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古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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イギリス人の住まいに…

イギリス人の住まいに対する賢い考え方をヒントに日本の見習うべき点などが挙げられています。住まいに対する考え方が変わりました。

文庫OFF

2014/02/21

戦後の日本人の住宅の貧しさは、勿論そのままくらし自体の貧しさと直結している。本著は単純に言えば、戦前の西から来た「西洋」から、戦後の東から来たアメリカ的ライフスタイルを撃つということになるだろう。イギリスの給料の安さ、住宅政策の変遷、リノベーションの発想、家というものへの手の掛け...

戦後の日本人の住宅の貧しさは、勿論そのままくらし自体の貧しさと直結している。本著は単純に言えば、戦前の西から来た「西洋」から、戦後の東から来たアメリカ的ライフスタイルを撃つということになるだろう。イギリスの給料の安さ、住宅政策の変遷、リノベーションの発想、家というものへの手の掛け方はそのどれもに納得がいく。だが、しかし、本著にどこか違和感を感じるとすれば、著者が「日本」にイギリス式住宅を建て、イギリス式ライフスタイルを楽しもうとしているというそのことに尽きる。日本の昔ながらの暮らしぶりには関心がいかないらしい。

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2012/03/06

日本住宅への批判が強すぎて、イギリスびいきに描きすぎている傾向はある。それでも、本書で指摘している日本の住宅事情、生活感への問題点は的を射ている点もある。特に、自分の価値観、センスを重視するイギリスのリノベーション事情の箇所は興味深かった。

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2011/12/25

日本住宅批判が強すぎる。 イギリスと日本は、文化も気候も違うんだから、それぞれでいいのに。 日本との比較は抜いて、イギリス住宅の評価に留めれば良書。

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2012/05/06

買ったのを後悔する、いやむしろ読んだのを後悔するレベル。,有益な情報はゼロ、筆者のチラ裏、まるで日記。,日本人は〜、イギリス人は〜と一括りにする。日本人、イギリス人という人はいない。共感できる部分はあれど、本当に個人の日記レベルで、日本人・日本の家は、と一括りにしたうえで主観であ...

買ったのを後悔する、いやむしろ読んだのを後悔するレベル。,有益な情報はゼロ、筆者のチラ裏、まるで日記。,日本人は〜、イギリス人は〜と一括りにする。日本人、イギリス人という人はいない。共感できる部分はあれど、本当に個人の日記レベルで、日本人・日本の家は、と一括りにしたうえで主観であれがだめ、これがだめと言う。しかも統計や資料があるわけではないので「〜じゃないだろうか」でずっと話が進む。日本とイギリスじゃ背景にあるものが全然違うだろうに。,「で?」と首を捻ること数回。比較するのならデータを揃えて徹底的にやればいいのに、日本の愚痴ばかり。,これで雑誌の編集長?らしい。,不愉快だしつまらないので途中で読むのやめました。

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2009/10/04

日本とイギリスを家の違い、文化の違いといった観点から渡英経験豊富な著者が比較していくもの。 読んでいくにつれて我が家はこれでいいのか、日本の家に対する考え、やり方はほんとにこのままでいいのか!?と思わざるをえない内容だった。 確かに題名の通りなのかなと現実をみてしまう。日...

日本とイギリスを家の違い、文化の違いといった観点から渡英経験豊富な著者が比較していくもの。 読んでいくにつれて我が家はこれでいいのか、日本の家に対する考え、やり方はほんとにこのままでいいのか!?と思わざるをえない内容だった。 確かに題名の通りなのかなと現実をみてしまう。日本を豊かにするにはどうしたらいいのか著者なりの意見がもう少しあったらいいのにな。 それでも家が好きになってもう少し考えてみようと思えるようになる。 お勧めです!

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2009/10/07

オン・ゴーイング・プロジェクト・・イギリス人の家に対しての考え方は継続して関わり続けること。100年前の家を大事に自分達の力で改装して、お気に入りの家具に囲まれる暮しを楽しむ。質素だけれど上質の空間。引き換え日本の家は新築に入居した時点から価値は下がっていく。便利で快適を追いかけ...

オン・ゴーイング・プロジェクト・・イギリス人の家に対しての考え方は継続して関わり続けること。100年前の家を大事に自分達の力で改装して、お気に入りの家具に囲まれる暮しを楽しむ。質素だけれど上質の空間。引き換え日本の家は新築に入居した時点から価値は下がっていく。便利で快適を追いかける日本に本当のしあわせがあるのかと著者は問いかける。

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2013/04/16

Amazonの書評を見ると、どうやら評価は真っ二つに分かれているようですね。私が感じたのは「イギリスというめがねを通してみた日本」という印象。納得するところあり、???と思うところあり、なので評価は☆三つということで・・。イギリスについては、さすがになるほどと思うところあり。イギ...

Amazonの書評を見ると、どうやら評価は真っ二つに分かれているようですね。私が感じたのは「イギリスというめがねを通してみた日本」という印象。納得するところあり、???と思うところあり、なので評価は☆三つということで・・。イギリスについては、さすがになるほどと思うところあり。イギリスの政府が国民に「住む」権利を与えているところなんて、日本の政治家にもちょっと考えてほしいところ。(著者の言うことが事実であるならば・・。)その一方で、現代の日本の有様を酷評しているところは、反省するところもある反面、ちょっと違うんじゃないの?と反論してみたくなるところも・・・。何かもやもやしたものが残るのは、なるほどと思ったところでも、総合するとなんだか矛盾を感じるところ。できれば何か具体的な日本への提言などがあれば良かったかな?

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2009/10/07

古くて趣のある家が集まり、魅力的な英国の住宅地。一方、高価なシステム・キッチンなどを装備しながら、築二十年を経るとほとんど無価値になる日本の家と無秩序な町並み。この違いは、なにが原因なのか?「家は持った時からが始まり。理想の家は手をかけ時間をかけてでき上がる」という英国独特の考え...

古くて趣のある家が集まり、魅力的な英国の住宅地。一方、高価なシステム・キッチンなどを装備しながら、築二十年を経るとほとんど無価値になる日本の家と無秩序な町並み。この違いは、なにが原因なのか?「家は持った時からが始まり。理想の家は手をかけ時間をかけてでき上がる」という英国独特の考え方を通し、便利さと機能ばかり追い求める日本人の生き方を根本から問い直す。

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2009/10/04

本の題名に引かれて読んだ.。納得のいくところもあり、そうかなぁと疑問に思うところもある本だった。 イギリスは古いほど、家の価値が高くなり、古くて趣のある家が集まり、魅力的な英国の住宅地を作りあげているという。一方、日本の家は高価なシステム・キッチンなどを装備しながら、築二十年を経...

本の題名に引かれて読んだ.。納得のいくところもあり、そうかなぁと疑問に思うところもある本だった。 イギリスは古いほど、家の価値が高くなり、古くて趣のある家が集まり、魅力的な英国の住宅地を作りあげているという。一方、日本の家は高価なシステム・キッチンなどを装備しながら、築二十年を経るとほとんど無価値になる。 1軒1軒がばらばらなテイストで建てられた日本の家。無秩序な家並み、町並みにはなんの魅力もないと書く。 イギリスでは、家を買ったときが始まりであり、家と関わる喜びと楽しみを知っていて、時間をかけて、自分の好みのスタイルに家を作り上げていく。 引渡しを受けたときが完成ではない。庭なり、外壁、インテリアにしろ、自分で居心地の良い空間に作り上げていく。 日本は床暖房、システムキッチン、浴室乾燥機などなどハイテクで便利になっているが、洋風と和風が入り混じり、ちぐはぐな印象を与える、と書く。私はイギリスに行ったことがないのでよくわからないが、全般に、ちょっとイギリスに肩入れしすぎているかな、という感はする。しかし、自分の欲しいものはとことん追求し、買ったものは大事にする、伝統を重んじる、家も使い捨てではなく、修理し、リフォームし、住み続ける、というのは、大事なことかと思う。 食事でも、日本は和、洋、中華、アジアン、なんでも取り入れ、何でも作る。融合がすきなのは国民性かもしれない。洋のいいところを取り入れ、便利で住みやすい新しい和の住宅を作るというのは、悪いことでもない気がする。 しかし、ごちゃごちゃとした、我が家のリビングを見渡すとちょっと、なんとかした方がいいかな・・・・という気持ちになった。

Posted byブクログ