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虚無への供物(上) の商品レビュー

3.8

110件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    5

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新本格は、ここから始…

新本格は、ここから始まった!謎と論理が交錯する重層的な小説空間の中で、探偵の推理は我が国の戦後目掛けて放たれる。

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日本の三大アンチミス…

日本の三大アンチミステリの牙城が一つ『虚無への供物』(残り二つは『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』)。衒学に彩られた茨の森の先に壮大なメッセージが潜む。

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知り合いが殺されたと…

知り合いが殺されたというのに楽しげに推理合戦を繰り広げる登場人物たちが印象に残る。探偵小説という枠の中にあるにもかかわらず、そこからはみ出す何かがあるように思える。

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小栗虫太郎と比べれば…

小栗虫太郎と比べればペダンティックではありませんが読みづらいです。

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耽美的で不思議なミス…

耽美的で不思議なミステリー。普通の推理小説を予想していると挫折してしまうかも。

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かなり有名な作品でい…

かなり有名な作品でいろいろな書評に名前が出てくるので、とりあえず読んでみようかと思いながら、上下2巻でなかなかの分量があり、読みきれるか不安でした。読んでみるとまず、文体にクセがあり、内容も衒学とウンチクの垂れ流し状態で、うわー、こりゃ大変だ、読むのやめようかなと思いながら上巻を...

かなり有名な作品でいろいろな書評に名前が出てくるので、とりあえず読んでみようかと思いながら、上下2巻でなかなかの分量があり、読みきれるか不安でした。読んでみるとまず、文体にクセがあり、内容も衒学とウンチクの垂れ流し状態で、うわー、こりゃ大変だ、読むのやめようかなと思いながら上巻を読みきり...(下巻につづく)

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氷沼家で薔薇と不動の…

氷沼家で薔薇と不動の符号の上に4つの密室殺人が起こる。それに対して4人の探偵が推理合戦を繰り広げる。探偵小説へのアンチテーゼ的作品。懲りすぎていて読んでいて疲れる。

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2024/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

えええ、犯人いるのー!?いないのー!!気になる。しかもかなり思わせぶりなところで下巻に!いやー気になる。続きが早く読みたい。

Posted byブクログ

2024/02/01

なぜ本書を読もうとブクログに登録しておいたかは忘れてしまったが、年月が経ち偶然読み始める。 読んでみるとリンチのツイン・ピークスとの繋がりからかとも思ったが、本書は英訳されていないようだし、ウェブ上でもそれらしき関連性を指摘しているものはない。偶然だろう。一応以下のような共通点は...

なぜ本書を読もうとブクログに登録しておいたかは忘れてしまったが、年月が経ち偶然読み始める。 読んでみるとリンチのツイン・ピークスとの繋がりからかとも思ったが、本書は英訳されていないようだし、ウェブ上でもそれらしき関連性を指摘しているものはない。偶然だろう。一応以下のような共通点はある。 青いバラ 赤の部屋 小人 ドッペルゲンガー 架空の人物が実在する 連続殺人事件の奇妙な捜査 呪いと神話 「悪」の存在 不思議な暗号と奇妙な偶然 家族と家の物語 サスペンスや「謎解き」の枠から外れていくユーモアと社会文学 「三代奇書」と呼ばれるものだが、現代では類似の作品はあり、その先鞭としては評価されているのだと思う。 また、50年以上前に書かれたものとなると文体の変を相当感じる。特に小説のような口語が出てくるものはヤバく、コントを観ているよう。 「看護婦あがりのブスケだって紅司君がくさしてた。」51 これなどはコントどころか、平成生まれには意味すら解らないだろう。誤字だと指摘するかもしれない。

Posted byブクログ

2023/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東西ミステリー国内版の第2位であり三大奇書の本作を読了。現時点では"楽しみ方"が"数撃ちゃ当たる式の推理合戦を楽しむ"、"衒学的な蘊蓄を楽しむ"位しか見つけられず。今後、どうなるか。 8/7:序章を読破。出て来る単語が知らない単語ばかりで若干引く。登場人物リストを見ながら開始。 8/8:第一章読了。推理合戦パート等、若干面白くなるが全体として重たい部分が多く時間はかかる。衒学テイスト。 8/9:第二章終了。2人目と3人目の殺害発生。またしても推理合戦勃発。 アンチミステリーって分類されてる時点でどの推理も構造的にひっくり返されるんだろうなと想像しながら読み進める。

Posted byブクログ