悪党たちは千里を走る の商品レビュー
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悪党は愛すべき詐欺師たち・・・ ただの詐欺師が一世一代を賭けて(?)完璧に仕組んだ「誘拐計画」 彼らを出し抜き、誰かがその計画を模倣する。 一体全体???? ということで、ドタバタ誘拐劇のお話でした。 面白いけど、いくらなんでも警察の存在が薄すぎましたね(笑) それは普通の警察ならバレますね(笑) 最後の犯人もちょっと小物すぎたかな~。 ここまであり得ないストーリーなら、犯人もドッカーンといって欲しかったです。
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貫井先生の作品を読むのはこれで2作目。 前回読んだ本が暗くて重い話だったのでこの本もそんな感じなのかなって思ったけど、コメディタッチの明るい作品で、あまりの作風の違いに驚かされました。 同じ作者とは思えない! すごい! 読後の爽快感も最高。 貫井徳郎…ハマりそうです。
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詐欺師4人組の話。登場人物もユーモアがあってスラスラ読める。著者の他の作品とは全然違うタッチと内容。オススメです。
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欺師が誘拐事件を企むが想定外のことが次々に起こり・・・詐欺師なのだから悪いことをしている人達なのだけれど彼らなりのプライドや信念のようなものもあって根が悪いわけではないキャラが良い。警察はあまり活躍しない。コメディとして楽しく最後まで読めて面白かった。続編とか出たら読んでみたい。
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貫井徳郎さん、二冊目。 前に読んだものとは、雰囲気から何から違って驚く。 セコイ商売をしている2人組の詐欺師、高杉とその舎弟園部。 偽のリトグラフを売りつける、菜摘子。 因縁の仲である詐欺師たちが、犬の誘拐に目を付けた。 ところが、それに気づいた飼い主の少年、巧が狂言誘拐を持...
貫井徳郎さん、二冊目。 前に読んだものとは、雰囲気から何から違って驚く。 セコイ商売をしている2人組の詐欺師、高杉とその舎弟園部。 偽のリトグラフを売りつける、菜摘子。 因縁の仲である詐欺師たちが、犬の誘拐に目を付けた。 ところが、それに気づいた飼い主の少年、巧が狂言誘拐を持ち出して…。 犬の誘拐なんて言い出した時には、絶対許せない!と怒りを覚えたのですが…、詐欺師なんだから、悪人は悪人なんだけど、後ろ暗い事をして儲けた人から盗るとか、人を傷つけないとか、仕事にも一定の美学がある様子。何とも間抜けなところもあって憎めない男たち。 読んでて痛快でした。 でも、あまりにも警察が木偶の坊すぎでは…?
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愛すべき悪党たちの話で、お金もとれてスッキリする話だった。 犬に始まり犬に終わった。そして、高杉の弟分園部は、忠犬ハチ公みたいで、かわいい弟分だった。 巧君も生意気なようでかわいい。
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ダメな詐欺師と小学生と誘拐の話。最初あれ?これ読んだ事あったかな?と感じる、良くある話だからだろうか。でもテンポが良く読みやすいので、サクサク進んだ。軽く読め爽快感もあるので、気分転換に良い。
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貫井徳郎『悪党たちは千里を走る』読了。この人の作品は少年犯罪とかをテーマにしたとても重厚なものが多いのだけど、これは悪党になりきれない大人たちが、悪党をやっつけるスカッと痛快な物語。季節でいえば初夏って感じ?
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ケチな詐欺師2人組が、ここらで大きな仕事をやってやろうと奮闘するが、なぜか人のために詐欺を働く羽目になってしまう。 悪党たちが巻き起こす、痛快ストーリー。 久しぶりにこんなに痛快で愉快な本を読んだ! 出てくる人物たちは悪党ではあるものの、愛すべき人物たちで、そう感じる...
ケチな詐欺師2人組が、ここらで大きな仕事をやってやろうと奮闘するが、なぜか人のために詐欺を働く羽目になってしまう。 悪党たちが巻き起こす、痛快ストーリー。 久しぶりにこんなに痛快で愉快な本を読んだ! 出てくる人物たちは悪党ではあるものの、愛すべき人物たちで、そう感じることができるのは"根はイイ奴なんだな"と認識できるだけの過去が、サラリ(ぐだぐだ長話になってないとこがまたいい!)と書かれてるからだ。 終わり方も清々しく、くすりと苦笑できるもので好き!
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シリアスじゃないほうの貫井さんです。軽いトーンでささっと楽しめますが、若干ストーリーの展開がもっさりしている印象も。会話がぎこちないのもご愛嬌でしょうか。誘拐、身代金受け渡しのアイデアは面白いけど、どことなーく釈然としないような。
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