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世界中が雨だったら の商品レビュー

3

94件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    23

  5. 1つ

    4

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2015/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

市川さんの短編小説。 まぁ、いわゆる市川調な感じの小説ではなかったけど、でもそれが反って新鮮だったよ~。 義父を殺してしまった少女と、その少女に恋におちた少年の話『琥珀の中に』 苛められてた少年が意を決して、苛めた級友に殺される処置をとる話『世界中が雨だったら』 二人の女性を殺めてしまった男が死体を乗せて車で遠出をする話『循環不安』 どれも、市川さんのお得意の『愛』というテーマにはちょっと程遠い『死』と『生』をメインにした3つの短編になってます。 3つの中でどれが一番いい。 とは決められない。。。どれも同じくらいダークで、同じくらい重厚な感じの話になってる。。。 ちょっとミステリってぽい感じもするかな~。 でも、なんか、こんな話なのに、読後感がしっとりするのは、やっぱり市川さんならでは。だよね~。

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2012/11/15

この人の文章ってこんなだったかな。タイトルで選んだからもう少し明るい小説を期待してたから、びっくりというか。 胸がそわそわそわそわした。闇とか死を含んだ不気味とも思えるストーリーなんだけど、でもその主人公たちは残酷ながらも優しい心の持ち主ばかりで、気持ちがわかってしまうところがこ...

この人の文章ってこんなだったかな。タイトルで選んだからもう少し明るい小説を期待してたから、びっくりというか。 胸がそわそわそわそわした。闇とか死を含んだ不気味とも思えるストーリーなんだけど、でもその主人公たちは残酷ながらも優しい心の持ち主ばかりで、気持ちがわかってしまうところがこわかった。

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2013/06/20

3編中2編(世界中が雨だったら・循環不安)は読んだ事があった。 作者のHPで公開されていた時かな。 循環不安はずっと心に残っていて、好みの話じゃないのに再度手に取ってしまった。 彼の行く末が気になって、またいつか読んでしまいそう。

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2012/09/12

琥珀の中に 世界中が雨だったら 循環不安 の3編からなる。 どの話しも死がキーワードとしてあり、後味の悪い終わり方(すっきりしない) タイトルにもなっている、世界中が雨だったら は、姉と弟の関係が素敵で、良かった。

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2012/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何て言うか・・病んでる。 3話とも死が出てきてあまり気持ちのいい話ではなかったかな。 ただ、人間の弱い部分と言うか、弱者の心の弱さとかが丁寧でリアルな描写であった所と、 言葉のセンスやつながり、世界中が雨だったら、の前後の雰囲気が綺麗で、 あれは映像ではなく文章ならではの世界だから読んで良かったなと思いました。

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2012/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

クラス中の男子を魅了していた深沢真紀は、ある日を境に急激に太りはじめた。 まわりが関心を失うなかで、ぼくは彼女を愛していた。 ふとしかきっかけで彼女と親密な関係になり、知ってしまった事実。 愛していたからまだ17という未熟さや純粋さで、彼女に言葉巧みに飲まれた秋から冬にかけての出来事。 3つの短編集。 著者ってネットで小説載せてたのがきっかけなんだね。 なんか、独特だなあー。 今、会いに行きます、同様、3編とも人が死ぬ話。 ミステリー系が少し含まれるのかなぁ、恩田陸みたいな感じだけど、よくわからない)^o^(

Posted byブクログ

2012/06/25

三つの短編から構成され、二話目の著が代表名らしい!…それぞれ凄くナイーブな話が続き、心の葛藤を綴るのだが、、個人的には…?で終わった感じf(^_^)

Posted byブクログ

2012/12/17

本の表紙から抱いたイメージのまま読み始めたので、予想外の話の展開で驚きましたが、物語として面白かったです。 市川さんらしい透明感のある雰囲気はありながらも、やはり怖さを感じる3つのお話。 あまりにハラハラして一気に読み干しましたが、共通して切なさと重たい感情が残りました。

Posted byブクログ

2012/02/20

読後に読まなきゃよかったと思うことはわかりきっているのに読んでしまう本がある。乙一とか。これもそれだった。 すっごくあまーーーい恋愛小説がよみたかっただけなのに!怖くて寝られない!もう!

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2012/02/07

「いま会いに行きます」「その時は彼によろしく」が良かったので、読んでみた。 この人の持ち味は、この両作品にもあるような、非現実がちょっとだけ混じった現実、という感覚だと思う。短編ではその「非現実」がどーしても濃くなってしまって、ただの不気味な話になってしまう。持ち味が活かされない...

「いま会いに行きます」「その時は彼によろしく」が良かったので、読んでみた。 この人の持ち味は、この両作品にもあるような、非現実がちょっとだけ混じった現実、という感覚だと思う。短編ではその「非現実」がどーしても濃くなってしまって、ただの不気味な話になってしまう。持ち味が活かされない。 つまんないわけじゃないけど、へぇそうですか的な話ばかり。

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