ウィッシュリスト の商品レビュー

オーエン・コルファー(著者),種田紫(訳者)

2021/04/05

一級のエンターテインメント小説の評判の通り、と素直に思えた、読めてよかった一冊。
図書館でたまたま手に取った自分を褒めてあげたい。
盗みに忍び込んだアパートで命を落とした14歳の不良少女メグ・フィン。その家に住む死期のちかい偏屈な老人と彼女の霊魂との願いを叶える珍道中。
地獄からの死者の邪魔から逃れ、四つの願いを叶えることはできるのか、フィンは天国へ行けるのか。
いきなり主人公が衝撃的な死を迎え、どうなるのかと不安を憶えながら読み始め、夢中に。ノンストップで楽しめ、結末が気になり仕方がない。読み終えた今、ホッとしている。
「アルテミス・ファウル」を是非読まねば。悪のハリー・ポッターだそう。

2013/12/20

やっと読めた！オーエン・コルファーのWish List!
自分自身のWish Listを作って思い出し、借りてきました。

ゴロツキのヴェルチと一緒に老人の家に盗みに入った14歳の少女、メグ。
予定外の事態が起こり、・・・死んでしまいます。
天国か地獄か・・・善行と悪行がぴったり一緒だったメグは、老人のもとに戻り、
天国に行くために老人の願いをかなえようと奮闘します。

コミカルでハートウォーミングな児童文学。小学校高学年から中学生向きかな。
天国も地獄もハイテクだし天使も悪魔もコミカル。日本人のＩＴオタク悪魔も登場。
ブラックユーモアが効いたメグと老人のやりとりにも、心が暖まります。
後悔が晴れる瞬間、憎しみが許しに変わる瞬間、心がすっとします。

子ども向けのありがちなストーリーの中にも、むしろ大人に受け取って欲しいメッセージがたくさんありますね。

2013/10/21

子ども向けファンタジー

　失敗。死んでしまった 14歳の女の子が主人公。子ども向けだったな。わかりやすい文章と大きな字はいいんだけど、おとなが読むにはイマイチ。

2013/07/02

メグ・フィンは同居する母の夫から逃げ出すため耳の不自由な老人の家に相棒と盗みに入った。
しかし、屋主ラウリーに見つかって
ラウリーを殺そうとする相棒に逆らい死んでしまう。
死んだメグは、善と悪がちょうど同じ量だったので幽霊として現世に戻り、ラウリーの願を叶えることになる。
天国にも地獄にも行けなくなった少女の心温まる物語。

2013/06/10

仕方のない話だけれど、話の先が読めてしまうのが難。その上で、どのように意外性を持てるかがカギだと思うが、そこが少し弱かったかも。海外の話でもあり、「あれをやりたい！」と思うことにシンクロしにくかったこともあるかもしれない。
でも、子ども目線であれば、楽しく読めたと思う。

2013/02/05

14歳の若さで命を落とした女の子、メグ。

この世は善と悪のポイント制。
来世の門で、彼女は生前のポイントが±０であると告げられます。

降ろされたのは自分が泥棒するのに失敗して死んだ家、余命少ない老人のもと。
限られた時間の中で、彼の願いを叶えれば天国。
ダメなら地獄。

孤独な老人と皮肉屋な女の子のウィッシュリストを叶える旅が始まります。

***
ここに描かれる死後の世界は
コンピューターや携帯が使われていたりと、とてもコミカル。
それに時々出てくるブラックユーモアがああ外国作品だなという感じ。
勢いにのって一気に読めて、それでいて何か心に残る作品です。

2012/08/12

図書館で借りたＹＡ作品。好きですね～，自分。

死後の世界をブラックユーモアたっぷりに描いたファンタジーと言いますか，うん。
内容的には「死ぬまでにしたい10のこと」をＹＡ向けにした，ファンタジーみたいな。

悪魔や天使が普通に出てきます。でも悪魔も天使も想像とは違いコミカル。コンピューターオタクの日本人悪魔まで登場します。日本人ってこんなイメージなんだな。

作者が本当に一番書きたかった，或いは伝えたかったテーマは，人生悔いなく全うしようじゃないか。理解し合おうじゃないか。その選択は間違っていないか。
そう言ったことでしょうね。ＹＡと呼ばれる年頃の子達の多くは，自分が死ぬなんてことは考えず，闇雲にその時を生きています。
でも死は突然やって来て，抵抗できないままに現世から私達をひっぺがす。

よく考えて今を生きようと思いました。

主人公と老人が心通わせていく過程もキュンとします。

2011/11/08

中学生のころに読んだ本を今レビューするので、いろいろあいまいですが…

霊魂の不良少女、メグが天国に行くために”Wish List"の願いをかなえていくお話。
ハートウォーミングなお話です。
まあ読みかえそかな。

2010/04/21

えり＊死んでしまった不良少女が、天国に行く為に老人の4つの願いを叶えるお話。コミカルな文章、個性的なキャラクター、とっても面白かったです。この話の漫画描いてみたいです。

2010/01/10

私はきっと、紫でどちらかというと赤が濃いオーラをだしてると思う…ジョークをちりばめながら、心の問題にやさしく触れてる感じ。読みやすさ、抜群！