あしながおじさん の商品レビュー
評価の☆3つは翻訳に対して。 内容に関しては、一度目はジュディ視点で、二度目以降はジャービィ坊ちゃまやジュリアやエルマー・H・グリグス等の視点で読んだりして色々楽しめる、☆5つの作品です。 家の本棚に新潮社の松本恵子訳が置いてあり(1954/12/25初版、1955/1/30第...
評価の☆3つは翻訳に対して。 内容に関しては、一度目はジュディ視点で、二度目以降はジャービィ坊ちゃまやジュリアやエルマー・H・グリグス等の視点で読んだりして色々楽しめる、☆5つの作品です。 家の本棚に新潮社の松本恵子訳が置いてあり(1954/12/25初版、1955/1/30第二十刷)、「あしながおじさんの和訳と言えばこれ」と心身に刷り込まれる位に繰り返し読んできました。 先日、何となく原文と読み比べ始めて「これは誤訳では?」と気になる箇所がいくつかあり、他の和訳本と比較したいと思いました。 そこで、Amazonで吟味して、「見事な翻訳」と絶賛されていたこちらを加え、原文・松本訳・坪井訳を並べて読みました。 結果、松本訳にはそこそこ誤訳や抜けがありました。 でもやっぱり、(刷り込まているからとは思いますが)松本訳の方が主人公に好感が持てると思いました。 単語の選び方というか、並べ方というか、比べると松本訳のジュディは前向きで客観性があり、坪井訳のジュディは活発で親しみやすいものの不平がちな印象を受けます。 それを特に強く感じたのは以下の文章です。(三年生の12/20付より抜粋) 原文:But Daddy, you have no business to spoil me this way. 松本訳:でもおじ様はこんな風になすって、私を甘やかしておしまいになるという法はないとぞんじます。 坪井訳:だけど、おじさん、わたしをこんなふうにだめにしていくなんて、ひどいわ。 好みの問題もあるとは思いますが、坪井訳を第一級と評するのは早計ではないかなと思いました。 (ちなみにIt's a funny sensation, isn't it?は以下のとおりです) 松本訳「とても奇妙な胸のわくわくするような気持ちでございました」 坪井訳「わくわくするような妙な気分ですね?」
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高校生のときに初めて読んで(当時読んでいた『桜蘭高校ホスト部』で知りました)以来、何度も読み返している作品です。 孤児のジュディーが、あしながおじさんのおかげで大学へ行けるようになり、そこでの生活が生き生きと手紙に書かれています。 あしながおじさんも、ジュディーの手紙を楽しみにし...
高校生のときに初めて読んで(当時読んでいた『桜蘭高校ホスト部』で知りました)以来、何度も読み返している作品です。 孤児のジュディーが、あしながおじさんのおかげで大学へ行けるようになり、そこでの生活が生き生きと手紙に書かれています。 あしながおじさんも、ジュディーの手紙を楽しみにしていたんだろうな、と想像できました。 ジュディーがたくさんの読書を楽しんでいるのも印象深く、読みたい本が増えました。
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_ジェルーシャには空想力があった。それも、リペット先生から、用心しないといまに困るときがくるよ、と注意されるほどたくましい空想力だった。_ 最初から最後まで、一方通行な書簡体で書かれているのに、全く飽きずに読んでいける、ジュディの魅力! 女子が大学で学ぶということ、参政権、な...
_ジェルーシャには空想力があった。それも、リペット先生から、用心しないといまに困るときがくるよ、と注意されるほどたくましい空想力だった。_ 最初から最後まで、一方通行な書簡体で書かれているのに、全く飽きずに読んでいける、ジュディの魅力! 女子が大学で学ぶということ、参政権、などといったフェミニズム的な思想も、発売当時は社会的にも大きな影響をあたえたのではないかしら? それにしても胸きゅんが止まらず、最後は一気に読んでしまった。
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こちらの本は、小学校高学年以上向け。訳文がどれくらい違うか比較のために借りたんだけれども,それぞれよさはあるかな。というか,あんまり違いはない。日本語的な言い廻しをどのように使うのかが,翻訳者に寄って違うのが分かって面白かった。
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逆境にめげず、常に前向きに生きていく主人公ジュディーの話。ジュディーの純真でユーモアがある心は、私たちが前向きに生きていくための何かを教えてくれるのではないだろうか。
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「あしながおじさん」って誰?どんなお話?その答えはもちろん本の中に。 少女ジュディが書いたお手紙を中心に進んでいくお話。
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「子どもを本好きにする10の秘訣」>「芸術・感性」で紹介された本。 これも早く読ませたいなぁ。そしてこの本も多くの版があるけれど、「坪井郁美訳」×「福音館書店」というのは、このあたりかな?
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子供の頃から大好きな作品。中学高校時代は毎年のように読み直していました。招待を明かさず、素知らぬ顔してバッチリ接触している感じは、ガラスの仮面の紫のバラの人とそっくりですね。
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とても有名な物語ですが、初めて読みました。 さすが名作といわれるだけあって面白いです。 手紙で進むストーリー。 可愛い挿絵。 終わり方も素敵です!
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幼少期、一番古い読書録が「あしながおじさん」だったりします。 観劇を機に改めて読み直してみたりして…そしてビックリ何この面白さ! ジュディの内側から滲み出る賢さが好きです。受け身じゃなく自分から考えて行動して、きりひらいて行く姿勢も大好き! 面白さだけじゃなく、ステキに生きるため...
幼少期、一番古い読書録が「あしながおじさん」だったりします。 観劇を機に改めて読み直してみたりして…そしてビックリ何この面白さ! ジュディの内側から滲み出る賢さが好きです。受け身じゃなく自分から考えて行動して、きりひらいて行く姿勢も大好き! 面白さだけじゃなく、ステキに生きるためのヒントもちらばっている気がします。 また繰り返し読んでしまいそうです。
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