憑神 の商品レビュー
映画と併せてぜひ。
時は幕末。主人公は資質はあるが運のない侍。ひょんなことから3人(?)の神様(それも、ロクでもない神様たち)に憑かれることになり……。主人公と神様たちのやりとりの軽妙さ、そしてオチ。上手いなぁ、と唸らせる。
abtm
- ネタバレ
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浅田の「江戸言葉」は、つくづく上手い。 これで、一杯いけそうだ。 落語のような新派のような物語だけど、 映画より、原作のほうが、たぶん絶対に良い、と思う。
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投げやりな人生かと思いきや、信念を持って守るべきもののために生を全うする、でも弱さもあり。なかなか面白かった。息子や嫁がもう少しいい人ならば、もっと救われただろうに。
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神「貧乏神・疫病神・死神」と人生には色々な神が取り憑く。その時期時期に人は導かれるが、間違うと死神に一直線になる。だから、生きることは生き抜くことだと悟り悔いのない人生を作り上げることかもしれない。
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説教臭くなく、でも人として美しく生きることの難しさと尊さを教えてくれる、浅田次郎さんの時代小説。 幕末の江戸、部屋住から婿に出され、出戻りとなった不遇な身の上の主人公の彦四郎。 神仏の加護を願い手を合わせた祠は、拝んではならない貧乏神、疫病神、死神の憑き神だった。 勝海舟や榎本武...
説教臭くなく、でも人として美しく生きることの難しさと尊さを教えてくれる、浅田次郎さんの時代小説。 幕末の江戸、部屋住から婿に出され、出戻りとなった不遇な身の上の主人公の彦四郎。 神仏の加護を願い手を合わせた祠は、拝んではならない貧乏神、疫病神、死神の憑き神だった。 勝海舟や榎本武揚、慶喜など実在の人物の登場により、不思議な物語に現実味が加味されて、面白さ倍増。 切なさと潔さ、人間の愛おしさが心に残るお話でした。
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-2016/10/24 運の良し悪しに囚われ、拗ねた生活が続いた。貧乏神疫病神死神という三神と暮らしを共有する吉之助に憧れる。
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うっかり三巡の祠に手を合わせたばかりに、貧乏神・疫病神・死神に取り憑かれる武家の次男坊「彦四郎」のお話。 彦四郎という人物像が、前半は「婿入り先から叩き出されやさぐれたニート」から、後半になって「武士の鑑」になったのに違和感を覚えた。 物語としては面白いが、ラストが綺麗にまとまっ...
うっかり三巡の祠に手を合わせたばかりに、貧乏神・疫病神・死神に取り憑かれる武家の次男坊「彦四郎」のお話。 彦四郎という人物像が、前半は「婿入り先から叩き出されやさぐれたニート」から、後半になって「武士の鑑」になったのに違和感を覚えた。 物語としては面白いが、ラストが綺麗にまとまったと見せかけて唐突で雑な印象なのが残念。
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ブクログ最初の投稿は浅田次郎でした。 憑神。どんな話かと思ったら、あんまり嬉しくない神様の話。 幕末〜明治の変わり目に、これまた時代に取り残されたような御徒士が主人公。でも、浅田氏の視線が優しいのだ。 武士道とは死ぬことと見つけたり。果たして現代に生きる我々はその覚悟が出来よう...
ブクログ最初の投稿は浅田次郎でした。 憑神。どんな話かと思ったら、あんまり嬉しくない神様の話。 幕末〜明治の変わり目に、これまた時代に取り残されたような御徒士が主人公。でも、浅田氏の視線が優しいのだ。 武士道とは死ぬことと見つけたり。果たして現代に生きる我々はその覚悟が出来ようか?
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面白いよ!って勧められて読んでみた。確かに、読んでるとイメージが色鮮やかに膨らんできて、出てくる人たちがとってもチャーミング(シュール?)でおもしろかった。 それとともに、浅田次郎さんが考えている哲学みたいな「お硬いこと」も随所に見えて、『おおお!』って思わず唸ってしまうような...
面白いよ!って勧められて読んでみた。確かに、読んでるとイメージが色鮮やかに膨らんできて、出てくる人たちがとってもチャーミング(シュール?)でおもしろかった。 それとともに、浅田次郎さんが考えている哲学みたいな「お硬いこと」も随所に見えて、『おおお!』って思わず唸ってしまうようなキラーワードもあった。 浅田次郎さん、初めて読んだのだけれど、ぽっぽや書いてる人なのね。面白いわー
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