功名が辻 新装版(二) の商品レビュー
豊臣家での伊右衛門の…
豊臣家での伊右衛門の出世の影にある千代の存在が光ります。秀吉の最も信頼する妻である北政所に一目置かれてます。共に戦国の良妻二人です。
文庫OFF
「功名が辻 新装版」…
「功名が辻 新装版」全四巻中の第二巻。どんどん駆け上がっていった一豊はとうとう掛川6万石に! 特に秀次・秀吉の話が見所です。
文庫OFF
山内一豊は、妻千代の…
山内一豊は、妻千代の助けにより、戦国の巨人達の間で生き抜いてゆく。 信長や秀吉とは違い、自分の身の丈をわきまえながら歩く姿が、実に爽やかで、誠実な物語を生んでいる。
文庫OFF
信長・秀吉・家康と、…
信長・秀吉・家康と、家臣の視点から見た内容が面白いです。千代の賢妻ぶりも為になることが多く、司馬さんは男なのに、よくわかるなーと感心させられる文章もいくつかあって面白いです。
文庫OFF
一豊の運の強さ、千代の賢さや先見の明が感じられた。 これまでは天下を動かした人物、人物を直近で補佐した人物、出来事の内容を読んできたが、一武将、大名の内容は初めて読んだ。(充分大物) 主君、正義、忠誠、政治情勢など、運や知恵ものでないと生き残ることができない時代なのだなと改めて実...
一豊の運の強さ、千代の賢さや先見の明が感じられた。 これまでは天下を動かした人物、人物を直近で補佐した人物、出来事の内容を読んできたが、一武将、大名の内容は初めて読んだ。(充分大物) 主君、正義、忠誠、政治情勢など、運や知恵ものでないと生き残ることができない時代なのだなと改めて実感した。
Posted by
だんだん面白くなってきた! 戦国時代の秀吉、家康の攻防というメインストリームのそばで、あまりぱっとしない存在である山内一豊が妻千代の才覚によって出世していく様が興味深い。 千代は自分が男性として、あるいは男性並みに活躍したいという野望はなかったのだろうか?時代はそのような思考をも...
だんだん面白くなってきた! 戦国時代の秀吉、家康の攻防というメインストリームのそばで、あまりぱっとしない存在である山内一豊が妻千代の才覚によって出世していく様が興味深い。 千代は自分が男性として、あるいは男性並みに活躍したいという野望はなかったのだろうか?時代はそのような思考をもたせなかったのだろうか? 司馬氏がこの作品を執筆した年からもう45年以上も経っているようだ。これだけでも女性の意識はだいぶ変わっていると思った。
Posted by
天下統一、その後のパワーゲームをどう生き残っていくか・・・ 一巻と比べると、本作の面白さがわかるようになってくる時期だからなのか、 引き込まれていくのがわかる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2作目は前半と後半でかなり印象が異なる作品に。 前半は秀吉の栄華を極める派手さがあったが、後半はその華美さが逆に不気味に思えてきた。千代の目線から見る時代の移り変わりや情勢が読みやすく描かれていた。 そのまま描写するよりも、千代目線で描くことで他にはない新鮮さと客観性がありおもしろいと思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本能寺の変から、秀次の粛清まで。 相変わらず妻の掌の上で転がされる伊右衛門(山内一豊)。 ガムシャラに戦場を駆け巡るだけで、効率的な戦い方のできない伊右衛門は、千代のアドバイスを受けてもなお、出世がおぼつかない。 千代は神だよね。 未来のことはわからないといいながら、すべてが千代の思い通りに進む。 ただ、伊右衛門がそれを活かせないだけだ。 でも、それが彼の限界なのだとしたら、それを超えろとお尻を叩き続けるのが本当に幸せに続く道なのか。 千代は伊右衛門のことを支えていると思っているのかもしれないけれど、下から支えているというよりも、上から支配しているように見える。 そして私が千代について気に入らないのは、彼女の視界の中には、上の世界と自分達しかいないこと。 日常的な家臣への目配りのようなものがない。 ちょっとしか出てこない北政所はきちんと存在感を示しているのに。 もちろんこれはあくまでも司馬遼太郎が書く千代であって、本当は違うのかもしれない。 でも、後の土佐藩を見ると、やっぱり周囲の人に対する配慮のない夫婦だったのではないかと思う。 偏見だけど。
Posted by
本書を読む限り、山内一豊は武も無い、知も無い、凡将としか映らない。 千代がいてこその、山内一豊。 千代と結ばれていなければ、どうなっていたのか。 今後の千代の手綱さばきに注目していきたい。
Posted by