世直し大明神 の商品レビュー
ほっとする1冊だった。大塩平八郎の乱から17年後と言うから1850年頃の江戸時代、むすめ飛脚人まどかの活躍。同じ江戸を舞台にしていても山本一力とはまた違う江戸の町。こちらのほうがテレビ向きなのだろう。2005・10・29
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随分時期が外れたが,うまく繋がったね〜まどかは,父から何あったら頼れと云われた人を深川に訪ね,父が水戸藩の大日本史編纂のために諸国を巡り,諸本を集めていた役であることを元同僚から知る。その中,大地震が発生。父の同役・五郎右衛門は潰れた家の下敷きとなって死亡。大塩平八郎から返された...
随分時期が外れたが,うまく繋がったね〜まどかは,父から何あったら頼れと云われた人を深川に訪ね,父が水戸藩の大日本史編纂のために諸国を巡り,諸本を集めていた役であることを元同僚から知る。その中,大地震が発生。父の同役・五郎右衛門は潰れた家の下敷きとなって死亡。大塩平八郎から返された本を巡って,芥取改役の暗躍が絡み,父・音蔵が窮地に立たされる。まどかと清太郎の機転で救われ,二人の縁談が進む〜「安政の大変」で書けなかったことをちらほら鏤めている。前作は1998年で,NHKのドラマの原作となったらしいが,上手に繋げて完結させた。ありえね〜って偶然はフィクションだから許そう。それにしても古い紙が好きなんだねえ
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