いつもの道、ちがう角 の商品レビュー
不思議な感触の短編集。 すっと読んで、世界に入り、読み終えると、「おや?」とすこしぞっとする。そんな短編の数々。 こういう何ともいえない味わいの小説、とても好きです。
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【本の内容】 越してきて間もない街。 初めて曲がった角の向こうで、いつしか「私」は奇妙にねじれた世界に足を踏み入れていた(「いつもの道、ちがう角」)。 気に入ったものたちを、そのままの姿で永遠に保存したい―一人の男の歪んだ欲望が招いた悪夢(「琥珀のなかの虫」)。 ある環境団...
【本の内容】 越してきて間もない街。 初めて曲がった角の向こうで、いつしか「私」は奇妙にねじれた世界に足を踏み入れていた(「いつもの道、ちがう角」)。 気に入ったものたちを、そのままの姿で永遠に保存したい―一人の男の歪んだ欲望が招いた悪夢(「琥珀のなかの虫」)。 ある環境団体が行っていた恐るべき儀式とは?(「窪地公園で」)。 読む者を夢幻世界に誘うダーク・ファンタジーの傑作7編。 [ 目次 ] [ POP ] 7つの短編は、留守の間に部屋の雰囲気が変わっているような、平らな道の上にいるのにぐらついているような、いわれのない不安とずれを感じる作品たちだ。 そして、そこにはヒヤリとさせる怖さと置いてきぼりにされたような心細さが潜んでいる。 どれも他愛のない日常のひとコマであるのに。 “だからなんのなのよ ”とも言える。 けれど、理由のないものほど人を不安にさせるものはない。 特に「裏庭には」という作品に心惹かれた。 独り暮らしの大学生が住むアパートの隣の家の庭についての顛末だが、用意された結末の間から見え隠れする、“わけありな”真相を考えると怖くなって急いで本を閉じてしまった。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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怖い ぞくぞくする そんな短編集 なんか不気味な感じで 話が進んでいって 最後に「うわぁあああああ」 って鳥肌立つ感じ。 面白いけど。
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奇妙な味の物語短編集。個人的にこういうのは大好き! 「琥珀のなかの虫」とか「厄介なティー・パーティ」とか、ラスト一行でぞわっとくる作品がかなり好み。たしかにこれが真相……とは限らないだろうけど、いやそうなのか? という曖昧な恐怖感がたまりません。 「麻疹」もいいなあ。どういう話な...
奇妙な味の物語短編集。個人的にこういうのは大好き! 「琥珀のなかの虫」とか「厄介なティー・パーティ」とか、ラスト一行でぞわっとくる作品がかなり好み。たしかにこれが真相……とは限らないだろうけど、いやそうなのか? という曖昧な恐怖感がたまりません。 「麻疹」もいいなあ。どういう話なんだろ、いったいどういう展開になるんだろ、とはらはらどきどきさせといてこのオチ! いや、これはこれで妙に爽快。
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その先を想像におまかせします、というような終わり方をされる小説でした。 具体的に何が、と書かれているわけではないんですが、え、嘘、この人なんじゃないの?と思うようなことが最後に出てきて、少しだけドキッとしました。 ただ、全部が全部この調子だったので、少しだけ物足りない感じが残りま...
その先を想像におまかせします、というような終わり方をされる小説でした。 具体的に何が、と書かれているわけではないんですが、え、嘘、この人なんじゃないの?と思うようなことが最後に出てきて、少しだけドキッとしました。 ただ、全部が全部この調子だったので、少しだけ物足りない感じが残りました。けど、他の小説ではあまり見られないので、新鮮でした。
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・短編集。ちょっとホラー系のお話を集めてあるようです。すごく怖いわけではないのだが、読み終わって少ししてからぞぞっとするような感じでした。
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