1,800円以上の注文で送料無料

名探偵は千秋楽に謎を解く の商品レビュー

3.1

9件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/07/24

昭和の、両国辺り、小規模な相撲部屋を巡って起こる珍事件。ヘンテコで、ユーモラスで、これでいいのかってくらいまったりしていて笑えました。

Posted byブクログ

2016/10/21

弱小相撲部屋に大砲が撃ち込まれたのが、始まり。 牛乳に毒、弓で人が怪我、そしてついに誘拐…ですが それがまた、奇妙な命令。 しかもこちらがどうなっているのか すっかり分かっている状態。 一体誰が何の目的で? と思っていたら すごい落ちがやってきました。 推理物か、と言われたら…...

弱小相撲部屋に大砲が撃ち込まれたのが、始まり。 牛乳に毒、弓で人が怪我、そしてついに誘拐…ですが それがまた、奇妙な命令。 しかもこちらがどうなっているのか すっかり分かっている状態。 一体誰が何の目的で? と思っていたら すごい落ちがやってきました。 推理物か、と言われたら…何か違う気も?

Posted byブクログ

2025/01/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 解説によると、この作品は昭和54年にジュベナイル小説として、ソノラマ文庫から出版された作品とのこと。しかし、そのような先入観なしで読めば、それほど古い作品とは感じられない。古臭い描写が全くないわけではないが、時事ネタや当時の風俗は最小限に抑えられており、現在読んでもそれほど違和感なく楽しめる。   ストーリーは子供向けの推理小説らしく、過激な描写は控えられている。公園に設置されている歴史的遺物の大砲を利用し、相撲部屋に大砲の弾が打ち込まれるという事件から始まり、石見銀山の砒石を利用した毒殺未遂事件へと展開。さらに、町内に住む老作家、矢雲宗達が連載している小説のストーリーと同じ内容で事件が進むことが明らかになる。  その後、弱小相撲部屋「大波部屋」の一人娘が誘拐される。身代金は800万円で、「使い切ったら娘を返す」という犯人の前代未聞の指示がユーモラスだ。町内から出ることなく800万円を浪費せよという要求に応え、大波部屋の人々は寿司屋『五郎兵寿司』で食事を続けることになる。   事件の真相は、興東商事の沢村社長が、自分の隠し子である『五郎兵寿司』の木瀬修蔵を援助するために仕組んだものだった。老作家矢雲宗達の作品の話題作りを兼ね、死人を出さないよう細心の注意を払いながら、結果的に木瀬修蔵を支援するために計画を進めていく展開である。   文章が巧みで、話の構成も見事。馬鹿げた内容だが、単なる「バカミス」ではなく、よく練られたユーモア作品に仕上がっている。ミステリとしての完成度は高くないが、時代背景や子供向けゆえの軽さを考慮しても、非常にうまい小説だと感じさせる作品である。評価は★3。

Posted byブクログ

2014/09/29

ミステリ、コメディを手がかりにチョイスしました。シリーズものなのも魅力。 正直に、面白いの一言でした。ミステリ的な側面が弱いとも感じましたが、んなこたどうでもいい、と思わせてくれるキャラクターとドタバタ展開。立て続けに起きる事件の中で、一喜一憂する下町衆のやり取りの面白さがとにか...

ミステリ、コメディを手がかりにチョイスしました。シリーズものなのも魅力。 正直に、面白いの一言でした。ミステリ的な側面が弱いとも感じましたが、んなこたどうでもいい、と思わせてくれるキャラクターとドタバタ展開。立て続けに起きる事件の中で、一喜一憂する下町衆のやり取りの面白さがとにかく読ませる作品です。 よく見ると1979年の発表。全く古くならないこの雰囲気はすごい。

Posted byブクログ

2011/07/04

帯に「ラクゴチック・ミステリ」とあるが、まさにそんな感じ。舞台は両国、下町の威勢の良い会話の応酬、ボケ・ツッコミが入り交じる主人公の高校生三人組…と、軽快なタッチでユーモア交えながら描かれてて、私はこの作品の世界観、好きですね。落語好きならオススメ。 随所で披露される相撲蘊蓄も(...

帯に「ラクゴチック・ミステリ」とあるが、まさにそんな感じ。舞台は両国、下町の威勢の良い会話の応酬、ボケ・ツッコミが入り交じる主人公の高校生三人組…と、軽快なタッチでユーモア交えながら描かれてて、私はこの作品の世界観、好きですね。落語好きならオススメ。 随所で披露される相撲蘊蓄も(相撲について詳しくないので)面白かった。 下町ミステリなので扱うのは大それた事件ではなく、ご近所騒動ぐらいのノリですので、ひょいっと軽く読んでわははと笑って楽しんだもの勝ちですな。

Posted byブクログ

2009/10/04

両国を舞台にその雰囲気や人を書きたかったんだな、というのはよく分かりました。読書に縁がない高校生が書いてるような文体は狙ったのかそういうふうにしか書けなかったのか。全て解決しても、大したミステリではないんですよね。つっこみどころも多数。・・・なんだけどこのノリ結構好きです。その土...

両国を舞台にその雰囲気や人を書きたかったんだな、というのはよく分かりました。読書に縁がない高校生が書いてるような文体は狙ったのかそういうふうにしか書けなかったのか。全て解決しても、大したミステリではないんですよね。つっこみどころも多数。・・・なんだけどこのノリ結構好きです。その土地の人じゃない人が想像する典型的な江戸っ子、下町。なんじゃそりゃ、と思いつつも笑ってしまうしょうもない事件の数々。可笑しいと思って読んだもん勝ちな作品です。

Posted byブクログ

2009/10/04

下町青春ミステリ。 事件自体は面白いし、展開も非常にさくさくしていて楽しめる。 ただ、事件の解決はどうなんだろう。かなり微妙な気もするが。 まあ、ジュブナイルであるということを考えれば十分かもしれない。

Posted byブクログ

2009/10/04

少年少女向けのミステリーだと思います。…事件の流れなど非常にユーモラスです。読了後、本を投げつけてしまったのですが…文庫本。

Posted byブクログ

2009/10/07

何より雰囲気が良い。相撲取り、美人の芸者や気風の良い鮨屋に威勢の良い植木屋ら、いわゆる「江戸の街並み」が軽快なタッチで描かれている。落語家が出てこないのが不思議なくらいだ。

Posted byブクログ