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隠蔽捜査 の商品レビュー

4.1

80件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    12

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2012/11/05

大好きです。今野敏さん。 今回も期待を裏切りませんでした。 一つ一つの会話が分かりやすく登場人物の個性がよく表れている点、全体を通して一連の繋がりを初心者にも容易に把握させる文章力、まるでドラマを見てるかのように想像力を掻き立てるストーリー、そしてなにより警察官として働く竜崎署...

大好きです。今野敏さん。 今回も期待を裏切りませんでした。 一つ一つの会話が分かりやすく登場人物の個性がよく表れている点、全体を通して一連の繋がりを初心者にも容易に把握させる文章力、まるでドラマを見てるかのように想像力を掻き立てるストーリー、そしてなにより警察官として働く竜崎署長のかっこいいこと。こんな風に、まっすぐ揺ぎない軸を持って仕事ができたらいいなと思う理想の人物像でもあります。でも上司がこんな人だったらやりにくいかもしれない(笑) 隠蔽捜査シリーズは全て読んでいますが、個人的に3作目があまり好きではなかったので今回4作目の転送には満足です。

Posted byブクログ

2012/03/10

面白いの一言。竜崎の人柄が最高でした。自分の原理原則に対してあそこまで徹底しているところが素晴らしい。 ああいう上司がいたら……面倒か(笑) でも、竜崎を尊敬しているという谷岡の気持ちがよくわかるし、その谷岡に対し、優秀になれと言った竜崎がまたかっこいい。自分も、この人に認められ...

面白いの一言。竜崎の人柄が最高でした。自分の原理原則に対してあそこまで徹底しているところが素晴らしい。 ああいう上司がいたら……面倒か(笑) でも、竜崎を尊敬しているという谷岡の気持ちがよくわかるし、その谷岡に対し、優秀になれと言った竜崎がまたかっこいい。自分も、この人に認められたい!と思うだろう。 また自分の仕事に対し、あそこまでの思いがあるというのが素晴らしいし、そうなりたいと思う。 男が惚れる男だと思う。 本当に面白かった。

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2012/02/03

なんだろね、この作品は・・・。 大きな事件があるわけでもなく、スリルやサスペンスに満ちてるわけでもないのに、グイグイ引き込まれてしまう。エリート官僚を軸に警察官僚の内幕を描いた作品だが、面白かった。少年法の問題などにも触れているが、少し中途半端かな。シリーズ物らしいので、続編を読...

なんだろね、この作品は・・・。 大きな事件があるわけでもなく、スリルやサスペンスに満ちてるわけでもないのに、グイグイ引き込まれてしまう。エリート官僚を軸に警察官僚の内幕を描いた作品だが、面白かった。少年法の問題などにも触れているが、少し中途半端かな。シリーズ物らしいので、続編を読んでみたい作品。

Posted byブクログ

2012/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

星4.5という感じ。 面白いけどちょっと淡々としていたかな。 そういう小説だからしょうがないけれど。 竜崎という男が魅力的でいい。 こんなエリートが本当にいたら面白いのに。 軽くて読みやすい文章が好き。 話も軽くてちょうどいい。 正しいことを正しくする姿は見ていて気持ちいいです。

Posted byブクログ

2011/11/23

後半、伊丹が追い詰められていく過程とその結末が個人的な見所。 最初だけ読むとものすごくイヤな奴でしかない竜崎が、読み終えてこんなに魅力的なキャラになるとは思わなかった。すごい。

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2011/11/15

Mさんお勧め図書です。 お薦めです。筋を通す事の格好良さというか、こう在りた​い!って思わせてくれる本です

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2011/10/11

主人公の竜崎はキャリアの総務課長。彼の行動はブレーンに沿い優先順位を決めて行動する。その為、息子の不祥事も隠さず出頭させることにもなる。それを支える妻の存在、『主婦をなめないでね』は、いい。

Posted byブクログ

2011/01/27

異色の警察小説。 主人公は 「家庭のことは妻の仕事である」 「東大以外は大学ではない」 「部下であっても決して信用してはならない」 という考えの持ち主、警察庁に勤めるキャリア。 いやーなタイプの人間だが、 「いざというときは、真っ先に死ぬ覚悟をしている」 男で...

異色の警察小説。 主人公は 「家庭のことは妻の仕事である」 「東大以外は大学ではない」 「部下であっても決して信用してはならない」 という考えの持ち主、警察庁に勤めるキャリア。 いやーなタイプの人間だが、 「いざというときは、真っ先に死ぬ覚悟をしている」 男でもあるので、保身ばかり考えている官僚ではけっしてない。 新鮮な警察小説であり、 感動的(?)な家族小説でもある。

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2010/08/27

キャラは立っているが、小さくまとまっている印象。この設定だと、どうしても『新宿鮫』と比較してしまう。

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2010/08/15

東大卒の警察庁長官官房総務課長のキャリア、竜崎。家庭をまったく顧みず、エリート意識の元、ただただ国家のために勤め上げてきた。 都内で発生した連続殺人事件。過去に残忍な殺人を犯しながら、少年法に守られ出所したかつての少年たちが殺されたのだ。現場の指揮をとったのは、竜崎の幼なじみであ...

東大卒の警察庁長官官房総務課長のキャリア、竜崎。家庭をまったく顧みず、エリート意識の元、ただただ国家のために勤め上げてきた。 都内で発生した連続殺人事件。過去に残忍な殺人を犯しながら、少年法に守られ出所したかつての少年たちが殺されたのだ。現場の指揮をとったのは、竜崎の幼なじみである伊丹。小学生の時に伊丹にいじめられた記憶が残る竜崎。捜査が進む内に、犯人は現役警官なのでは、という疑いが出てきた。警察全体の失墜に波及しそうと見ると保身に走る上層部。そしてまた、息子がヘロインをやっているところを見つけてしまった竜崎。いずれの事件ももみ消すことになるのか、それとも正義を貫くのか。。。。 ほとんど期待してなかった分、スピード感もたっぷりでおもしろかった。横山秀夫とはまた違った観点で描かれた警察小説だね。 横山秀夫の『深追い』とか『第三の時効』とかは、現場警官の鬱屈した思いが描かれていて読み応えがあったし、今回の『隠蔽捜査』はトップを目指すキャリアの苦悩が描かれていて、その違いにも興味がわきました。

Posted byブクログ