた本も同じことを言っていた。「なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか」 人は人の中で育まれないと 人間にはならない ということを立証する本のひとつだな。 私は小学校高学年のときにスーパーマリオが大好きだった。 ドラクエも夢中になってやった。 でも、ファイナルファンタジーあたりから ついていけなくてそのうち自然とゲームから離れていった。 弟とはいっしょにゲームして遊んでいたけど、 妹はそんな二人を冷めた目でみていた。 久しぶりにwillでスーパーマリオをやったけど、楽しかった。 小学生のころのような夢中さは時間が許さないからできなかったけど、 あの無我夢中でクリアする感覚が 懐かしい。
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メディアの嗜癖性についての論考は非常に興味深いものだった。確かに残虐ゲームが心身に与える影響は我々が想像している以上に深刻なものかもしれない。若者の変質の全ての元凶がメディアであるとは言わないが、大きなファクターを占めている可能性があるのではないかと強く感じた。
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